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映画界の訃報が続く

2018年04月17日 | ★毎日の悲喜
昨日は、映画界の訃報が続き、
ちょっとしんみりしてしまいました。


ひとつは、
『カッコーの巣の上で』(1975年)と『アマデウス』(1984年)で
アカデミー監督賞を2回受賞した名監督、
ミロシュ・フォアマン氏が、86歳で亡くなりました。


私は上記2作品は割と好きで、何回か見ました。
特に『アマデウス』は公開当時、
世界中でモーツァルトの一大ブームを引き起こし、
日本ですら、猫も杓子もアマデウス、アマデウスと
それはもう大変な騒ぎだったのが
今も鮮明に思い出されます。


私のように、クラシック音楽やモーツァルトに疎い人にまで
モーツァルトの上の名前の
ヴォルフガング・アマデウスが浸透したのは
この映画のおかげでしょう。


『カッコーの巣の上で』は、辛くなる映画でした。
精神病院で問題を起こし、ロボトミー手術を施され
廃人にされたジャック・ニコルソンの姿が、
電気ショックを与えられた後で
廃人のように何日も寝たきりになっていたという
私の父とダブってしまい、胸が苦しくなりました。


ほかにも、ポルノ雑誌『ハスラー』創刊者の半生を描いた
『ラリー・フリント』(1996年)も
なかなか興味深くて面白かった。


監督の作品は、
何度も繰り返し観て楽しむ作品ではなかったですが、
人間の本質に深く切り込んだ重厚なテーマを含むものが多く、
考えさせられることが多かったように思います。
監督の作品をご覧になったことがない方は、
一度はご覧になる事をお勧めします。



もう一件の訃報は、
『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍曹役で有名な
ロナルド・リー・アーメイ氏が、74歳で亡くなりました。


これは、ものすごくショックでした。
私はキューブリック監督作品の『フルメタル・ジャケット』の
ハートマン軍曹が登場する前半部分が大好きで、
昔はDVDも持っていたので、
前半だけを繰り返し繰り返し観ては、
ハートマン軍曹の鬼気迫る演技に見惚れていました。


それもそのはず、アーメイ氏は
映画に出る前は、本物の海兵隊の軍人だった人で、
実際に海兵隊の訓練教官を務めた経験もあり、
当初、訓練教官役の俳優に演技指導をするため
撮影に呼ばれていたのですが、
その見事なお手本が気に入った監督に
教官役に大抜擢されたのでした。


超完璧主義で、
撮り直しを連発するので有名だったキューブリック監督が
アーメイ氏が罵詈雑言をまくし立てるシーンに関しては、
ほぼすべて、一発でOKを出したとのことです。


いろいろ思い出して、また観たくなってしまった。
DVDを手放したのが悔やまれます。


10代から40代の頃、
映画は私の大きな気晴らしであり、癒しでした。
最近の映画は、CGなど特殊技術に凝り過ぎ、
視覚的なものばかりに重きを置いているように感じて、
すっかり離れてしまいましたが、
昔観て好きだった映画は、きっと一生好きだと思います。


好きだった作品に関連する方が
亡くなっていくのは寂しいものですね。
素晴らしい作品を遺してくださった
おふたりのご冥福を心からお祈りします。






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