幽玄の間、7段と4段の3子局です。
参考図1
この碁は珍しく白に早く敗着が出ました。19のツケヒキです。
上手が打ってはいけない手です。置碁なので黒が厚くなるだけです。
参考図2
上手なら右上を動くところです。
参考図3
黒24は下のほうから打ちたいです。
参考図4
黒32では高く打ちたいです。
参考図5
黒40は、1のツケが筋です。
参考図6
黒54では、1から3を利かしたいです。3には白抵抗出来ないので、17の
押さえに回ることが出来れば黒勝ちです。
下辺は、5と打って、攻めは最大の防御なり、としたいです。右下の2子は
用済です。
参考図7
黒は抜く前に1回逃げたかったです。白は2くらいなので、その後、5・7と
白のダメをつめながら逃げます。8と取られれも、まだ1眼です。
参考図8
1が形ですが、切りたくなりますはな。
参考図9
下辺の折衝は白が損しています。図のように打つべきでしょう。
参考図10
下辺は1の切りが先手です。これが残っているのもあり、白が損をしているのです。
参考図11
マガリで先手で生きていれば、もっと差が開いていました。
黒の3目勝ちなので、実戦は1回ミスしたらひっくり返ります。