DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

打碁の検討の仕方 201911

2019-06-22 20:56:47 | 打碁の検討の仕方

アマ本因坊地区予選、1回戦の碁で私の白番です。

参考図1

白は22とツメましたが、黒からは参考図のようにツケる手があるようです。

参考図2

白26と割り打ちしましたが、LZ(LeelaZero)は図の飛びを推奨しています。

ここの黒のラインを切っておくのがいいのでしょうね。

 

黒25と受けて白26と割り打ちしたら白がいいでしょう。

実戦図1

白36ではここにツケました。様子見で、相手の打ち方によって打つ手を変えようという

考え方です。優勢な時に大切なことは、不安定要素を排除していくことです。

参考図3

図3のように普通に受けたら3と上辺を荒しにいく展開になると予測します。

これはこれで白が悪いわけではないのですが、のんびりしていると、

図の変化のようにすぐ怪しくなります。

怪しくなる要素は、上辺の白が攻められて、右辺の白が荒らされる・左辺と絡まれる・予定外

の場所に黒地が出来る、などです。それを減らすのは、私には36のツケでした。


参考図4

黒内ヒキなら、2とツケる予定でした。良く見る定石の形になれば、右上隅は

与えても上辺は白地になって、左上の黒に先手ヨセで少し食い込んでいるので十分です。

又、先手が回ります。

ここまで思い通りに打てたら流石にLZの評価値は上がりました。

参考図5

右上を先に受けた後のツケならまとめて攻められそうです。

実戦のように外からおさえると、上辺を荒らす手掛かりにすることが出来ます。

参考図6

外のヒキは、隅が荒らされます。

参考図7

白のツケの時の外ヒキは、上辺または左上隅を荒らす手が残ります。

これらの構想は、最善の手を求めるのではなく、自分として勝ちやすくするための

考えです。


最後は盤面で白10目以上の差になりました。

 

 

 


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