虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

南アフリカ優勝・ノートライ決着~ラグビー・ワールドカップ

2007-10-21 09:47:40 | ラグビー
また寝過ごした。なんのために休みにしたのか…というところだったが、仕事があったらビデオ見ずに出かけなければいけなかったのだから、まあ良い。
ハンパな時間に目が覚めて、ニュースなど見ていて、もう一時間だけ寝よう…としたら、アラームが枕に隠れてしまったわけだ。

数年前にダービーのパドック見ながら眠りこけて、起きたら表彰式……ということがあったのを思い出した。今はダービーの日でもどうでもいいけど。


部屋を真っ暗にしてカーテンを引いて、ビデオの早送りもなし。
生だ生だと思い込んで見た。
にちゃんの実況が見れなかったが、かえって集中できてよかったかも。

まずナショナル・アンセムのところで興奮が高まる。
思わず検索。世界の国歌
今度、歌えるように覚えようかしら。


派手な服を着た観客の乱入があったりしつつ…

ノートライ決着。
半分は堅い試合運びの南アフリカにもあるが、イングランドの守備の良さ……に責を負わせるのもあれだと思うが、イングランドの絡む試合はドキドキするけど爽快な面白さがない。
かの国の天気のようなものか。

唯一のトライ、と呼べるものは後半最初のころのイングランドにあった。
いつも南アフリカが緩む時間。パスが乱れたのが幸いしてテイトの一気突破。一度止められて再び回して左隅へ。
現在の完全にシステマチックになり計算し尽されたラグビーで「乱れた時こそトライチャンス」の典型的なシーンだった。守る側にも計算外なボールの動きをするからだろう。

ビデオ判定で覆ったが、正直あそこまで厳密にならなくても良かったとは思う。レフェリーの裁量でトライにして良い範囲。
しかし、前半の終了間際の南アフリカのトライ・チャンスで、反則して3点で逃げたんだから、バランスは取れているかな…とは思ったが。

結果、南アフリカがリードされてガムシャラに攻めに回ることもなく。
また得点差が9点に広がった後は、イングランドは攻めても計算通りにトライする力はなく、南アフリカは全く無理をしなくなった。


今大会通して、センターライン付近の遠いペナルティを、みんなゴール狙ってきた。
ここはタッチキックを蹴ってマイボールにしてトライを狙う…あるいはさらに良い位置のペナルティを獲得する、という選択肢があるのだが、全くと言っていいほど見られなかった。
四年間試合を積み重ねた中での期待値で、「ともかく3点狙い」という選択肢が優勢になった?

しかし、今日の南アフリカなどマイボール・ラインアウトは100%獲得だったしリードしてまだ浅い時間帯という状況では、賭ける価値の方があったように思う。
早期敗退のニュージーランドなんかもそうで、攻撃力のあるチームは3回のチャンスを攻めて7点の方が、3回蹴って2回成功して6点より、はるかに有利だったと思うし、実際にそれで星を落としている。
しばしばキックの成功率は2/3に到達しなかったこともある。
また対戦相手にしても防御の選択肢が狭まって、攻め続けられることによって防御網に綻びが出ることを防げたのではないだろうか?
正直、一言で自滅の道。


それも、またここでルールが変わってくるのでどう変わってくるか。
もちろんトライの取りやすい、守りにくい形にしていくつもりのようだ。
しかし、かなり違う…というかオーストラリアで人気のラグビーリーグっぽいルールで、ラグビーの質に影響を与えるような改正という印象。
まだ決定前だが、さてどういうところに落ちるか。


なんか試合のことはちっとも語っていない気がするが。

緊迫した蹴り合いでした。

これで終わっちゃうからね。
だって、あの小林深緑郎さんが涙を流さないんだから。


エリスカップはふたたび南アフリカへ渡る。
さあ次はニュージーランド大会。
4年かぁ
…とりあえず次はトップリーグを適当に見て、高校ラグビーを待ち
ハイネケンカップの決勝を楽しみに、かな。