名前を忘れた罪

―忘れてもいいこと、
 そして忘れてはいけないこと―

夜、傾奇く

2022-06-30 23:10:22 | 
始まりは午前3時

いつ終わるのか知らない

狂った饗宴(パーティー)

視られたら困る口紅(ルージュ)の痕跡は

朝が来る前に消せばいい

狂ったリズム、イカれたリズム

どっちが可笑しいなんて

お前が決めればいい

壊す、壊す、壊す、

常識、モラル、ロジカル的なもの、

全部、要らない 窓から投げ捨てろ、要らない

残りカスなんて、そんなもんさ

朝5時、

赤い頭が起こしにきたら全部お終い、またね。

誰も知りえぬ、梅雨明け、夜の戯れ

2022-06-28 20:02:33 | 
私の名前は今は明かさないでおこう。

こうして、ここで語るのは初めてかもしれない。

私には好き合う人がいる、相手がいる方。

出逢った順番が、ほんの少し違うだけ。

貴女を見た瞬間から、私は目が離せなくなった。

それは貴女も、同じだったかもしれない。

金曜日の夜、スケジュールはいつも空にしてある。

書き残すことで、誰かが傷付くかもしれないから。

今年は、梅雨が、早くに明けましたね。

いつもなら、傘をさして歩いていた、夜の裏通り。

2人で1つの傘に。

本当は、昼間の通りを連れて歩いてあげたいと、

そう思う事もあるかもしれない、でも、

貴女が今のままで構わないなら、それが私の幸せ。

貴女の心に、せめて…雨上がりの虹を。

my little shooting star

2022-06-26 05:27:34 | 
ひとつ数えて またひとつ
思い出すのは キミの笑顔だけ
なのに どうして
こんなに苦しいのかな?

嬉しい気持ちと 苦しい想いが
超高速で交差する ココロ

白いスニーカーはいてた
あの日みたいに

小さなワイプのように
この想い 切り取ってしまえば
もっとラクになれたのに

届かない 願い叶えて
my little shooting star

今すぐ行きたい キミのもとへ
無理だって 分かっているけど

届かない 願い叶えて
my little shooting star

どんなに遠く離れていても
心だけ 君の1番近くに



手の届かない月

2022-06-25 20:29:11 | 
最近、彼女をお見かけしないが
元気に過ごしているだろうか。

心配する資格は僕にはないけど、
それでもどうしても
気になってしまう。

眠れない日々に
君がかけてくれた
心配の言葉の中に、
優しさがあっても
同情がなかったことが、
とても嬉しく思っています。

君が抱えている闇、
それはまた僕のものとは
異質のものであるけれど、

今日も手の届かない、
あの天上の月のように、
どうか離れた場所に居てください。

その傷に、
誰も触れえぬように。

夜をすべる指先

2022-06-24 06:06:09 | 
ひとりでいても退屈を覚えない。

気がつくと、

煙草を咥えながら書きものをしてる。

ワープロをなぞる指は、

ときに速く ときにゆっくりしている。

気がつくと、

煙草をもう1本。

時おり痛む頭の傷は

自傷行為の後遺症。

あの人が受けた苦しみを思えば、

どんな辛い事も耐えられると思った。

あのとき、あなたの心の叫びを

聞こえないふりをしてしまった。

たった一言、

ごめんなさいが言えなかった。

あなたの望むものを、

何1つ与える事ができなかった。

それが1つ目の罪。