90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

ようこそいらっしゃいませ。
自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

輪行チャリ鉄mini-trip・養老鉄道“南線”の多彩を見る♪(前編)

2023年04月06日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 前記事の養老鉄道“北線”の輪行チャリ鉄活動のあと、“南線”の方も見てみたい気にはずっとなっていたものでしたが、結局、同じ2022年10月中旬に休みの確保出来た3日前ごろに急に決定・決行したものでした

 京都から大垣まで朝早く出て名神高速で行ったのですが、道中何を勘違いしたのか養老PAのスマートICから降りて下道で大垣に向かうと言う失態をやらかした為、早く家を出たメリットをほぼほぼ失くしてしまい大垣駅前到着が10時頃になるという、出だしから躓き気味のスタートになりましたが、ともかく走り出します。

 大垣駅から一路西方向へ、前回通ってきた室駅の横を通って西大垣駅に向かう。線路沿いの道を進みたいけれど、大きな工場が並んでいて沿った道がありません。その養老線を引き離す工場群のうち1社が『イビデン』で、その大きな社屋があります。中京地域ではメジャーな会社なようです。養老鉄道の創業初期、同じく創業期のイビデン(当時は揖斐川電気)が養老線の運営に関わっていた時期があるそうで、今は全く無関係ですが、養老鉄道線の行く末を見守っているかの様に立地しています。

 イビデン社屋ビルの前を通って西大垣駅に。年季の入った古い木造駅舎は有人駅で、ここは本社と車庫を併設されていて、養老線の中核をなす駅とのことです。

 大垣市の住宅街を抜けて行き、次の美濃青柳(みのやなぎ)駅へ。ここにも線路沿いにイビデンの工場があります。通勤需要も見込めそうな駅です。

 次の駅、友江駅まで行くと、住宅地ですが徐々に田んぼや畑が増えて来て、ローカル色が増してきます。

 元近鉄車の編成が、桑名へ向けて走って行きました。

 どんどんと田んぼの割合が増えてきた友江駅への道中、何か謎の看板が出てきました。一目見て“OK牧場”と空目してしまいました。。。ガッツかよと。。。😅😅😅

 OKB農場の謎を引きずりつつも(…先々ちょっとだけわかります。)名神高速を潜り進むと、次の駅大鳥羽駅に到着。すごく小さな駅舎がある無人駅。駅の回りは田んぼが多いですが、近くに県立高校が出来てから1974年頃開業した駅らしいで、日中はのどかな田園の駅です。名神高速走行中はここ辺りの景色は殆ど見えないので、改めて見ると新鮮に感じます。

 大鳥羽から先は鉄橋で河を渡るものと思っていたが、並走している養老線が、田園地帯には不釣り合いで違和感のある立派な高架橋に変貌してビックリしました。

 相川、牧田川と河を渡るところの鉄橋は、上田電鉄の千曲川橋梁のようなトラス橋がありそうな雰囲気の場所ですが、高架橋から続く同じコンクリート橋梁で架けられていて、何んとも違和感のある光景です。

 古い民家の集う小さな集落に建つ高架駅、烏江(からすえ)駅。単線と複線の違いがあるけど、湖西線の中間駅に似たような雰囲気も感じます。

 地上部から上がっていく階段のところから見ると、近頃のバリアフリー対応的には絶望的な駅かと思ってしまいましたが。。。

 

 堤防の車道から入って来れる2階部分には駅前スペース的なものがあって、こちらからは駅に入りやすい構造です。更に…、

 高架上のプラットホームまでの後付けされたと思われるスロープが。大仰に見える構造物ですが、多分基準を満たした勾配で設置するとこうなってしまった、的なものかと思います。しかもこれにより烏江駅でも“サイクルトレイン”に対応が出来ているので、バリアフリーは障害者やお年寄りだけではなく、すべての人に利することである。と言うような言説を証明している様にも思います。いいもんです、はい。

 2階部分駅前スペースから大垣側の空き地に目をやると、何か巨大なモニュメントが。鉄橋のトラス橋の一部であることはすぐわかるかと思います。

 下の方に掲示してある案内看板を見ると、『旧・牧田川橋梁』とのことで、昔はこの鉄橋が架かっていたのですね。駅の東側の牧田川と杭瀬川の洪水対策で河川改修を行った際に、今の立派な高架橋梁になったが、創業時からのこのトラス橋の一部を歴史的に貴重なものとして保存されたそうです。

 帰宅後ちょっと調べてみると、旧・牧田川橋梁の現役時代の映像がYouTubeに置かれていました。小寺勉さまのチャンネルです。お借りしています。風情が素晴らしい貴重な映像です。m(_ _)m

烏江駅と牧田川橋梁  

 吊りかけ駆動の音がまだ元気な時代の貴重な姿でしたが、現在は未来を見据えてVVVFインバータ音を響かせるステンレス車が高架で牧田川を渡っています。此もまた頼もしい姿と言えそうです。

 烏江から先の、次の駅、美濃高田駅までは養老線で一番の田園地帯かと思います。東海環状自動車道の高架がなければもっと綺麗な風景かなぁ、と思ってしまう風景を、線路からちょっと離れてしまったあぜ道の道路を走り抜けて、美濃高田駅に到着です。岐阜県養老町の中心街、とのことで、町役場などの官公庁が集まる町の小さいながらも立派な佇まいの駅舎があります。

 昔は当然有人駅で、賑わいのある駅だったのかと思われます。

 美濃高田駅を出発して市街地を過ぎると、揖斐から大垣を経てここまで殆ど平坦な地形でしたが、そろそろ山がちになってきました。養老山地の山裾の区間が始まります。今回のルートの標高最高区間(とは言え、高さ31メートルだけですが😅)を通り、瓢箪のモニュメントを見つけたあたりで、養老駅に到着しました。

 創業当初の養老 ~大垣 ~池野開業時の始発駅であり、養老の滝・養老公園などの観光の玄関口として栄えた駅として、神社仏閣的な重厚なつくりの駅舎です。

 しかし、現代の観光はマイカー主体のなか、養老鉄道での観光客の流動は殆ど無いと思われ、ひょうたんの実を使った駅名看板とか何かと観光向きのアピールをしつつも、流れからは外れた感も否めないものの、『中部の駅100選』に選ばれた駅としてこれ自身を観光資源とするのも有効にならないかなぁ、とも考えてしまいました。

 養老鉄道“南線”は、未だ半分に満たないところですが、桑名までの残りの道程は後半に続きます♪


↓ STRAVAで記録した大垣駅~桑名駅までの走行ルート


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輪行チャリ鉄mini-trip・初めましての養老鉄道(“北線”)

2023年03月27日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 2022年5月初め頃、長く存在は知りつつも今まで全く乗りに行く動機の無かった養老鉄道にて、輪行チャリ鉄してきました。

 養老鉄道は、揖斐から桑名まで60km弱の距離がある、近鉄から第3セクター鉄道に経営分離された元近鉄線で近鉄から経営分離され系列子会社を経たのち公有民営方式となったローカル鉄道です。(23年5月、間違いを訂正致しました。3セクと違いましたm(_ _)m)

 但し、ここへの訪線は前日夜に急に思い立ち、朝寝坊しつつ家を出発して現地で時間が少ないので、この回はお手軽に大垣から北側の約20kmを走ってみようと思いました。(なお、この記事だけの便宜上、この区間を養老“北線”と呼称させていただきます。m(_ _)m)

 早朝の京都から名神高速を走り東海環状経由で大野神戸ICで出て、県道・国道を接いで揖斐駅に到着。

 揖斐駅は揖斐川町の駅としてありますが、揖斐川町の中心は揖斐駅から粕川と揖斐川を越えた2kmほど向こうの本揖斐地域で、養老線の揖斐駅はちょっと鄙びた感のある終着駅です。ここから大垣駅までを走ります。

 揖斐川町のコミュニティバス、ふれあいバスが顔を見せます。ゆるキャラ系マスコットキャラクター「かっぱの河太郎」が目立ちます。揖斐川町のバスは樽見鉄道の高科駅や谷汲口駅にも来ています。広域合併の広範囲な自治体ですが、公共交通の維持に力を入れている感じがします。

 揖斐駅を出発して南方向に漕ぎ始めると、平坦な田園地帯を走る線路と並走して走れます。2km強で次の駅、美濃本郷駅です。ここは池田町になります。

 ちょっとした集落の駅になっていて、駐輪場が大きく駅トイレも比較的新しくきれいな設備です。

 次の駅は北池野駅、1km無い位の短い駅間です。池田町の役場も近くにあり、住宅の多い地域です。

 このあたりから線路を東に向けて曲がり、次の池野駅に。結構新しい駅舎で、最近まで係員が配置されていたんじゃないかと感じる駅です。『まちづくり工房「霞渓舎」』という施設が駅舎内に設けられている加減で、きれいに整備がされているのかもです。

 池野駅から先は、田んぼの中を一直線に走る田園地帯に。元東急の電車が大垣行きで走って行くのを見送った。

 因みにこの橋を境に、池田町から神戸町(ごうどちょう)に入ります。

 関西人から見ると、『こうべ』としか読めない地名ですが、『ごうど』町です。

 (余談ながら、三重県では「伊賀神戸」の“かんべ”読みもありますね)

 神戸町の最初の駅は、北神戸駅。駅周辺は、田んぼに囲まれた小さな集落です。駅前の東側には神戸町立図書館がありますが、小さな自治体ながら建物と広くて芝の手入れの行き届いた庭がとてもきれいな図書館です。北神戸駅近くの小学校も、多分、ちょっと古い校舎ながらも白い外壁にリニューアルされた感じの綺麗な校舎で、学校文化的な所に力を入れている自治体なのかなぁ、と思って後で調べたが、とくにそういう活動をしている自治体という訳ではなさそうでした。

 養老鉄道を活性化させようって意気込みも、強いものを感じるスローガン看板も目立ちます。

 次の広神戸駅に向かう途中、ごうど・ローズパーク近くで撮った、元近鉄車のラッピング電車。個人的嗜好としては、この旧近鉄車両の方が好みです。

 広神戸駅は、神戸(ごうど)町の中心駅になっているようです。ちょっと大きめの駅舎があり、駅前には古い目の住居や店舗が建ち並ぶなど、中心駅らしい格があります。

 広神戸駅から線路沿いに走ると、何か特徴的な堤防のようなものに沿って走る箇所が出てきました。この地域特有の昔からの防災構造物、“輪中堤(わじゅうてい)” である様です。ここから先所々で輪中堤が見られます。3.0km弱程走った次の東赤坂駅は、交換駅ですが駅舎は無く大垣行きホームに待合室があるのみです。駅周辺はまた田んぼや農地の割合が高くなってきましたが、駅前の踏切を通る旧中山道を境にして大垣市に入る辺りから、また住宅が密集してきます。

 東海環状道路や岐大バイパスの高架の下を潜り、輪中堤の上を通ったりしながら、次の北大垣駅に到着。単線上の駅で、ここも駅舎が無く待合室のみ設置された小駅です。

 東赤坂駅から見たら、大垣市内とは反対向きの南西方向に線路が向かって北大垣駅に着く訳ですが、何かを避けるような配線になっているように見えます。

 その避けたものは、JR東海の大垣車両区なのか?と思えるように、車庫を避けて西方向からグルッと巻くように迂回して大垣市内に向かいます。写真の奥のJR東海車両の手前側に、養老鉄道の架線柱があるのがわかりますでしょうか?。旧国鉄の頃に既に車庫が出来ていて、その後に養老線が来た感じなのでしょうか。

 大垣車両区と養老線に挟まれた土地に出来た新興住宅街を抜けていくと、次の室駅です。駅舎というか、待合室の様な建物です。

 この待合室の反対側では、ここまで走って来た養老“北線”と、桑名までの線が合流して並走しますが、複線線路ではなく単に単線が2本並んでいるだけ、と言う状態の線路です。路線の運行実態に即した構造と言うことになりそうです。

 大垣市街地で一部迷いながら駅前繁華街を通り抜け、大垣駅にたどり着きました。

 大垣から揖斐まで戻る訳ですが、当初は「サイクルトレイン」で折りたたまないで在姿で乗る予定でしたが、乗車位置が最後尾車に限定されてしまうことになることに現地到着後に気が付き、やはり折角なので“かぶりつき”で乗りたいものなので、折りたたんで輪行袋に収納し、先頭車に乗車することにしました♪

 そんな訳で、元東急車7700系の列車で先頭車かぶりつきして、揖斐駅までの平坦な路線をのんびり揺られて戻りました。

 残りの桑名までの南側路線は、距離もあるし勾配もあるので、なかなか大変だと容易に想像できますが、どうなるかが楽しみでもあります。


↓ STRAVAで記録した揖斐駅~大垣駅までの走行ルート

 …拙い旅のお話ですが、最後まで拝読くださいましてありがとうございました。


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輪行チャリ鉄mini-trip・KTR宮舞線、河口を渡って♪

2023年01月06日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 去年(2021年)の春頃、丹鉄宮福線を輪行チャリ鉄しましたが、その後1年ほど開けて丹鉄線の第2弾的な、宮舞線輪行チャリ鉄を行いました。宮福線と比べるとかなりゆるいコースになりました。西舞鶴駅から宮津、天橋立までですが、またズルみたいな箇所が入ってたりしますwが、そこはまぁ考え方次第なので御容赦ください。😅

 2022年の6月初旬の梅雨入りする前の或る日、早朝から自宅を出発し京都縦貫道を快走、西舞鶴駅に車を止めベースとして活動します。

 西舞鶴までの途中の京都縦貫道では濃霧が発生していてお天気どうかと心配しましたが、到着する頃にはまあまあな晴空になっていました。思えば、この年は少し梅雨入りが遅い感じでした。

 

 西舞鶴駅は、JR舞鶴線と京都丹後鉄道宮舞線の接続駅で、舞鶴市を代表する駅だけあって、ガラス張り外壁の立派な駅です。

地上側の専用改札口から丹鉄線に乗降する形態です。

 西舞鶴駅の南側には、丹鉄線の車両基地があり、稼働中の車両達とともに、定期運用を外れた予備車の元特急タンゴ・エクスプローラー車が留置されていますが、この1年前に見た姿より更に劣化が進んでいて目も当てられない姿で、シャッターを押すのも忍びないのであえて撮っていません。ここまで晒されるなら、ぼくはもう解放してあげて欲しいと思いました。(その後、部品取り用の1編成3両が解体されたと聞きました。残る編成も風前の灯火かと…。)

 タンゴ・エクスプローラーの姿に後ろ髪引かれつつ、宮舞線に沿ってペダルを回し次の駅、四所駅へ向かいます。丸々線路に沿わずにメインルートの国道175号線を走る方が走りやすいところですが、線路沿いの府道を繋いで走る方が味があると言う感じなのです。1車線の細い府道で鉄道トンネル箇所の小さな峠を越えてR175号線に合流、国道からの細い道を上っていくと程なく四所駅に。

 四所駅舎は、まだ新しさの残る和風の意匠な建物ですが、どうやら昔付近にあった関所をイメージした建物だそうです。

 ホームには、運転停車から発車間際の特急『丹後の海』の姿が。この車両は元特急車「タンゴ・ディスカバリー」がミトーカ・リニューアルされた車両で、車体に散りばめられた多数のレタリングや木材を多用した車内の造形が、いかにもな車両です。

 国道に戻って坂を登り、念仏峠交差点から丹後神崎方面への府道に曲がり進むと、道の右手側に宮舞線の線路が見えてきます。鄙びた農村風景の中を進み、次の東雲(しののめ)駅に到着。

 駅周辺は農家などの民家が点在する、とくに観光になる箇所もない地元民のための駅な様です。

 ちょうど、KTR703号気動車が宮津方面に発車してきました。残念ながら乗降ともに0人でした。

 東雲駅から先は、府道に走る車の数も非常に少なく、ところどころ1.5車線道路になる宮舞線と並走する府道を走って行くと、次の駅丹後神崎駅への入り口の看板が。

 雑木林の中の道をちょっと行くと、ホームの上に小さな駅舎があります。小さいながらも三角屋根が特徴的な駅舎です。神崎海水浴場の最寄り駅になります。

 先に書きましたように、ここまでの府道の車の交通量がとても少ないのは、ここ神崎の集落から先は道が通じていなくて、半島の先の行き止まりみたいな地形になっているからと思われます。由良川の対岸に渡るには、自動車なら手前の東雲駅よりまだ南側の道路橋のところまで4km弱ほど戻らないと行けません。

 私の輪行チャリ鉄活動からすると、そこまで戻って橋を渡り、また対岸付近まで4km弱走るのがセオリーになるのでしょうが、乗り鉄のために輪行している私としては、この絶景の鉄橋は列車で渡る方が楽しい!ことなので、20分程で次が来るので丹後神崎駅から一駅だけ輪行して河を渡ることといたします♪

 …そんな訳で、由良川橋梁を眺めたあと、丹後神崎駅に戻って自転車を折りたたんで乗車、橋を渡ります。

 由良川橋梁を渡って、次の駅 丹後由良駅に到着。…鉄橋を走る風景はうまく撮れませんでした。

 一駅だけ畳んで、降りたらまたすぐ組み立てて乗るなんて気軽な輪行が出来るのは、折りたたみ自転車故の楽しみであります♪

 駅舎には、「Anne Shirley」の店名のカフェが併設されています。業務委託の日中有人駅だと思われます。

 この駅舎の形は、ヨットを模しているとの公式の案内がありますが、私は釣り上げられた魚の頭、かと思ってしまいました。全くもってセンスがない私です😅

 よく知られていることですが、この鉄橋は、いろいろなドラマ・アニメの聖地として映されていますが、わたし的にはやっぱり『けいおん!』

ラッピング車も走っていましたが、残念ながら現車は見ることが出来ませんでした。作品中では、何故か曲線の鉄橋として書かれていたものです😅

 丹後由良の町を抜けると、暫く海沿いのせまい海岸を宮舞線と国道178号線が並走する区間が、連続で続きます。列車からはいい景色が楽しめる区間になりそう。これが4km程続いて、次の町並に入って1km程走ると、次の駅、栗田(くんだ)駅に到着。結構な難読駅名だと思います。尚、この集落の浜の海は、栗田湾と呼ばれるようです。わりと大きな町集落なので、平均乗車人員は200名弱はあるそうです。

 栗田から宮津市街に向かっては、国道は一旦坂を登って栗田トンネルを潜ってから宮津市内に入ります。

ここで、宮津駅前に向かう前に海を見てみたいと思ってしまったので、道の駅 海の京都・宮津 のある宮津港周辺に向かいました。空色に夏の海の表情を感じられました。

 海を見てから宮津駅に行く予定だったのですが、道の駅の幟とかポスターとかに、私の聞いたことがなかった、地域ソウルフード『宮津カレー焼きそば』なるものを発見。ちょうど正午も過ぎてもうそろそろお昼ご飯かな…、と思っていた所にこの情報が飛び込んできた。これは行くしかない!ってところですが、道の駅のお食事処はかなり混んでいて避けたかったので、他の宮津カレー焼きそば店をググって、ここから10分ほどの住宅街のお店を発見し、そちらで頂きました。美味かった😋

 喫茶「絵梨奈 」(宮津カレー焼きそば)の食べログの紹介ページ

 https://tabelog.com/kyoto/A2609/A260901/26009840/

 宮津カレー焼きそばを食したあとは、今回の輪行チャリ鉄活動の最終目標地点、天橋立駅へ向かう…訳ですが、宮津市の町はずれまで来たところで、宮津駅に寄ることを忘れてしまったことに気が付きました。。。orz

まぁ、宮津駅は前回の宮福線チャリ鉄で来ているのでまぁいっかー、と、しました。気付いた時には既に宮津駅と天橋立駅間の真ん中あたりまで来てしまっていたので。。。

 西宮津公園あたりから天橋立までって、大分距離があった様に記憶していたが、思っていた半分位の距離で天橋立駅に到着しました。これにて宮舞線沿線“完走”です❤

 舞鶴に戻る列車までの時間が微妙にあったので、廻旋橋周辺までまわってきました。オフシーズンの観光地な景色です♪

 西舞鶴までの帰りの列車は、KTR700形標準塗装車(二期リニューアル車、と呼ぶらしい)。

 富士重工や新潟鐵工所製のLE-DC系よりも高出力で勇ましいエンジン音で走る、第三セクター鉄道の普通車としてはすごい車両である。宮福線の勾配区間を軽く登っていく車両なので、平坦な宮舞線では余裕余裕の走りです。

 この日、2回目となる由良川橋梁を渡る光景を録画しました。↓

“海”渡る輪行チャリ鉄ー丹鉄宮舞線 丹後由良~丹後神崎

 

 今日走ってきた道を思い返しながら車窓を堪能し、列車に揺られるのを楽しんでいる間に、西舞鶴に帰着・到着しました。

 次に京都丹後鉄道線に乗るときは、宮豊線の約60kmを漕ぐことになります。走り甲斐がありすぎる感じになりそうです♪


↓ STRAVAで記録した西舞鶴駅~丹後神崎駅までの走行ルート

↓ STRAVAで記録した丹後由良駅~天橋立駅までの走行ルート

 …拙い旅のお話ですが、最後まで購読くださいましてありがとうございました。


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謹賀新年2023

2023年01月06日 | ときどき雑談記。

 新年あけましておめでとうございます。今年も皆様にとってよい一年と、なりますように。

…とは申しましても、既にもう1月6日と言うことですが、まぁ7日までは新年挨拶って説もありますので、遅まきながら新年の御挨拶とさせて頂きたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 そんな訳で(何が?)、非常に文章作成能力に欠けたひとがゆっくりと書いているBlogなので、また期間が開きまくってしまいましたが、この年末年始にやっと書きageることが出来ました。

 拙い旅のお話、良ければ御一読くださいませ。m(_ _)m

 …唐突に、信州長野の松本市と言えば、アルピコ交通線の 渕東なぎささんをば(^_^;

 

 

 

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チャリ鉄輪行派 小旅・KTR宮福線、峠をこえて【後編】

2022年09月10日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 前編では、沿線を走り各駅を訪れて回り輪行して戻ってくる自称“輪行チャリ鉄”活動で、京都丹後鉄道宮福線を福知山駅から大江山口内宮駅まで走ったところにて、前編を切上げとしました。ここまでは割りと平坦な道のりでありましたが、ここから今回の輪行チャリ鉄ルートで最大の壁があります。前編にもちょこっと書きました、標高400m級の峠を越えなければ次駅へ進めない難所を走ります。

【後編】

 大江山口内宮(おおえやまぐちないく)駅の次の駅は、辛皮(からかわ)駅です。ここの駅間距離自体は3.7kmですが、それは長いトンネルを経て直線的に繋がる距離でありますが、これから自転車で向かうルートは、約350mの標高差を越えて約14.7kmを走破しないと辿り着けない駅です。更に、近畿地区でも有数の“秘境駅”として知られる駅で、道路として到達するのも行き辛い、さすが秘境駅のあるだけの場所です。

 駅前を通る府道9号線を、これから宮津方面に坂を登って山の中の方向に走ります。府道沿いに宮福線がトンネルに入る辺りから勾配が幾分きつくなっていきます。少し登ってスノーシェッドになるのかな、覆道を潜ったあたりから宮川沿いの集落まで下り坂でちょっと楽に走れたと思ったら、ここからまた登り坂に転じ、普甲峠を越すまで登り一方になります。

 大江山登山口への道が分岐するあたりの集落の一角の空き地には、大江山の鬼の姿(の像)がチラホラと見えて、鬼の伝説を伝えるランドマーク状態になっていますね。手に杯を持っている様ですが、「鬼ころし」だったりするのでしょうか😅

 この集落を越えてからも、上り勾配がまだまだ続きます。ペースを押さえて持続させて登っていくつもりでペダルを回しますが、もともとヒルクライム的な脚力を鍛え持っている訳では無い奴なので、標高300メートルを超えたあたりからのつづら折れの勾配のきつい所では、もう押していました😅、ヘタレで恥ずかしいところでもありますが、トレーニングやタイムアタックをしている訳ではなく、とにかく次の駅に向かうのが第一義なので。…と、言い訳をしております😅

 

 峠に近づく標高400メートル近くまでくると、暫くアップダウンの少ない高原地帯の様な地形になり2km弱ほど走ると、普甲峠(厳密には峠の手前?かも)の旧大江山スキー場前に到着です♪

 高原地形の広い空と涼しい風の下、暫く足休めします。スキー場に“旧”が付くのは、積雪減少と諸施設の老朽化のため、スキー場としては閉鎖されてしまった為のようです。温暖化恐るべし。

 暫し足休めして高原の空気を吸ったところで、峠から辛皮駅へ向かう林道(杉山林道)を下ります。ウネウネつづら折れの急勾配の道です。途中イタチ系の小動物が自転車の前を横切ったりします。大自然ですね。何が出てもおかしくないです。🐻は出て来ないでねw。

 そんな急坂の林道を、ブレーキ握ってスピード殺して慎重に降りていって、辛皮の村落に降り着きました。あんだけ漕いだり(押したり…)して苦労して登ったけど、下りは一瞬でもあります。丹鉄線の跨道橋を潜っていった先に、見頃を過ぎたとは言え未だきれいに花が残っている桜がありました。この時季京都市内では桜は完全に終わっているので、貴重に思いました。名残の桜です。

 そんな感じで、約3.7kmの駅間を14.7kmの山岳路で繋ぐ、今までに無かった険しい輪行チャリ鉄走行ルートを走り、辛皮(からかわ)駅に着きました。スタートから2時間15分程かかって到着しました。
 辛皮駅は、谷間の村落の東側の斜面に敷設され、線路の上の崖の上には京都縦貫道(高速自動車道)が通っています。自動車の走行音も時々響いてきて、少し騒がしさもある秘境駅です。

 辛皮駅では、11:54発の宮津行きを待ちます。約30分の時間待ちで、その間に逆方向の福知山行きが発車して行きます。緑の新型気動車でした。それから10分ちょっとしてから、お待ちかねの宮津行きが到着です。こちらは赤鬼カラーの新型気動車です。因みに、この駅の直近の年間平均乗車人員は3名らしいですが、1名の降車の方(恐らく地元の方で観光者じゃ無い感じ)が居られました。貴重です♪

 その新型気動車KTR300形に乗りこみ、発車してすぐに普甲トンネルに突入。 3,215mのトンネルで普甲峠をパスして、ここを抜けるとゆるく左右に曲がりくねった下り坂の線路を走り、約7分、一駅だけの輪行乗車で次の喜多駅に到着です。…多分ですが、辛皮駅から乗車して喜多駅で降りる乗客は、年間で計っても一桁人員しかいないだろうなぁ、と思うと貴重な乗車だったかとも思えます。

 喜多駅は築堤の上のホームから駅前広場までちょっと長い階段で降りてきます。自転車担いでるとちょっと足元がコワい感じです。

 この駅で再度自転車を組み立て、沿線を走ります。但し、残りの駅は2駅で走行距離は4kmに満たないので、一気に終盤が近づいて来ています。一旦府道に出て北方向に向かい、次の宮村駅を目指します。

 宮村駅も築堤の上にホームがある駅ですが、交換可能駅になっています。府道周辺の民家が増えて先の喜多駅より駅勢人口は多い気がしますが、駅に近い周辺には民家が無く畑ばかりです。何んか残念。

 宮村駅から北に進み、民家が多くなって市街地に入ると、宮津駅に到着しました。

 駅前には、行列の出来る海鮮食堂があったりして現に行列してたりします。海産物で栄える観光の駅ですね。

 わたしは海産物はちょっと苦手なものが多いので、並んだりすること無く早速ホームに上がり、今は行動食(小さい菓子パンや“一本満足”やら)で間に合わせます😅

 そして、間もなくやって来た福知山行き快速列車で、福知山に戻ります。

 KTR700・KTR800系列の802号車。Wikiでは2期リニューアル車塗装と分類されているタイプです。走ってるときのエンジン音はLE-DC系と違って特急用の様な勇ましい音で、上り勾配でも難なく駆け上がっていく感じの走りです。(わたし的にはLE-DC系の軽快な音の方が好みではありますが…)

 宮津から主要駅だけ停車していく快速列車なので、喜多駅も辛皮駅も通過していく勢いで、約40分で福知山に到着します。

 宮福線は、未だ宮福鉄道だった時代に青春18きっぷで来て別払いで乗った記憶がありますが、この山岳越えのある路線を輪行チャリ鉄として全線並走(ほぼ)全駅訪問出来たのは、自分の中ではなかなかの快挙でありました。まぁ、ちょっとズルがあったりしますがw、自分が楽しむ“チャリ鉄活動”なので、大いに楽しめたので良かったものでした。

 京都丹後鉄道線は、良い規模で路線を持っているので、また、残りの路線についても輪行チャリ鉄しに来たいと、既に妄想・構想中なのであります。


↓ STRAVAで記録した大江山口内宮駅~辛皮駅までの走行ルート

↓ STRAVAで記録した喜多駅~宮津駅の走行ルート


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