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オー、捨てないと!

隠れオタクな会社員の買い物や感じた事

バイリーン X-3502

2010-02-12 22:27:52 | 保護具
今年最初のマスクレヴューは当ブログでは初となる日本バイリーン社製のもの。
同社は不織布の専門メーカーであるようだ。
不織布を利用した数ある製品のうちの一つがマスクという事らしい。

いくつかの使い捨て式マスクを出しているようなので国家検定品のみ簡単にまとめておきたい。
X-3501 DS1
X-3502 DS1 活性炭入り

X-3561 DS2
X-3562 DS2 活性炭入り

X-3761 DS2         排気弁付き
X-3762 DS2 活性炭入り 排気弁付き
比較的分かりやすい構成だ。

この中から今回はX-3502をご紹介。

先ずは正面から。
一般的な使い捨て式マスクの形状ながら外見上目を引くのは樹脂製のノーズピース。
使い捨て式のマスクの中で顔に形状を合わせるため、
鼻の辺りのノーズピースを付けているマスクは少なくないが、
一般的な金属製と異なり樹脂を採用しているので処分の際に分別する手間を省くことができる。
(厳密には分別したほうがいいんだろうけど。)
また、しめひもはサイズ調節式で先端には外れ止めのために樹脂が一箇所、水滴上に塗られている。

次いでマスク内側から。

内側には鼻のあたりにスポンジがある他は特に漏れこみ防止のための工夫は見られない。
このあたりは興研や重松製作所の物と比して見劣りしてしまう。

フィルタは3層構造になっているということで試しに一個切ってみた。
外側から
・プロテクト・レイヤー=プレフィルタを保護する薄手の不織布
・プレフィルタ=厚めの不織布
・メインフィルタ=薄いが目の細かい不織布
・バックアップフィルタ=厚さが2mm前後ある最も厚い不織布(薄手のキルティングに入っている綿のような感じ)
・インナー・レイヤー(勝手に命名)=(着用者から見て)外側に樹脂製のネットが装着され、
                       型崩れを防止している
となっている。
特殊静電フィルタは実際に3層構造だった。
他のマスクを切ったことは無いのだが、結構凝ったつくりになっている。

最後に装着したところを横から。

一般的な2本式のしめひも(説明書での名称はゴムバンド)となっている。
ただ、個人的な感想としてはこのしめひもの耐久性が低いように感じられる。
短時間ずつ、たまにしか使わなかったのだがしめひもが伸びてダメになってしまった。
興研の使い捨て式マスクも以前はちょっと使って長期保管しておくと切れたり伸びたりすることが多かったが、
最近ではだいぶ改善されてほとんどそういうことが無くなっている。
改良を期待したい。

最後に付属の説明書より性能を。
使用限度時間       12時間
粒子捕集効率        97.5%以上
吸気抵抗値            38Pa以下
排気抵抗値            38Pa以下
吸気抵抗上昇値    120Pa以下
質量          15g以下
二酸化炭素上昇値 0.7%以下
ぬれ抵抗値      38Pa以下 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (k)
2014-11-11 23:06:28
値段が高いのによく分解しましたね。やはり重松や興研の使い捨てマスクは高めでデザインが恥ずかしいのでこれを購入するつもりです。
返信する
doorgunner (Unknown)
2014-11-11 23:29:11
実際のところ、ある程度使って処分するものを切ってみました。
油煙の発生する職場で使っていたので外側は全体が黒っぽくなっていましたが、
フィルタの2~3層目までで止まっており、内面まで到達していない事が確認でき、性能に驚いたものです。

おとなしめの外観と価格で手頃に使えるマスクかも知れません。
返信する

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