アマ本因坊地区予選、1回戦の碁で私の白番です。
参考図1
白は22とツメましたが、黒からは参考図のようにツケる手があるようです。
参考図2
白26と割り打ちしましたが、LZ(LeelaZero)は図の飛びを推奨しています。
ここの黒のラインを切っておくのがいいのでしょうね。
黒25と受けて白26と割り打ちしたら白がいいでしょう。
実戦図1
白36ではここにツケました。様子見で、相手の打ち方によって打つ手を変えようという
考え方です。優勢な時に大切なことは、不安定要素を排除していくことです。
参考図3
図3のように普通に受けたら3と上辺を荒しにいく展開になると予測します。
これはこれで白が悪いわけではないのですが、のんびりしていると、
図の変化のようにすぐ怪しくなります。
怪しくなる要素は、上辺の白が攻められて、右辺の白が荒らされる・左辺と絡まれる・予定外
の場所に黒地が出来る、などです。それを減らすのは、私には36のツケでした。
参考図4
黒内ヒキなら、2とツケる予定でした。良く見る定石の形になれば、右上隅は
与えても上辺は白地になって、左上の黒に先手ヨセで少し食い込んでいるので十分です。
又、先手が回ります。
ここまで思い通りに打てたら流石にLZの評価値は上がりました。
参考図5
右上を先に受けた後のツケならまとめて攻められそうです。
実戦のように外からおさえると、上辺を荒らす手掛かりにすることが出来ます。
参考図6
外のヒキは、隅が荒らされます。
参考図7
白のツケの時の外ヒキは、上辺または左上隅を荒らす手が残ります。
これらの構想は、最善の手を求めるのではなく、自分として勝ちやすくするための
考えです。
最後は盤面で白10目以上の差になりました。