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ロスプーマス! 予選プール終了

2007-10-01 06:00:18 | ラグビー
ラグビー・ワールドカップ、予選プール終了

9月30日(日)
プールD ○フランス vs. グルジア 64-7
プールD アイルランド vs. ○アルゼンチン 15-30
プールA ○南アフリカ vs. アメリカ 64-15

最後の一日、立て続けの3試合。最後は真夜中、というか夜明けごろ。
予想通りフランスが勝ち点5の快勝間違いなしという前半を見届けて少し仮眠…と思ったが、やはり目覚めると3試合目が始まっていた。
こちらも予想通り南アフリカ波乱なしというムード。
情報遮断して、生気分でアルゼンチンとアイルランドの大一番をビデオで観戦した。

最終戦を快勝したフランスと、当事者のアルゼンチン、アイルランドで予選通過を争い、また1位と2位で、決勝トーナメント初戦の相手が天国と地獄にも分かれる一戦。アルゼンチンが圧倒的有利で仮に負けても勝ち点1点でも取れば(ボーナスポイント→4トライor7点差以内の敗北)1位通過。アイルランドは8点差以上つけた上で、4トライボーナスまで貰ってようやく予選通過だよ…という厳しい戦い。
まあ、これまでを見て1位アルゼンチン、2位フランスで収まる公算が高いが、アイルランドの意地で波乱があるやなしや? というのが見所。


いや、ロスプーマスは素晴らしかった。
ロスプーマスはアルゼンチン・チームの別称、愛称。

あんまり良かったんで。アルゼンチンの歴史をザッと勉強してしまった。こういう時こそViva! wikipedia!

さすがはサッカーの国という足技。それに空間把握能力に状況判断能力が優れていると思える場面がたびたびあった。攻めるべきか、キックか突破か。あるいは留まって味方を待つ場面か……絶妙。
そして低いタックルによる堅いディフェンス。今大会で初めてトライを奪われ、そこはさすがアイルランドの意地というべきだが、日本がやっていた、あるいはやりたい、標語のように言われていた「低いタックル」。足首に入って足を止めるタックルが凄い。出足も早い。これで体格的に劣っているわけではないのだから、相手はなかなか突破できない。フランスのノートライも納得だ。

そしてスタンドオフのエルナンデス
村上、小林 深緑郎両解説者も絶賛していたが、独特の回転をかけたキックが、やはり状況判断も素晴らしく味方を前に進ませ、この試合で右2本左1本とまさに自在のドロップゴール。
イングランドのウィルキンソンのドロップ・ゴールとはまた雰囲気が違う。特にチームとして展開の面白さを兼ね備えている点が大きく違う。それでいて、相手の気持ちを奈落に突き落とすかのうよな、脱力感を誘う、反撃意欲を削ぐというようなドロップゴールの嫌らしさもしっかり健在というのだから、本当にタチが悪い(褒め言葉)。

まずはスコットランドと当たって(これはまず勝って南アフリカかな?)いくわけだが、深緑郎さんが思わず漏らした「2位通過でオールブラックスと当たるところを見たい」というのは、ラグビーファンとしての偽らざる心境か。

ワラビーズ(オーストラリア)との対戦も見たいし、フィジーあたりとの対戦も…決勝がリーグ戦だったらなぁ…と思わずにはいられない楽しいラグビーであり、また新興勢力が勃興していくまさにその時という楽しさ。
リーグ戦なんかにしたら、さらに二ヶ月かかってしまい無理なのは分かっている。
しかし。うーんモッタイナイ。


決勝トーナメント準々決勝組み合わせ
10月6日(土)15:00日本21:45 J sports Plus
オーストラリアプールB1位 vs. イングランドプールA2位 マルセイユ

10月6日(土)21:00 日本27:45 J sports Plus
AbsプールC1位 vs. フランスプールD2位 カーディフ

10月7日(日)15:00日本21:45 J sports Plus
南アフリカプールA1位 vs. フィジープールB2位 マルセイユ

10月7日(日)21:00日本27:45:J sports Plus
アルゼンチンプールD1位 vs. スコッツプールC2位 サンドニ