虎(黄にゃんこ)と馬と猫

競馬とタイガースと時たまねこのお話

東京家族

2009-03-28 18:53:46 | 読書日記(映画)
「東京家族」山崎沙也夏

素材とふくらませやすそうな設定の割に、なんか達観しすぎた主人公で肩すかし

「モーニング」連載の「シマシマ」が話題になった勢いで文庫を買ったが、間もなく売却候補に…て古本屋がまた閉店?

日本WBC連覇

2009-03-24 14:46:27 | タイガース(プロ野球)
原監督や山田コーチに言いたいことは山ほどあるけど、最高の投手陣
最高の選手たちでした


お互いにしか負けていないような組み合わせ
大会システムにも文句はあるけれど、最高の決勝戦でもあったと思います

新・猫泉

2009-03-16 15:53:16 | ねこ
久しぶりに、こっちにきて初めてたくさんの猫溜まりを発見
4匹おりますが、見えますかな?

 ∧ _∧
(´.ω.)

サイキック青年団消滅

2009-03-16 15:36:37 | 散歩街歩き日常
放送開始時間に気づかず、予約していたラジオの時計が遅れ気味

自分が聞くことができたのは、延々と流れる無味乾燥なBGMと、ABCラジオ社員の平板な説明の尻尾だけだった
誤解を与える不適切な内容があり、関係者に迷惑云々
あと3週ほどで天寿を全うする直前の打ち切り

もっと昔に同じような終わり方をする可能性はなんぼでもあった
むしろ、番組のらしい終わり方な気はする

素早くwikiの項目が書き換えられていたのは笑ったが、最後まで伝説を増やしたなら、本望…かな

寂しいけど さようなら

2009-03-12 13:29:55 | 読書日記(映画)
「樽」クロフツ

いわゆる不朽の名作というヤツ
新装版を図書館に置いているのを見つけて、デカシタ と小さくガッツポーズ


トリックそれぞれは後生の作品に受け継がれてきたものもあり、さすがに目新しさや驚きを強く感じるわけにはいかなかったが、発表当時の斬新さは推し量れるものがある

なにより物語としての力強さ
冒頭からグイグイと引き込まれ、一気にとはいかずとも退屈することなく、また最後まで【どうなるの?】という気持ちをキープしたまま読み切った

そういえば、謎解き役が1人でなく、数人の捜査推理の合作解決というのは、あまり記憶にないなぁ
分類すれば、推理モノというより、警察モノかな

秋期限定栗きんとん事件

2009-03-10 13:08:12 | 読書日記(映画)
「秋期限定栗きんとん事件(上)」米澤穂積
「九杯目には早すぎる」蒼井上鷹

前者
大好きなシリーズで即買い即読み
作品の中心となる肝心のコンビが解消状態で、イレギュラーな語り手が入った分の戸惑いがあったが、まもなく慣れた
不満といえば…初の分冊化で続きがひと月待たされること!


後者
こちら不満だらけ
タイトルで手に取り、9編に仕掛けのある推理短編集という点で買ったのだが…

まず筋立てがザワザワする
悪意が漏れ出すような話の連発でいささかサスペンス寄り
平然と日常生活の中で、モノを捨てるような感覚で人を殺すとか、ひとつならともかく気持ちが悪すぎる
連作短編集と勘違いしたのを含め、このあたりは好みの問題としても

名前が開くと あおいうえたか でもじっていて遊び心を出しているつもりみたい

でも、同じ遊び心なら、徹底的に遊び尽くした泡坂妻夫や、鯨統一郎の短編集を知っていると、【チャチな】という感想がどうしても強くなる

泡坂さんは章のタイトルを全て回文にしたり、少なくともその労力を感じさせる仕掛けがしょっちゅうあったし、同じ「あいうえお」でも亜、井伊、上岡菊彦と並べたり…作中の仕掛けとペンネームの比較はフェアじゃないかな?

鯨氏は古今東西のトリックパターンを盛り込んだ『九つの殺人』という短編集がある
トリッキーだったり突飛だったりしても、意図や工夫が伝わるし、出来もそれぞれいい


しかし、これは…
そんなに酒場やバーで進む話ばかりなら、むしろ統一しろよ
同じ登場人物もいないのに場面が同じではいかにもマンネリ感が漂う
なにより! 人を突き落とし過ぎだろう?
手口も似たり寄ったりでは、九つ並べただけむしろアラになっている

そういえば表題作の「一時的な人付き合いと認識した関係では名前を間違えられても、あえて訂正しない」
これって北村薫の短編と同じワンアイデアものじゃないか

ああちくしょう無駄なもの買った

奇面組

2009-03-09 12:39:30 | 読書日記(映画)
なつかしいが友達につられて集めたもの
改めて読むと、これからというところで話が終わるオチなし話だらけ
時代がよかったんだなぁ と思ったりする

悪口のつもりはないが印象悪いな(笑)
ざっとまとめて読みましたよ?


汚れてるし名前書き込んでいるし、処分しか選択肢がありませんな

木曜日、彼女は妖怪と浮気する

2009-03-06 10:22:03 | 読書日記(映画)
「木曜日、彼女は妖怪と浮気する」オイカワショータロー

買った翌日に失くした
電車で読んでいて、降りるまでに1/3ほど進んでからカバンにしまったつもりで、目的地に着いてまた取り出し…アレぇ???
さすがに初めて

しかし、かるぅぅい本なので残りを立ち読みですまして万事おけ
売れて50円


またしても西島大介表紙買い(過去2回は表紙借り、か)

恋愛初期の高揚感や、(運命の人)(この人しかいない)といった感情
それが儚く失われていくさびしさやら、面倒先送り人生の反省やら…を噛みしめるにはいい小説かな
立ち読み飛ばし読みのつもりが、キッチリ読み切ったから、それぐらいの力はあります


ただ立ち読みで読み切れる程度とも言えるし、妖怪や霊媒師が出てくる奇異な部分を剥ぎ取れば、やくたいもない 離れたくっついた話し です

ほんと かるぅい
再読価値はほぼなし

甦る「幻影城〓」

2009-03-02 15:57:52 | 散歩街歩き日常
アンソロジー
短編集
ちょっと違うか

肌に合う合わないはあったが、それぞれに筆力を感じさせる出来

「変調二人羽織」はちょうど良い読み直しの機会になったが、やはり自分としては高い評価を与えるほどとは思えなかった

「乾いた谷ワデイ」村岡圭三
「DL2号機事件」泡坂妻夫
「さすらい」滝原満(瞞)→田中文雄
「炎の結晶」霜月信二郎
「変調二人羽織」連城三紀彦
「蒼月宮殺人事件」亞(下に土)城白人
「緑の草原に…」田中芳樹(李家豊)
「贋作たけくらべ」

「幻影城のころ」泡坂妻夫
新人賞の思い出→二上洋一