太田房江知事の突然の不出馬を受けて、各党の知事候補者選びが、難航しています。
その中で、ある政党が、某タレント弁護士を擁立するのではないか、との報道もあります。
太田知事就任の背景には、横山ノック前知事の醜態があったことを忘れられません。
大阪では、吉本などお笑い系のタレントが人気を呼び、お笑いタレントがトップ当選しました。
ノリで投票する大阪人の多いこと。大阪人らしいといえばそうなのでしょうが、擁立する側の政党にも問題があります。
参議院議員選挙のときもそうでした。選挙のたびに、集票効果をねらって、各党が、タレントの擁立を模索します。
たしかに、テレビ全盛の今の時代に、マスメデイアを通じて顔が売れている候補が、何かと有利なのは良く理解できます。
しかし、政治は、公共のものです。
世界を考え、国全体を見据え、地方自治の発展のため、あるいは生活環境改善のため、公共の目的のために行うものです。
政党は、そのような志を持った人材を擁立すべきであり、安易な票集めの観点から人材を選ぶものではありません。
大阪弁護士会でも、役員の選挙活動が始まろうとしています。
どのような選挙でも、人材こそ選抜の基準にすべきです。
大体選挙に莫大な資金がかかることすらおかしいでしょ。立候補者の告知は街頭演説など不要で、NHK、民放に拘わらず、公平な紹介をする。自治体が理候補者のプロフィールを公平に告知する義務を持てば、人は活かせるんです。
日本社会は一度の失敗が致命傷になることが多すぎるし、選挙も同じで資金力がないと優秀な人も立候補してプロフィールを周知できない。
こんな簡単なことすら理解出来ないのか?あるいは既得権益者の妨害なのか?優秀な人すら腐らせる社会です。何せ日本は宣伝車上で土下座して当選する国です。バカバカしくて真剣に思考する人も居ないでしょう。