最後に実射に関する感想など。
こういった限定モデルは撃たないほうがいいんじゃないかとも思いますが、
実銃やモデルガンと違って撃ったからといって極端に価値の変わるものでもありませんし、
なにより私にとって初のP230なのですから撃たない手はありません。
先ずはガスの注入。
ここでいきなり驚かされました。
私は普段ガスガンを撃つ際にはガスの気化効率を考えて満タンに注入することは無いのですが、
今回は2秒程度注入したところでガスが漏れてきた、即ち満タンになってしまったということです。
小型オートかつシングルカアラムマガジンの不利さを身を持って感じた次第です。
そして実射、と行きたいのですが、動作の確認をしてみました。
先ずは手動でスライドを往復させてみる。
すると動作に引っかかりを感じる。
各部がタイトなのだろう、と考えて100回ほど空撃ちをしてから様子を見ることに。
しかし、結果は大して変わらず。
「何故だ?」と訝りつつスライドを分解。そこでハッとした。
スライドとフレーム双方のレール部分にほとんど塗油されていない。
購入時、手に油がつく状態だったので当然この部分に塗油されているものだと思っていたが・・・。
大体新品にはこの部分に塗油されていて、わざわざ拭き取るくらいなのだ。
とりあえずシリコンオイルを噴いて動かしてみると、動きがよくなった。
そして実射。
手持ちのエクセル0.2gBB弾を使って射距離5mから両手保持で実射。
発射弾数は2マガジン24発を2秒に1発程度のサイクルで発射。
結果としては約50mmのグルーピングとなった(極端に外れた2発は、射手が未熟なせいと判断して除外)。
ガスの燃費はやはり2マガジンは心許なく、3マガジン途中でガスが切れる感じ。
1マガジン撃つごとにガスをチャージした方がよさそうです。
連射する場合は特に。
さて、一つだけ気になったことがあるので書いておきましょう。
上で「100回ほど空撃ちした」と書きましたが、これが問題なのです。
この銃の場合、スライドストップが内蔵であるため、空撃ちするとスライドがホールドオープンしてしまいます。
それを回避するには何らかの対策が必要になってきます。
最初、私は分解してスライドストップを外してしまえばいいと思っていましたが(P230の発売当初、雑誌に書いてあった)、
これだと「マガジンフォロワーとローディングノズルがぶつかるので、長い目で見てよくない」との指摘を某掲示板上で頂き、
急遽中止。
あれこれ試した結果、そちらに書かれていた「短く切った爪楊枝を突っ込む」方法をとったのですが、
衝撃で度々スライドストップが作動しかける事が度々あるばかりか、外すのに激しく苦労しました。
空撃ちモードの追加などの改良を望みたいです。
この時、分解して気付いたのですがスライドストップの作用するスライド内の部分は亜鉛合金の別パーツとなっており、
強度上の不安はありません。
昨今では各社ともこの箇所に金属のピンなどを埋め込むことで変形を防止していますが、
かなり昔に設計されたP230がこの方式をとっている点は注目すべき点だと思います。
もっとも、こうでもしなければ接触面積が小さいので耐えられなかったでしょうが。
次に、友人宅に購入報告に行った際に、彼のマルゼン・ワルサーPPK/Sを見せてもらったので比較。
かなり昔に買った物だそうですが、ブラックメタライズ処理、サイレンサー付属のタイプでした。
ムービープロップではありません。
長くなりそうなので先に要点をまとめますと、
・PPK/Sの方がグリップが握りやすい
・PPK/Sにはマガジンに空撃ちモードがある
・P230の方がサイトがしっかりしている
・P230のほうがリコイルが大きい
といったところでしょうか。
グリップに関してはP230が握りにくいということではないのですが、
PPK/Sを握ってみるとそちらのほうが握りやすい。
平面的なP230に対してPPK/Sはグリップが丸っこいのでそのあたりが原因かと思います。
マガジンの関してはフルカバーのP230に対しPPK/Sはフォロワーが露出しており、弾を込めやすいばかりか
空撃ちモード搭載でガンガン楽しめる辺り、親切なつくりです。
まあ、このへんはリアルさをとるか、アクションをとるか、という事になりますが。
サイトの関しては差は歴然。
PPK/Sはスライド一体成形のうえ雑なつくりのサイトであるのに対し、
P230は別パーツのリアサイトは言うまでもなく、一体成形のフロントサイトも角が立っており、
良好なサイトピクチャーを得ることができます。
これがしっかり作られていたら、私は発売当初にPPK/Sを買うつもりでした。
リコイルに関しては、最初に店頭で作動確認した時に「コンパクトサイズだし仕方ないよな。」と思うようなものでしたが、
PPK/Sと比較してP230の方が明らかに強いので感心しました。
ハードキックエンジン搭載の面目躍如といったところでしょうか。
もっとも、先にも書いたとおり友人のPPK/Sは少々古いものですので、現行の物は異なる可能性があります。
何にせよ驚異的なのはPPK/S、P230ともに10年程度前に発売されたモデルである、ということです。
フルサイズオートと異なり、選択できるモデルが少ないとはいえ、
未だにヴァージョンを変えるなどして発売できるというのはかなり凄いことではないでしょうか。
最後に気になった点を一つ。
実射の際に気になったのですが、コンパクトなサイズゆえ両手保持がやりにくい。
引き金を引く右手人差し指、トリガーフィンガーが銃を保持する左手親指に当たったり、
それを避けるべく右手親指を上にずらすとスライドに干渉したり。
某拳銃王ばりに握り方をあれこれ悩む必要がありそうです。
あと、購入する際に一緒に行った某T氏の一言「男の持つモデルじゃないな。」ってのは言い得て妙。
もっとも、コンシールメントするとなるとこのサイズでなければ辛いのでしょうが。
08年3月10日追記
P230とPPK/Sの最大の違いにマガジンキャッチがあるのを書き忘れていました。
これも好みの分かれるところだと思います。
個人的には頻繁にマガジンチェンジする銃ではないのでP230のようなコンチネンタルタイプでも問題ないと思います。
「トリエラのハンドガン」は吹きましたwww
最近は金欠で雑誌にも目を通せず、気がつくと売り切れていたとです。
追加生産されてようやく手に入ったと言う状態です。
個人的にはリコのSVDが欲しいと思います(ぁ
もう手に入らないんでしょうかね…高けぇし
とにかく、このレビュー見て購入を決断いたしました!詳しいレビュー有難う御座います
ちょっといじくってゲームに投入したいと思います(スペアマガジンどんだけ持ってけば…
拙い文章ですが、お役に立てたのであれば何より。
ドラグノフは私も欲しいモデルの一つですが、やっぱり高いですね。
>ゲームに投入
男らしいですね。
貧乏性の私にはできそうにありません。
なお、モデッロTのマガジン(正確にはマガジンベース)は専用の物であり、
別売りは無いので紛失にはお気をつけ下さい。
そして『モデッロT マガジンベース』で検索したらこのブログの返信が引っかかったらしくまた戻ってきてしまいましたwwwww
今週の日曜に夜戦するのでモデTをサイドアームにすべくKSCP230用のスペアマガジン衝動買いしてきました※モデTのマガジンは家に置いて行きます
こうなったのも何かの縁?なのでこれからもちょくちょくコメして行こうかなと思います。
それから、友人がサバゲー引退するらしくSVDを格安で譲るとの事なのでGetできそうです!
私のブログもよろしくです<http://gamepixia.blog98.fc2.com/
>
最近、というか今年に入ってから一度もゲームをやってないのでそちらの状況が羨ましいです。
そちらの夜戦の健闘を祈る――
ブログも拝見させていただきますね。