落ち着かない毎日です。
震災の被害は日に日に明らかになってきますし、福島原発は予断を許しません。
天気も寒く、被災者の方々の健康が案じられます。
そんな最中にも、活動を行っている自分にも正直疑問を覚えたりもします。
この大変な状況を伝える報道に接しておられるところに、訪問していいものだろうか？
もっと被災者のための活動に力を入れるべきではないのか。
ある方から言われました。「選挙に使うお金があったら義援金に回したら！」
ちょっと堪えるところもあります。
まちには、県議選の公営掲示板も建ちました。
しかし、今こそ政治の力が必要ではないでしょうか。
もちろん政局や政争は不要です。
みんなの声、みんなの知恵、みんなの想いを結集してこの難局を乗り越えなければなりません。
絶対に乗り越えられない障害はありません。
そう考えて活動し続けます！
今日も晴れたり、雪が降ったりと不順な天候です。
しかし、地域の声を伝え、地域を国を強くする政治にしなければなりません。
みんなの安心安全、生命を守ること。
そのための政治、信念をしっかりもって頑張ります。
＞もちろん政局や政争は不要です。
＞みんなの声、みんなの知恵、みんなの想いを結集してこの難局を乗り越えなければなりません。
野党からの発言には、民主党の無策ぶりをどかしく感じながらも、今は政争を避けて、政府に協力しようと自制心を必死で働かせているのが伺えます。
「我々が首相の足を引っ張ることがあってはならない」 自民党・谷垣総裁が全面的な協力を表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110317-OYT1T00624.htm
ツイッターやブログを見ても、野党議員からは、民主党政府の顔をつぶさないように、配慮する発言が多く見られます。
例えば、自民党の佐藤正人参議院議員（元陸上自衛官化学科隊員、所属放射線取扱主任者第1種免許を保有）は
"今回の災害で苦しんでいる被災民方々、政府は絶対に皆さんへの支援を打ち切ったりしません。佐藤も早く現場に行きたいところですが、野党と言う立場で、制約もありますが、東京に残り、可能な限り政府に提言や申し入れを行い、県民の方々に安心と希望を送り続けたいと思います。"
仙石氏の官房副長官起用にも、石破茂政調会長は「持てる力が最大限に発揮され、一人でも多くの人が救われる結果となることを期待している」とコメントし、とりあえずは批判を控えています。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_202215
一方、民主党議員の発言には、政府の対応に対して、傍観者のような応援、第三者的な評論や批判が見られるのはなぜでしょう。
例えば、原口一博衆議院議員
"どう考えてもおかしい。停電をする根拠となるデータを開示するように求めました。"
政府はダメだけれど、自分は違うとアピールしたいのでしょうか。
明らかに民主党には、この災害に対処するための経験が不足しています。
昨年、宮崎県の農家が口踵疫に襲われたときも、口踵疫の対応経験のある自民党がノウハウの提供を申し出たのに、民主党はメンツにこだわって拒否し、そのことが、被害拡大の一因となりました。
今回の震災でも、民主党が何も野党から学ぼうとしなければ、民主党はいつまでも進歩しません。
瀧さんご自身は、民主クラブの辻本勉市議と一緒に橋本市長に要望書を提出した以外に、難局を乗り越えるために、他党議員の知恵を借りるためのアクションは起こしましたか？
地方選挙目前の微妙な時期ですから、色々難しいこともあるのでしょうが、実際に知恵を借りる行動を起こさなければ、新しいノウハウを獲得し、蓄積することができませんから、橋本市が災害に襲われたときも、瀧さんを頼りにできないことになってしまいます。瀧さんは善意の方だと思いますが、それでは残念です。
ところで、義捐金の送り方ですが、グラビアアイドルの方が提案したATMのあるコンビにから送るという方法が、便利で簡単だと話題になっているのをご存知ですか。橋本市にあるコンビニからでも、この方法が使えるのではないかと思うのですが（もしダメだったら、ごめんなさい）。
ttp://ameblo.jp/tada-asami/entry-10830603917.html
"与党から、与野党党首で現地視察をなどという意見が出たそうだが、救援活動の邪魔になるだけだ。政治指導者は、中央できちんとリーダーシップを発揮し、最善の人命救助・復興策を考えるべきだ。この期に及んで、まだ政府民主党はパフォーマンスを考えているのか。"
"在沖縄米海軍が、患者搬送のため、出動準備をしているのに、日本政府から在日米軍に要請がないとのこと。暖かい沖縄で、寒い被災地の患者を受け入れてあげたい。政府は迅速に動くべきだ"
"患者搬送について、在日米軍はスタンバイしているのに、日本政府から要請がこないとのことです。これでは、建設的な提言をしても意味がありません。野党であることの虚しさを感じます。"
"自衛隊を軽蔑した仙石氏を官房副長官にするような人事をする暇があったら、既存の官僚組織をフル稼働させる方が先決。自衛官も、警察官も、消防も、海保も現地の皆も頑張ってくれていますし、役人は優秀です。問題は、それを指揮命令する政治家の資質。"
ttp://twitter.com/masuzoeyoichi
"原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る"
東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が１７日明らかにした。
・・・
政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。
ttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm
2011.03.16 菅首相の現在の動きでは事態の収拾、今後の復興は見込めない
ttp://www.youtube.com/watch?v=JjHoqEmOacU
こんな危機的状況でも、政局重視で、謀略を仕掛ける民主党に、嫌悪を感じます。
3月19日の読売新聞は、
"首相、谷垣氏に入閣を要請・・・「大連立と同じ」と拒否"
と報じましたが、後にこれは全くの事実無根と否定されました。
自民・谷垣総裁、入閣打診「ない。あっても応じない」
"・・・その上で谷垣氏は「われわれは災害対策と原発災害で協力を惜しむつもりはない。すでに与野党の協議会を提案し設置した。だから菅さんには全力をあげて今の対応に取り組んでほしい」と述べた。すでに首相側が谷垣氏自身に入閣を打診しているとの見方についても「全くそういう事実はない」と否定した。
谷垣氏周辺も「事実無根だ。こうした官邸の動きは大変、謀略的だ」と批判。「非常時に政局的な動きを仕掛けるヒマがあるのか。自分たちで対応できないなら政権を明け渡すべきだ」と語った。
一方、公明党幹部も１８日、産経新聞の取材に対し、「ほとんど倒れかかっている菅政権に１人、２人が入ってどうなるのか。力をふるえないまま政治責任を負わされるだけになる」と指摘し、野党幹部の入閣は好ましくないとの見方を示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110319/stt11031911330000-n1.htm
世耕弘成 @SekoHiroshige
「谷垣総裁、大島副総裁に入閣要請」との報道がありますが、全くの事実無根。何の要請もなかったとの事です。
谷垣総裁は「謀略的ガセネタ」と激怒してます。誰が流したのか不明ですが、我々が全力で協力している中、酷い話です。
佐藤正久 @SatoMasahisa
先程、中曽根参議院会長が自民党災害対策本部を訪れ、民主党から谷垣氏に原子力担当大臣、
大島氏に震災担当大臣を依頼したとの報道はガセネタ。一切、依頼されていないと谷垣総裁が言われたとのこと
－－－－－－－－－
ガセネタだと知らなければ、最初の記事の見出しから、「民主党はこの難局を乗り越えるために、与野党結集しなければならないと決意し、ポストまで用意して迎えようとしているのに、それを拒否するとは、野党は協力する気がないのだ」と思い込む人もいるでしょう。
そう思い込んだ人が多ければ、野党側は後で本当に入閣を要請されたら、拒否しづらくもなりますね。
そうしたら、野党には、原発と震災という最も過酷な仕事を押し付けて、民主党はボランティアや復興支援を担当して、利権はしっかり独占する魂胆ではないのでしょうか？
この件に関しては、公明幹部の「ほとんど倒れかかっている菅政権に１人、２人が入ってどうなるのか。力をふるえないまま政治責任を負わされるだけになる」という見方に同意します。