実家では、以前はお米を作っていました。
子供の頃は、田んぼの隅で苗を育て、丁寧に採って藁で束ねました。
代掻きの終わった田んぼに入り、横に張った縄に沿って、苗を植えていきました。
どちらも裸足で、泥の中にずぶずぶ・・・と!
お尻まで濡れちゃったなぁ。

祖父は田んぼの水を見に、何度も見回り。
(その昔は川から水を引くのにケンカになったそう)
田んぼの中の雑草取り、肥料まき、鳥から守るための網張り&案山子立て。
収穫は稲刈り鎌で、ザクッザクッと刈って。
束ねて、運んで、はざかけ。
数日後、自宅に運んで、脱穀・もみすり。
唐箕(とうみ)で埃がもうもうと舞って、体中にもみのホコリで痒いし、くしゃみだらけ・・・
でも新米は本当に美味しかったです。

全て手作業。
一年中、祖父祖母、父母は田んぼの管理をしていました。
・・・それが、機械化が進み、代掻きも、田植えも、刈り取り・脱穀も全部機械化。
乾燥もライスセンターへ
農協さんや、機械を持っている方にお願いします。

でもそうすると、機械の代金に取られてしまい、ほとんど収入にはならないそうです。
もしかしたら、お米を買った方が安くなっているかもと。
ということで、実家は随分前から、田んぼは人に貸して、お米は作らなくなりました。
田んぼの作業は本当に重労働です。
機械化しなければとても大変。
でも個人宅では機械を借りるか、頼むしかありません。
政府が大規模農家しようとしているのはわかります。
でも田んぼがあるのに、自分の家で食べるお米も作れない、
こんな家もあることをわかってほしいです。
田んぼでドジョウやタニシを捕ったり、イナゴを追いかけたり・・・
楽しかったなぁ~
写真&イラストは完全無料からいただきました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます