ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

知らない人から白い南天を貰いました

2018-12-18 | みんなの花図鑑

どんな記事を書くかは思いつかないまま、写真がないとブログにならないと思って午後に休憩の名目で、撮りに出ました。時間は35分まで、と決めて。
坂出です。今日は朝は晴れていたのに午後から急に怪しげな天気になりました。


白実南天? なわけない。イヌホオズキの実ですね。球状、直径7mm くらい。空き地で雑草を漁っていて見つけました。 とにかく冬で花が見当たりません。

それでも歩くと何かがあるもので、、

  
 キダチアロエの花。この花は全体の花姿はあまり見栄えがしない(感じ方は人それぞれですが)。そこで筒部から出るシベだけを撮るイメージで切り取って写しました。


  .. 椿が来るまでは山茶花を撮りまくる
 
曇り空に白い花弁が溶けてしまった


  
   🌹

まだ時間はある。でも花が咲いてない〜💦
.. お、赤い実が見える。 う〜ん ナンテンか。既に投稿してるし 今ひとつレンズを向ける気分にならない。 と、下に目をやるとマサキの実があって、うまい具合に殻がはじけて橙色のタネが見えてます。これ、撮ろうと思った時、戸が開いた。


何か あるん? 60代後半くらいのおば様が。
いえ あの・・南天の実が綺麗だと思って、、それにマサキも実がなってますよね。。このパターンで私が不審者と思われた事はない。 おば様はマサキには反応せずに、〜 南天はねぇ、こっちの木、向こうの、と左奥を指差しました。

そして、これは白い実が生る、でも鳥が食うから、実は家に入れた、鳥に食われる前に。 。そんなことを仰いました。 ・・白い南天ですか! それは〜 珍しいですよね、、見たことないです。 私がそう言うと、ウチのおじいちゃんが... 挿し木して... (園芸的な説明が続く.. 私はよく解らない )、、で 鳥に食べられたら惜しいやろ、そやから枝切って家に活けてある。

そうですか... と返した私の表情に残念さを見て取ったのか、おば様は、ちょっと待っててな、と言っておうちに入って行かれました。
そして、出てきた時には 手にひと枝の白実の南天が!!
こういうのかぁ.. 真っ白じゃなく薄黄色なんだな.... 「持って行き」.. へ? 「あげる」い、いや それは結構で(す)「いやいや、うちにはまだ沢山活けてあるから、かまんよ」と、そこまで言われると断れない。

少しニッコリして頭をペコリ、ありがとうございます、嬉しいです! お礼をした。すると おば様の表情に私以上の喜びの笑みが浮かんだ。それはとてもとても美しい笑顔でした。 この地は坂出、ウチは丸亀、遠くはないけど多分この方と再び会うことはないだろう。でも、こういう事があるから人生は潤うんだよなぁ〜〜


白い南天を貰ったけど、どうやって撮ろう? アスファルトの上に置くわけにいかないし。ふと最初イヌホオズキの実を撮った空き地を思い出しました。あそこなら何とかなりそうだ・・

言い訳ではないけどもう時間がありませんでした。飾るような時間はありません。
カンナの葉に似た何かの草叢に白南天を置いて...



  

ブロック塀に立て掛けて..
  

さらにしつこく載せます
 


  


白い実の南天、本当の木に生ってるものを撮るよりも、ずっと有り難みを感じた撮影でした。

植物を愛する人の暖かい心で、寒さを忘れた一日でした。





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10 コメント

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シロミノナンテン (さざんか)
2018-12-19 09:01:57
ロマン派さん、おはようございます。
心暖まるいお話ですね。
花好きの人にそこのお宅の花を褒めると、必ずいいことがありますよ。
褒められて嬉しくない人はいませんからね。
頂いたシロミノナンテン、実はかなり落ちていますが綺麗です。
凄く珍しいと思います。
何枚も写真を撮られて、ナンテンも喜んだことでしょう。

私も貰う名人です。
野菜も切り花も頂いていますが、面白かったのはハナモモ。
以前書いた話ですから、読んでいらしたら覚えていられるかもしれませんが。
家から10分以上歩いた大きなお宅に見上げるほど大きな花桃が咲いていて、カメラを向けていたら、そこの家のおば(あ)様が出ていらしたので、「綺麗な花ですね~」と思わず言いました。
「もう一本あるから持って行き」…「いいえ、そんな。とんでもないです」「要らないんだから持って行き」
鉢植えのハナモモは咲いておらず、おまけに鉢を突き抜けて地面に根が入り込んでいました。
おば様はスコップを持って来て掘って下さいました。
有難くお礼を言って、8号鉢くらいの根が長く出た重い木を引きずって帰りました。
ずるずる引きずって歩く様は、人が見たら可笑しかったことでしょう。
すぐ10号鉢に植え替えて育てたら、翌年濃い色の美しいハナモモが咲いたのです。
嬉しかったですね。
うちの庭には、八重のムクゲ、黒法師、マーガレット、ニジノタマ、ヒマツリなど、貰い物がいっぱいあります。

キダチアロエの花は私も載せたばかりです。
全体の花姿は見栄えがしない、とは思いませんけどね。
会話 (don4900)
2018-12-19 10:57:07
こんにちは。

世知辛い昨今ですが、話したくなったら気軽に声を書けるようにしてます。
私はもともとこの土地の人間ではない(とは言っても、もう50年近くすんでいる)ので、いろんな話を聞けるのが面白いです。
人様の庭の花を撮ったことはないのですが、これからは遠慮せずに話しかけてみようかと思います。
優しい人ばかり (ロマン派)
2018-12-19 11:20:37
こんにちは、さざんかさん。
さざんかさんもよく貰ってるのですね。私も貰う経験では引けを取らない?と思いますが、黒法師やニジノタマ、ヒマツリとか多肉植物はないなあ。下衆な話ですが お高い物と感じるんですけど。
去年の話ですがひっかちゃんもコメントで、よく貰うと言ってました。たぶん皆さん経験してるんでしょうね。
ハナモモの話は、おばあ様がスコップまで持ってきて掘り、さざんかさんはそれを引きずって帰り、大きな鉢に植え替えたら翌年 美しい花が咲いたって、まるでおとぎ話か寓話みたいですね。趣の深いお話です。

今回の件で今までと違った印象を書くと、白実南天をくださったおば様に私がお礼を言った時のその方の表情です。本当に笑顔に喜びが溢れていたのです。喜ぶべきは私のほうなのに・・  これが人情というものかと強烈な印象を持ちました。小さな物でも貰って喜び、与えて喜ぶ、こんな人ばかりで世界は平和... だと良いのですが中々そこまでは行きませんね。
キダチアロエで、自分は全体像がいいとは感じないが感じ方は人それぞれ、とただし書きを付けたのは最近のさざんかさんの投稿を意識したものです^^ 。
花談義 (ロマン派)
2018-12-19 12:44:15
こんにちは、donさん。

私が撮るのは、公園などを除けば人様の花ばかりです。ルールを決めています。敷地内には絶対足を踏み入れない、道路から撮る、庭木ならカメラを塀の内に入れない。そうやって撮ってきて、叱られたり文句を言われた事はありません。
時々おうちの方が出て来られますが、大抵 花の話になります。花の名前を持ち主さんより知ってることが多いので、そこは意外に思われてるかも知れませんね。
donさんの花写真は緑地とか川沿いとか、森林公園などのもので、人の庭の花などはないですね。今は寒いですが、木の花の時期など人様の庭木の観賞も良いと思います。家の方が出て来られると、きっといい花談義になると思うし、もしかしたらその地の知られざる昔話も聞けるかも知れませんよ。
今日は~ (のんこ)
2018-12-19 16:54:26
よそ様との花談義 嬉しい事ですね。話に花が咲く?本当に心休まります。花好きな人には悪者ナシ?と信じています。
何でもありのゴチャゴチャの我が家には
白南天も立派に実を付けています。小鳥は赤い実の方から食べます。
鳥は赤から、ですか (ロマン派)
2018-12-19 18:29:15
今日は のんこさん。

私は花の写真を主に人様の花壇や、庭木から断りなしに撮らせて頂いているので、もし花好きな方々が不寛容で怒りっぽい人ばかりだと このブログを続けることが出来ません😭 。事実はその正反対で、皆さん心が広く優しい方ばかりです。
これまでも持ち主さんから花を頂いたエピソードを何回か書いてきました。今回は白南天の実で、とても珍しく喜びもひとしおでした。
その白南天の実は、鳥にしてみたら赤より不味い? のんこさんから興味深い情報を頂きました。よく見る赤い南天の実から鳥は食べていくと・・
これは実証実験が必要です。昨日貰った白い実と、元からうちにある南天の赤い実を体調の良い時に食べ比べてみましょう。あくまで体調が絶好の時にです。(予想ですが、白南天は普通の南天の変種らしいので、やはり味も赤のほうが美味しいだろうと思います....)
漢方薬 (mamasan)
2018-12-19 21:04:00
ロマン派さん、こんばんは。
心温まるいいお話ですね。
おばあさんの、その時の表情が、想像できます。

私も、とても、仲良くして頂いている山野草を育てているお宅に、よくお邪魔しては、いろいろなお花をいただいて帰っています。

ナンテンのど飴があるように、咳や百日咳の薬に使われるようです。
ナンテンの実を水を使って煎じるそうです。
心が「ぽつ」と温かくなるお話ですね (hanatyan)
2018-12-19 21:47:43
ロマン派さん こんばんは^^
凄くイイお話ですね~
とても心が満たされる、そんは瞬間を切り取ったシーンをブログにされて良かったですね。
私たちも幸せのお裾分けを頂きました。
有難うございます(#^.^#)

私もこの秋、リンドウを採って『持って帰りなさい』と言ってくださったステキな小母さまにお会い出来ました。
白実の南天、緑の中で一層、際立ってキレイです!
喜んで貰うことの喜び (ロマン派)
2018-12-19 22:46:51
今晩は、mamasan 。
私のブログはテーマ(..ネタ)優先で、その記事を書くために、文字ばかりにならないように花写真も撮る、という傾向が強いです。だから時々、「花が基本」と自分にいい聞かせたりもします。ですが昨日は特にネタが浮かばず、花の写真を撮ってから書く内容は決めよう、と撮りに出たのです。
そしてそのあと、ネタを考える必要もない出来事に逢い、それを脚色なしにブログにしました。

仰る通り、私が喜んで、白南天の小枝を受け取った時のおば様の表情、その笑顔、深いシワにさえ喜びが見えたのは、私にとって強烈な経験でした。人間は、他者に喜びを与えることで自分も幸せになれる、そういうふうに作られている、そんなことをしみじみと考えさせられたものでした。

南天の薬効のこと、漢方薬マニアの私ですのでひと言だけ。南天の実は確かに気管支を広げる作用があり、民間薬として、咳止めや去痰の効果を期待して風邪のときなどに使われます。生薬には違いありません。ただこれ(南天実)を含む漢方処方はないので正確には「漢方薬」とは呼べません。 最後につまらないことを書いてしまいました。神経質でゴメンなさい > < 。
予想外に皆さんにホノボノして貰っています (ロマン派)
2018-12-19 23:24:00
hanatyan、今晩は。
昨日の経験をブログに書いて、皆さんに喜んで貰えたことは私にとっても幸せなことです。
白南天の小枝を貰えた私が喜び、その様子を見たおば様が喜んで、美しい笑顔を見せてくれて一層私が幸福を感じた。そしてそれを記事にしたところ、皆さんも喜んでくれた、、そしてそれがまた私に帰ってきた.. これは喜びの良循環でしょうか。ひと枝の白南天がもたらした不思議な展開になりました。もう理詰めの記事や時事ネタなんてやめよう.... いや、それはないです。それあってこその私ですのでね。

旧花図鑑以来の多くの人が「持ってお帰り」の経験をされてるようですね。hanatyanはリンドウですか。その小母さんも素敵な方ですね。こうなるともう、花、植物が地球を守り平和に導くって大袈裟なことさえ考えてしまいます。でもじつは、大袈裟ではないんですよね。本当にそうなることを、昨日の経験から私は願っています。

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