[BSプレミアム]
「映像の世紀プレミアム 第15集「東京 夢と幻想の1964年」
1964年の東京五輪のドキュメンタリーを観た。
東京五輪の年の八月に、我が家が全焼して、兄が小五で死んだ。
だから、五輪どころではなく、殆どなんにも見なかった。
ニュースで、女子バレーがソ連を破って金メダルを獲得したと知った時は驚いた。
自分が世界で一番の仲良しだった兄を失った後では、何を見ても
大して嬉しいともなんとも思わなかった事を思い出す。
嫌な思い出は、五輪マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉が、後に
メダルを取らなければならないと言う重圧に負けて、自殺した事は
頭にこびり付いている。
だから、札幌に五輪マラソンが来ても、嬉しくない。
嫌な思い出がフラッシュバックするから。
1972年札幌冬季五輪の時には、自分が「白鳥の湖」出演で、一日中お稽古
の日々だったし、五輪記念公演だったから、当然乍ら、見に行く暇は無かった。
私は、よくよく、五輪を観に行く運命には無いのだ、と思う。
別に、悲しくも嬉しくも無いので、どうでも良いのだけどね。