林檎日記

日々の事、考えた事など
無責任に書いてます

『サピエンス全史』

2024-03-10 19:00:00 | 
話題作をやっとこさ読んだ。

おもしろかったです。サピエンスはなぜ他の人類をさしおいて、ここまで発展したのか。
と、
このままでいいのかサピエンス
も、書いてあったと思った。

内容が盛りだくさんすぎて、感想を書くのは難しい。だから、まあ、読みたくなったらまた読む事をお勧めするよ。

サピエンスの発展したきっかけは3つ。
『認知革命』
『農業革命』
『科学革命』

覚えてる分だけ書いてくよ。
『認知革命』は、虚構を信じられるようになった事。お金も虚構。政治も虚構。ことばも虚構か?な?とにかく、今、ここにあるもの以外のものを信じさせられるから、コミュニケーションが広がった。みたいな。遠くの人ともやりとりができた。みたいな、ね。そんな感じだったと思います。なるほど、なるほど、たしかにね。未来の約束は虚構だからね。

『農業革命』。農業って、ぜんぜん良くなかった、じつは。狩猟・採集の方が、少ない時間で必要な食べ物を獲得できた。しかも、色々な種類の食べ物を食べるので、栄養的にも問題なかった。天候不良があっても、その天候に適した食べ物を食べればよかった。
でも、農業は始めてしまったらやめられない。なんでだっけな。人口が増えちゃったからかな。だから一日中働いて、食べ物を得る。飢饉で収穫できなくなると困るから、その時の分までなおさら働かなくてはならない。

『科学革命』は「知らない事を認める」ことから始まった。この世界を全て知っていると思っていれば、探検してアメリカを発見する事もなかった。分からないから、科学する。そして、科学と帝国の共推進。

まーそんな感じよ。

ちょっと前に世界史の本を読んでたのが、ちょっと役立ったというか、重なったところもあったと思う。

歴史の数少ない鉄則の一つに『贅沢品は必需品となり、あらたな義務を生じさせる』というのがあるんだって。なるほどねー、たしかにねー。って思う。
数少ない鉄則ならば、覚えておいた方がよいかもね。と思ったので、のせておく。

私的に一番おもしろかったのは、宗教の話。元々は、どの地域も多神教でしたよ。一神教もあったとしても、その地域限定のものだったんです。ユダヤ教とかさ。それが、なんで広がっちゃったんだっけなー。ま、いっかー。とにかく、多神教の中から一神教が生まれるんだけどさ、一神教の教えとして、困った問題がある。それは、この世は唯一の最強の神様に作られたはずなのに、不幸があるということ。
ところで、多神教の中からは二元論も生まれた。これは、良い神様と悪い神様がいるという宗教。ゾロアスター教とかがそうなんだそうだ。この世は良い神様と悪い神様が闘っているので、われわれは良い神様が勝つように応援しなくてはならない。
キリスト教のサタンは、この二元論から良いところを借りてきちゃったわけ。神様は1人で万能なはずなのに、なぜかサタンが出てきてサタンとたたかっちゃったりする。サタンと闘うために、十字軍とか出せちゃったりする。キリスト教は多神教からも借りてきちゃったりして、それが天使だったりする。なんといったって、神様が一人では日常の瑣末なことのお願いがしにくい。「〇〇よりも自分の方がうまくいきますように」なんて自分勝手なお願いなんてできないもんね。そんな時は、各々得意とするところの神様にお願いするわけ。
なんて、いい加減なキリスト教。

仏教は、神さまはいてもいなくてもどうでもよくて、「いかにして苦しみから逃れるか」が教義。苦しみは何から生まれるのか。それは『渇望』。渇望がなくなれば苦しみから解放される。渇望の失くし方を教えてくれるのが仏教。だがしかし、仏教徒の多くはその域には達せず、仏教徒でありながら、いろんな神様に、やっぱりお願いしちゃうのね。
この渇望がない状態、こころの平穏を目指すのは、いま、カウンセリング界隈で話題になっている(?)マインドフルネスでは?と思うのだが。

それが、いんだかわるいんだか、まだ判断つかないんだよねー。あ、話がズレたわ。

そんな宗教の話はどの項目であったんだったかなー?


あと、最後の方は、
これでいいのかね?サピエンスくんたちよ。
奴隷制とかなくなったけど、じゃあ、家畜の事はどう考えますかね?と。

考えるとねーーーー、残酷な事をしている。あまり考えないようにしてるし、知識ももたないので、具体的な事が書いてあって、うーーーーん。ねぇ。知っておくべき事なんでしょうけど。そこに関わっていないから、のほほんと生きて食べてますけど。牛や豚や鶏の生を。養殖されてる魚もかねぇ。ほんと、関わってる人たちを責めるわけではないけれども(なんといっても私はよく知らないまま食べてるんだから)、どう考えてるんだろ?って、思っちゃうなー。愛情かけて育てて、でも、殺すんでしょ?っていう。愛情かけて育ててても、時期がくればこっちの都合で受精させるんでしょ?うーーーむ。ここは、よむのは、まあ、うっすら辛かった。それほど辛くないのも、私が人生にこなれたからかねぇ。若ければもっとショックを受けるんだろうな。食べれなくなっちゃったりもするのかな?どうなんでしょう?












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