上達するための具体的な方法を書きます。
それは詰碁と、碁の本・棋理を勉強してからの実戦の同時進行です。スポーツで言うと、筋肉をつけるのが
詰碁、筋肉の使い方を学ぶのが棋理を勉強してからの実戦、と言えるでしょう。ですので、同時進行でない
と、どちらか1つだけでは効果は半減以下になります。
そして、碁の本・棋理を勉強してからの実戦には、ポイントが2つあります。
ポイント1 自分の好きな打ち方だけを徹底して勉強・実戦すること
理由1 自分の好きな分野だけを勉強するほうが、早く上達するからです。嫌いな分野はいくら時間をかけ
ても上達しません。あれもこれも勉強したほうがいいのは、県代表を目指すレベルからの話です。
そのレベルより下の人があれもこれもしようとすると、消化不良をおこすだけになります。
理由2 好きな分野のほうがメリットだけでなくデメリットも理解しやすいのです。攻め好きな人が、厚みを
作って不発に終わったら、反省は身に付きますが、地の好きな人が厚みを作ってうまくいかなかっ
たら、反省どころかうまくいかなくて当然、と思うだけで終わります。
理由3 好きな分野のメリット・デメリットが見えたら、嫌いな分野・その他の分野のメリット・デメリット
が、好きな分野のフィルターを通して見えてくるようになります。フィルターとは、判断基準と
言ってもいいでしょう。判断基準が1つでも出来れば、何が来ても消化(不必要なものは捨てる
ことも含む)出来るようになります。
ポイント2 自分の打碁に対して、対局相手か上手の意見を必ず聞くこと。とくに負けた碁は。
これは、新しい意見を取り入れるだけでなく、自分を否定する作業でもあるので、必要
不可欠なことなのです。実戦を何千局と打っても強くならない人は、この作業をしていない
からです。
以上です。私の独善ですが、参考になれば幸いです。
補足ですが、子供は、上記のことを本能で瞬間的にできるようです。上達が早いのはそのためでしょう。
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