オレンジ運搬用の貨車。両側面はまさしくオレンジ。通過ルートでしょうか、路線図が描かれています。妻面とルーフは黒というけっこう派手なボックスカーです。ルーフ両端に四角い通風口があり開けた状態に出来るステイが付属で付いています。マイクロトレイン製。
むかし、ナベサダこと渡辺貞夫のジャズで”オレンジ・エクスプレス”ってのがありましたが、本来の意味はこの列車のことでしょうか？カリフォルニアから東海岸のマーケットまでオレンジを満載した、オレンジ色をした長～い列車が大陸を横断していく、そんな光景を想像しています。
オレンジの集荷、選果をする作業場でしょう。以前に製作途中の写真を載せましたが、ついに完成です。これも極薄合板キットですが、窓枠や扉はプラスチック成形品。オール木造の建物なので、プラットホームなどもなかなかリアルです。オレジが入っている箱がたくさんありますがこれもキットに含まれていたもの。でも同じものをたくさん組み立てるのって結構苦痛。オレンジは直径０．５ｍｍほどの袋入りビーズ玉を買ってきてオレンジ色に塗装。しかし、やはり人がいないと寂しいですね。これからがんばって作業をしている人を作りたいと思いますが、働いているのはやはりアフリカ系アメリカンなんでしょうね。つなぎを着た逃亡中のリチャードキンブル先生も混ぜたりすると面白いかも。
マイクロトレイン社の貨車、そのディテールの素晴らしさについてはずいぶん前に書きましたが、この家畜運搬車、表面のリベットなどじつに良い出来なのですが、これだけ隙間だらけの成形品でバリが出ないのはどうゆうわけ、と感心してしまいます。
年末、大掃除も一段落、作りかけていたものをいくつか完成させました。アメリカの西部でしょうか、牛を集め貨車に積み込むための施設です。マイクロプライウッド（極薄合板）を小屋の壁面や柵のかたちにレーザーで切り抜いたものがキットになっています。アメリカ製。こうしたものは組み立て、塗装してもなかなか満足がいかなくて、色を塗り直したり屋根を替えたり、いったん作っては眺め、しばらく放っておいてまた直して塗り、といった按配で半年以上かかってしまいます。色は何回も塗りなおしたため色味が混じってしまいましたが、かえって感じが出たかな、と思っています。
