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分かったような、分からないような。
いや、まず一つ、分かってない。
えとね、つまり、「星の数はそんなに多くないよ」「星が光を出している時間は短いよ」「宇宙はすごく広いので、遠くの光が十分な明るさをもって届くには、星の寿命が短すぎるんだよ」たぶん、こういう事だと思うのだが、これがね、なんとなくわかるような、分からないような…なのね。
そして、その前に星の密度の話なんだけどね、『恒星の距離を正確に測ったヒッパルコス衛星によると、太陽系から10光年の距離にある恒星は12個です』これを基準に密度を仮定しているんだけど、この恒星とは、光って観測できた恒星のことですよね?そもそも星の寿命を勘案した上での計測値だと思っていいですよね?そしたら、
……
あ、ダメだ。やっぱ分かんないや。
いや、分かってるか?
だいたいアレなんスよ。レイヤーの所がしっくりきてない。明るさが弱まっても、その面積が広くなるなら、集まって見えた時の明るさは前と同じ。みたいな奴ね。
うーむ。難しい…。
なんかもうさ、宇宙はなぜ暗いのか?
遠くの光は届かないからじゃないの??と、いう結論はどうやら違うらしいんだが、そうだと直感的に思ってしまうもんで、他のものが受け入れられず、困ったものです。
ま、あれですね、簡単に説明しようとするならば、
10m遠くの星の光が私の元に届く時、光は四方八方に散らばるわけだから、一面積当たりの明るさは例えば1/10になるわけだ。でも、空の明るさを考えた時、私には10面積ぶんの灯りが届くので、総じた光の明るさは1となり、光源を出た時からかわらない。
その理論でいけば、空に光っている恒星が無限にあれば、空はめっちゃ明るいわけですね。
ところが、星の数はそんなに多くない。
10m離れた所の光はすぐに届くけど、何光年も離れた所の光は何光年もかかる。星の寿命が3年だったとしよう。星が光り始めて3年間は光がない。そこから3年は光ってるけど、そのあとは光がない。
そんな感じ?
100万光年離れていれば、届くまでに100万年かかる。もし、そこに星があったとしても。
しかも、そこに星がない場合もあるよ。
で、合ってるのかー??