名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

夢見る観覧車

2024-08-29 19:25:47 | 
ある場所に
とても大きな観覧車
それはあった。

夢が終わった跡地、
彼は長い時間を
風雨にさらされて過ごした。

いつ頃だったかは
分からないけど彼は
海の見える場所にいた。

彼の新しい夢、それは
多くの人に新しい夢、
それを与えることだった。

観覧車が見た夢を今、
煌めく場所で多くの人が見ている。
彼の夢は、
いつしか現実の世界になった。