定例の指導碁で4子局です。
参考図1
黒8はこのグズミが急所です。10と利かされるのはややつらいです。
参考図2
黒16のコスミツケはこの碁では悪手です。右上の厚みを働かせようとするとき、
左下の石は弱いほうがいいですから。図の9・11と中央作戦でいった時、コスミツケ
がなければ封じ込めが視野に入ります。
参考図3
黒34のハネは、単引きのほうがいいです。ハネは相手に調子を与えるきらいがあります。
参考図4
なので白41では、図のように1・3と打つほうが良かったです。
黒が最強に打てば白を取ることができますが、白も厚くなるので、下手の黒としては難しい
と思います。
実戦図1
左下を荒して、碁になったかなと思ったところでの黒番です。
実戦図2
この手が厳しくてしびれました。両サイドの黒石が働いています。
参考図5
白59では這わないといけませんでした。これだと黒は8の守りが必要ですから、
白が薄いとはいえ、紛れているでしょう。
参考図6
黒84では参考図のように中央の白を攻めたほうがよいでしょう。白は1眼もありませんから、
まわりの黒をかなり固めないといけない流れになります。細かくなりそうですが、白地が減る
ばかりの展開になるでしょう。