江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

勤労者短観

2010年01月14日 | 労働・経済
連合総研は勤労者の仕事と暮らしに関する意識調査を2001年から年2回定期的に実施しています。
2009年10月実施の第18回「勤労者短観」調査結果の概要が発表されました。

1年前と比べて賃金収入が減った人は41.5%(過去最高)
失業不安を感じている人は28.3%(過去最高)
仕事に不満を感じている人は47.2%(過去最高)
生活に不満を感じている人は47.0%(過去最高)

といった最悪の数字が並びますが、悪い数値の代表格が40代の男性です。
仕事に不満は60.3%
週総労働時間60時間超は21.5%
賃金・処遇に納得性がないという人60.3%

長時間労働で、処遇に不満で生活も不満、さらに雇用不安を感じているとあっては、まさに労働組合の出番です。
まもなく2010春闘が始まります。
厳しい環境下ですが、株主重視とハッキリ決別するとともに、働き方の見直しに労使が真剣に取り組む春闘にすべきではないかと考えます。

なお調査は労組の有無に関係なく、民間企業雇用者を対象に実施されました。
詳しくは連合総研HPを→http://www.rengo-soken.or.jp/

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