名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

私の中のもう1人の私。

2014-10-14 13:56:32 | 
私の中にはもう1人の
私がいる。

私が困っている時には
助けてくれて、
辛い時には
ずっと側で寝かし付けて
見守ってくれる。

彼女は私にしか見えない、
ただ私を守る為だけに
生まれてそして存在してる。

もし彼女が居なかったら、
涙が出そうなほど辛い夜に
眠りにつく事が
出来なかったかもしれない。

私の心の悲鳴が届いた時、
彼女は生まれたの。
いつの頃か分からないけど。

彼女は私の分身、
もしくは半身なのだ。
なるべく彼女に
心配かけないように

少しでも早く
元気な自分に戻りたい。

蒼い薔薇と青い小鳥と。

2014-10-05 01:17:43 | 
蒼い薔薇、
とても
珍しがられるのを
嫌った。

青い小鳥、
仲間と違う
色だけど
いつも笑顔で過ごした。

青い小鳥が
空を飛んでると
浮かない顔をした
蒼い薔薇が
ため息まじりに
呟いた。

「どうしてこんな
 色に生まれたのか。」

青い小鳥、蒼い薔薇に
話しかける。

「こんにちは薔薇さん!
 貴方の色はとても
 素敵な色ですね。」

種類は違うけど蒼と青で、
2人は仲良しになった。

どんな色に生まれても
どんな場所に生まれても
そんな事は関係無いさ。

自分を幸せに出来るのは
自分自身しかいないんだ。

そして人生で一番の
宝物は大切な友人。

一生の宝物を手に入れた2人、
たまに泣く日もあるかもしれない。
でも側で慰めてくれる
誰かがいる、それだけで
人生の意味は変わる。

素敵な蒼い薔薇に笑顔を、
可愛い青い小鳥に元気を。