こんにちは。
久方振りの寄稿となります(毎回こんなことを書いてばかりですが…)。
第16回アジア競技大会が11月12日から広州で行われるよしにて、
先のオリンピック程の規模ではないにしろ、開催に向けて、
大陸であれやこれやと準備をしている、との話を、折に触れて耳にしていたのですが。
その一環として、「国外からの来賓に礼拝の場を」という趣旨から、
市内の「清真先賢古墓」に礼拝殿を造成したそうで。
市内に礼拝殿を造ろうという提案は、2004年から出ていたそうなのですが、
今年の1月になって国家文物局の批准を得て、現在地に今の形で建設することが決まったとのこと。
「預言者に派遣されて教えを伝えた教友サアド=イブン=アビー=ワッカースが眠る」
との言い伝えを持つ墓廟を中心とする墓苑に礼拝殿を立てることで、
外国への宣伝効果も大きくなるだろうと、当局側も踏んでのことなのでしょうね。
(もっとも、墓苑内に拝殿を置くことについては、教義的に問題視する立場の人もあるでしょうし、
アビー=ワッカースの埋葬場所も、マディーナにあるというのが凡そ一般的な説のようですけれど)
で、造成工事が2月から開始、9月10日に完成し、
同月13日には落成記念式典が行われたとのことです。
当日は当局者以外にも結構参加者がいたようですね。
ただ、受付のおねいさん方(写真)等々につき、「なんかなぁ」と感じていた人も居たみたいではありますが…。
この墓廟、私も過去に一度(確か2002年の春先)参観したことがありまして。
その時は、参道で夫婦と思しき外国人2人とすれ違った以外には、参観者には遇わず。
中にいた老人もランニングで石のベンチに寝っ転がったままで、
こちらの「参観させて貰いたいのだが…」にも、
「わかったわかった…」と何ともやる気のない返事をくれただけでした。
そんな人気の全く感じられない空間だからこそ、
墓中に眠っているであろう人にまつわるアレコレに思いを馳せつつ、
ゆっくり参観出来たワケでして。
「都会の喧騒の中にもこんな場所がねぇ」などと感じたものでした。
次に行く機会が出来た時には、どんな感じなっているのでしょうね。
随分ときらびやかになっているのでしょうか。
見てみたいような、見てみたくないような…。
それでは。
久方振りの寄稿となります(毎回こんなことを書いてばかりですが…)。
第16回アジア競技大会が11月12日から広州で行われるよしにて、
先のオリンピック程の規模ではないにしろ、開催に向けて、
大陸であれやこれやと準備をしている、との話を、折に触れて耳にしていたのですが。
その一環として、「国外からの来賓に礼拝の場を」という趣旨から、
市内の「清真先賢古墓」に礼拝殿を造成したそうで。
市内に礼拝殿を造ろうという提案は、2004年から出ていたそうなのですが、
今年の1月になって国家文物局の批准を得て、現在地に今の形で建設することが決まったとのこと。
「預言者に派遣されて教えを伝えた教友サアド=イブン=アビー=ワッカースが眠る」
との言い伝えを持つ墓廟を中心とする墓苑に礼拝殿を立てることで、
外国への宣伝効果も大きくなるだろうと、当局側も踏んでのことなのでしょうね。
(もっとも、墓苑内に拝殿を置くことについては、教義的に問題視する立場の人もあるでしょうし、
アビー=ワッカースの埋葬場所も、マディーナにあるというのが凡そ一般的な説のようですけれど)
で、造成工事が2月から開始、9月10日に完成し、
同月13日には落成記念式典が行われたとのことです。
当日は当局者以外にも結構参加者がいたようですね。
ただ、受付のおねいさん方(写真)等々につき、「なんかなぁ」と感じていた人も居たみたいではありますが…。
この墓廟、私も過去に一度(確か2002年の春先)参観したことがありまして。
その時は、参道で夫婦と思しき外国人2人とすれ違った以外には、参観者には遇わず。
中にいた老人もランニングで石のベンチに寝っ転がったままで、
こちらの「参観させて貰いたいのだが…」にも、
「わかったわかった…」と何ともやる気のない返事をくれただけでした。
そんな人気の全く感じられない空間だからこそ、
墓中に眠っているであろう人にまつわるアレコレに思いを馳せつつ、
ゆっくり参観出来たワケでして。
「都会の喧騒の中にもこんな場所がねぇ」などと感じたものでした。
次に行く機会が出来た時には、どんな感じなっているのでしょうね。
随分ときらびやかになっているのでしょうか。
見てみたいような、見てみたくないような…。
それでは。