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れすぃむり るーずなーめむ

一個研究現代東北回民史之人的日常記録。

「かみさまのいろ」。

2006-10-04 15:52:51 | Gunlerimden
こんにちは。
ここ数日トルコ語史料に向き合う日が続いたので、
久し振りにペルシア語でも聞いてみるかと、
昨日こんなイラン映画を借りて見ました。
マジード=マジーディー「太陽は、僕の瞳」

視覚障害を抱えた子どもが主人公で、
再婚を控えた父親は、内心彼を疎ましく思いながらも、
孫を溺愛する自分の母親の手前、中々よそへはやれず…
てな感じのハナシでしたが。
内容としては結構きつい感じの作品ですけれど、
主人公の祖母の住む村で、子どもたちが遊ぶ光景などには、
少し心を和まされました。
総じて見るならば、そこそこの「佳作」と言えるのではないでしょうか。

ただ、この作品の非常にアレな点があるとすれば、
「邦題」がマズイです。非常に。
この作品の原題はReng-e Xodā、「神の色」と言いまして、
題字が現れてから続けて朗誦される詩(?)の、
「目に見えずして明らかなる神よ」云々という章句、
並びに教師が主人公に向かって「神様は目が見えぬ人がお好きだ」と
話すことから始まる非常に印象的な場面などに、
ちゃんと繋がるようにつけられているのですが。
何故「太陽…」なんてタイトルにしてしまったのでしょうか。
イランの作品で「神」なんてつけたら客が入らないと思ったのでしょうか。
英語名を音訳するだけでも随分違ったのに。
残念です。

ともあれ、
それなりに「面白い」作品であることには変わりがないので、
御興味をもたれた方は、一度見られてみては。

それでは。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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知らなかった (higuma)
2006-10-04 16:18:48
へーそんな原題だったのですか。大阪で見ました。大分前なので細部は忘れたけど、キツツキのトトトトンって音に子供が反応してるところが印象的だったです。(う、違ったかな)確かにどこが「太陽」やねんって感じ。
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御覧になられましたか。 (Divane)
2006-10-04 17:31:12
higumaさま、こんにちは。



「太陽~」、劇場で御覧になられたのですね。

キツツキの音、確かに印象的でした。

「サイレンス」ほどじゃないですけれど、

視覚が遮断された人物が主人公ですと、

「音」が作品で強い印象を与えるみたいですね。
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