弁護士川原俊明のブログ

川原総合法律事務所の弁護士活動日記

大阪府知事選挙を、芸能人の人気投票にするな

2007-12-11 21:35:07 | 日記・コラム

太田房江知事の突然の不出馬を受けて、各党の知事候補者選びが、難航しています。
その中で、ある政党が、某タレント弁護士を擁立するのではないか、との報道もあります。
太田知事就任の背景には、横山ノック前知事の醜態があったことを忘れられません。
大阪では、吉本などお笑い系のタレントが人気を呼び、お笑いタレントがトップ当選しました。
ノリで投票する大阪人の多いこと。大阪人らしいといえばそうなのでしょうが、擁立する側の政党にも問題があります。
参議院議員選挙のときもそうでした。選挙のたびに、集票効果をねらって、各党が、タレントの擁立を模索します。
たしかに、テレビ全盛の今の時代に、マスメデイアを通じて顔が売れている候補が、何かと有利なのは良く理解できます。
しかし、政治は、公共のものです。
世界を考え、国全体を見据え、地方自治の発展のため、あるいは生活環境改善のため、公共の目的のために行うものです。
政党は、そのような志を持った人材を擁立すべきであり、安易な票集めの観点から人材を選ぶものではありません。
 大阪弁護士会でも、役員の選挙活動が始まろうとしています。
 どのような選挙でも、人材こそ選抜の基準にすべきです。


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1 コメント

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その前に制度の見直しを (被差別国民)
2008-07-11 16:32:38
 小選挙区制に移行して以前と何が変わりましたか?政治家の資質が上がったのなら、まだ一部の理解は出来るけど、政治家の質の悪さ、時代にそぐわない諸制度の改悪など、日本は末期的症状から何一つ良くなっていない。
 大体選挙に莫大な資金がかかることすらおかしいでしょ。立候補者の告知は街頭演説など不要で、NHK、民放に拘わらず、公平な紹介をする。自治体が理候補者のプロフィールを公平に告知する義務を持てば、人は活かせるんです。
 日本社会は一度の失敗が致命傷になることが多すぎるし、選挙も同じで資金力がないと優秀な人も立候補してプロフィールを周知できない。
 こんな簡単なことすら理解出来ないのか?あるいは既得権益者の妨害なのか?優秀な人すら腐らせる社会です。何せ日本は宣伝車上で土下座して当選する国です。バカバカしくて真剣に思考する人も居ないでしょう。
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