オー、捨てないと!

隠れオタクな会社員の買い物や感じた事

興研 防じんマスク ハイラック620

2007-04-25 23:00:55 | 保護具
前々回は季節外れな話題だったので、
今回は花粉症シーズン真っ只中の現在に役に立つかもしれないアイテムをとりあげてみよう。
興研 使い捨て式防じんマスク ハイラック620だ。


これは国家検定に合格した工業用のマスクであり、その優秀さから医療機関にも納入されているようだ。
検定による区分はDS2。
つまり0.06μm以上0.1μm以下の固体粉じんに対し、95.0%以上の捕集効率があることを示している。
分かりやすくいえば、以前流行したSARSに対抗できるレヴェル(米国規格N95)だ。
また、工業的には溶接作業にも使用できる。

しめひもは二本平行に取り付けられており、一般的なガーゼマスクのイメージからすると変に感じるかもしれない。
しかし、耳掛け式のしめひもはフィット性に問題があり、国家検定が新しくなってから否定されてしまった。
実際に使ってみることを考えてみてほしい。
マスクとの間に隙間を作らないようにしめひもをきつくした場合、直ぐに耳が痛くなることだろう。
当然、しめひもを緩めることとなり、知らず知らずのうちにマスクとの間に隙間ができてしまう・・・。
マスクをしている意味が皆無だ。
また、このマスクの場合、バンドクリップの採用でしめひもが調節可能となっている。
使い捨てとしては珍しい部分だ。

では裏側を見てみよう。

マスクの内部の格子模様が分かるだろうか?
これは樹脂でできており、左右に折りたたんでポケットに収納できる機能を持たせるとともに、マスクの変形防止に役立っている。
また、マスク外周の白い部分は興研ご自慢の三次元立体接顔クッション「ハイラック」だ。
これにより、マスクとの接触部分を広げ、粉じんの漏れこみ防止能力が向上している。
本体のフィルターは防じんマスク製造時の廃材を再利用したバイプロミクロンフィルターを利用、現行型のハイラック650では結露防止加工も施しているようだ。

興研のマスクは以前は見かけることが少なかったが、現在ではホームセンターでも見かけることが多くなった。
「花粉症対策にそんな大げさな事はできない」と思うかもしれない。
それは確かだ。
だが、一つ購入して非常持ち出し袋や職場のロッカーに入れておけば、
地震や感染症の流行の時だけでなく、大掃除の時にも役に立つのではないだろうか。
単価は400円程度だ。

2009年10月4日 誤字訂正しました

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