名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

爆弾

2016-02-09 09:01:56 | 
私の体中に
無数の爆弾がある。

残念ながらどれも
不発弾では無い。

どんな条件で
いつ爆発するのか
私にも誰にも分からない。

私の左手首に
複数の古い切り傷がある。
同じものが太ももにもある。

でも後悔はしないし
恥じる事もない。

長い、これから恒久的に
ずっと続く苦しい闘病において

必死で生き抜こうとして得た、
それは私の生きるあかしであり勲章。

人に顔向け出来ないような、

そんな生き方をしてきた覚えはない。
厳しく躾けて立派な大人になるまで
育ててくれた亡き母に感謝してます。

重い病気を抱えた私を仲間に
選んでくれたみなに深く感謝しています。

この世に生まれた時から、
私の体はあちこち病魔に蝕まれて
自分でも思うように動けない日も
たくさんあります。

ずっと波乱万丈の茨の道を
歩んできたのでもう慣れています。

全ての生命に幸あらんと願う。