名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

もしも終わらない世界があるとすれば。

2013-09-25 23:18:21 | 
時間も日付も分からない。

今、自分がどこにいるのかさえ
分からなくなってくるよ。

世界が終わるなんて、
考えた事もなかったけど
この世界はいつか
必ず終わる日が来るんだ。
終わらない事なんて
ボクには考えられないんだ!

もしも終わらない世界が、
本当にこの世のどこかにあるのなら
僕の願いはただひとつ。
世界の終焉を見てみたい。

美しい青い惑星、
さよならを言う前に
刹那のように消えてゆく。

終わらない世界よ、
この苦しみも悲しみも
その全てを
今すぐ終わりにして欲しい。
なるべく痛みは残さぬように、
早くさっさと済ませておくれ。

キミの痛みや苦しみ悲しみは
ボクが全部持ってゆくから。
だからどうか終わりがきても
泣かないで。
終わってしまった後には
慰める事もできない。

だからどうか泣かないで。
涙を拭くものを今は持ってないんだ。

「さようなら、
 ボクは終わりを望むよ。」


ボクのクスリ

2013-09-23 18:56:18 | 
悩んで一人で座っていた。
ボーっとしながらただ、
何も考えずに。

震える手を見つめていた。
いつか震えは収まるだろうか。
まだ分からない。

悩んで一人で座っていた。
何も見つめずただそこにいた。
何も考えることなく。

手の震えは止まっていた。
でも、震える心は止まらない。
そのうち震えは収まるだろう、
誰かが隣りに座ってくれたら。

それは多分、
良く見知った顔だろう。
私の隣りには、あなたがいる。

ボクのクスリになってくれないか?
ボクの心を癒してくれないか?
キミはただ一言こう言った。


「いつでもキミの隣りにいるから。」

負けない気持ち。

2013-09-20 22:59:09 | 
強さを持っているか
それで負けないのか?

弱さを持っているか
それで負けないのか?

どうすれば負けない気持ちを
持ち、そして保つ事が
出来るだろうか。

答えは落ちていない。
そこに答えは落ちていない。

負けない気持ち、
その答えを作るのは
己が心。

負けない気持ちは
いつでも
その心の中にある。

それにいつ気付くか、
気付かないか。
ただそれだけの違い。

持てるなら、いつか持ちたい。
気付くのはいつになるだろうか。

未来の扉

2013-09-14 10:16:50 | 
もしも未来が見えるとしたら
あなたは見てみたいだろうか。
そして私はどうだろう。

未来の自分を想像したことが
あるだろうか。
私には少なくともない。

未来の扉のその向こう側に
未来の自分がいたら、
なんて声をかけたらいいのだろう。

もしも未来が見えるものが
あったとしても私は見ない。

先が見えないから楽しみも苦しみも
全てがそこに詰まっているんだ。

未来の扉に背を向けて
一歩づつ歩み出す。

いまとゆう時間を
精一杯、生きて行く為に。

花 Flower is not die

2013-09-06 10:26:18 | 
小さすぎて 誰の目にも止まらず
誰もみな足を止めて振り返ったりはしない。
道端に咲いている 白い花
名前も知らないけど
強い雨の日にも
そこに咲いていたことを
僕は覚えているよ

どうしたらいいのか
分からないくらい
落ち込んでいた僕を
癒してくれたこと
そっと励ましてくれたこと
覚えているよ

晴れた日の午後に
再び通りかかったときには
もう枯れてしまっていたけど
名前も知らかったけど
そこに咲いていたことを
僕はずっと忘れないよ。