全くの独断による私見で書きます。それでも参考になれば嬉しいです。
科学的に上達について知りたい方は下記のページを参考にしてください。
https://breakinghacks.net/skillup-5law
http://yowahada.com/the-law-of-making-progress
具体的な方法は次回に話します。今回は、囲碁における上達の仕組みについてです。
まず、上達の定義について。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
「技芸・技術などがよく身につき、進歩すること」
補足すると、新しい技術を身につけて、進歩する、ということです。
では新しい技術について、本を読んだりプロ棋士の解説を聞くだけでは、もちろん
身につきません。実戦で何十回とトライ&エラーを行って初めて、自分のものとなっていきます。
しかし囲碁では、それだけでは上達しないのです。新しい技術を取り入れる時、いらなく
なる知識を捨てて、尚且つ新しい技術を取り入れた新しい知識体系を組み立てなければ
上達につながらないのです。5級の人が初段を目指す時に、5級の考えを持ったままでは
初段になれません。ソフトに例えると、新しいバージョンのソフトをパソコンに入れる
時は、古いバージョンは削除してから入れるのが一般的ですが、上達しない人は、バージョンが違う
ソフトが何世代も入っていて、使う時は全部を起ち上げて同時進行で使う状態になって
いるのです。結果、内容が支離滅裂になり、新しい技術については消化不良をおこしてし
まいます。ソフトの例えでわからなければ、計算問題を、算盤と電卓とパソコンの計算ソフト
のエクセルの3つを同時に使って解いていると思ってください。結局、何がなんやらの
状態のままで終わるということです。
では、何を捨てればいいか、ですが、これは人それぞれですし、本人もまずわかりません。
ただ、新しい技術を何百回とトライ&エラーをすると、身につくと同時に過去のいらない
部分の知識は消去されていきます。そこまで付き詰めないと上達しないのです。
もっと簡単に上達する方法はないのでしょうか。それは、新しいソフトを手に入れる時に、
パソコンを買い替えるのです。囲碁で言えば、上達したい、と思ったら、同時に過去の
考え方を全否定、私の打ち方は全て間違っていたであろう、というとこから再スタート
するしかありません。自分を否定する作業は普通はしないので、言うは易く行うは難し、
ですが、上達のためには頑張るしかありません。何百回とトライ&エラーするよりは早く
上達するでしょう。
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