名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

鈴の音。

2014-03-22 17:08:49 | 
時々なにもないのに
どこかで鈴の音が
聞こえるような気がする。

辛いとき、
一人で泣いてたとき
鈴の音が
聞こえた気がした。

あの鈴の音、どこか
聞き覚えがある。

あれは亡母の根付けに
付いてた鈴だ。

忘れもしない。
1997年8月6日、
母の命日。
あれからもう
20年近くの
歳月が流れた。

うつ病やノイローゼで
私は何度も自殺未遂を
はかった事がある。
でもその度に死ねなかった。

あのときも鈴の音が
聞こえてた気がした。

母の根付けは形見として、
今は私が大事に持っている
叔母がくれた根付けも
一緒に大事に持っている。

辛いときにもしまたあの
鈴の音が聞こえたら
今度はいつも見守ってくれて
ありがとうとそう伝えたい。

隙間の世界で。

2014-03-21 03:29:53 | 
いつも道の左端を歩いて来た。
生きてる事が
許されない事だと思っていた。

いつも隅っこにいた。
誰かの邪魔にならないように、
誰かに踏みつけられないように。

太陽は自分には振り向かないと
そう思っていた。
時々、三日月が振り向いてくれた
そんな気がしていた。

光と影があるのなら、
僕は影だ。
まばゆく光ることも無い。
誰にも気付かれないような
暗闇でいつももがいていた。
もがいてもがいて
もがいてやっと、光差す場所へ
辿り着くことが出来た。

今は真ん中を歩けるよ、
堂々と誇らしげに。

きっとある、僕にももっと
強くなれる術がきっと必ず。
それを探すのが僕の生きる道。

千の旋律。

2014-03-06 22:32:39 | 
色んな歌を歌う私は

虹にも星にも太陽にも
草にも花にも鳥にもなれる。

あなたの元気が出るように
今日は明るい歌を歌おう。

あなたを慰めたいから
今日は優しい歌を歌おう。

あなたも一緒に歌って欲しい。
みんなで歌えばもっと楽しい。

千の言葉が私のあなたの誰かの
胸にそっと刻まれますように。

私は今日も歌い続ける、
たくさんの歌を。
たくさんの歌を癒しに変えたい。
私の声は枯れる事なく
明日、明後日、明々後日、
ずっと歌い続けるでしょう。

あなたの心にも
この歌が届きますように。