おもしろコンビ

おもしろくないことを沢山書くので頑張ります。

第70話 DEAN-ディーン-(81点)

2006-02-20 03:19:45 | FILM~映画~
 先日言ってたスノーボードクロス女子は見ました?とんでもない結末でしたな、マジ衝撃的だった。ギャラリーに応えてエアーなんぞ決めなければあんなことには・・・いやー、ホント「何が起こるかわからない」のがスノーボードクロスの醍醐味なのかもね。前にショートトラックでビリだった人が前の人が全員コケておこぼれ金メダル獲得した時の2倍の驚きだったw

 さて、レビューしたい作品が溜まりに溜まってるので小出ししていこう。ディーンというのは、勿論伝説の俳優、ジェームズ・ディーンのこと。3つの映画にしか主演しておらす、なおかつ24歳という若さで交通事故に会って亡くなってしまったのに、今でも伝説になっているのはやっぱり凄い。

 そのジェームズ・ディーンの生涯を描いた作品なのだが、良い作品だったよ。『伝説の役者を演じる役者』ということで本人より劣るのは当然だが、ディーン役のジェームズ・フランコの演技は迫力があった。名前のジェームズが一緒というのも何かの縁だったのかな。

 映画の最後に、『この映画は事実と推測を基にしたもの』って出てたので、これが100%ディーンなのだ、と思えないのが多少残念だが、あの破天荒な生き様が未だに大勢のファンがいる理由なのかも。普通言わないだろ、新人が監督に『目立つ役じゃなけりゃ出ない』ってw

 みんなも名前くらいは知ってたと思うけど、これを観れば彼のかっこいい生き方に惚れてしまうかもよ。これから『理由なき反抗』をはじめ、本物のジェームズ・ディーンの作品もチェックしてみるよ。いやー、それにしても何で役者に限らず素晴らしい才能の持ち主って若くして亡くなってしまうんだろうねぇ、運命って不思議だ。

 

第67話 『シンドラーのリスト』(85点)

2006-02-12 02:18:21 | FILM~映画~
 これは一昨日観ました。というか実際問題本当は今年に入ってから観た映画をリアルタイムで全てレビューしていきたいんだけど、他に書きたいこともあるし、ちょっと今んとこ無理な状態。でも駄作だった作品もそれはそれでレビューしたいし、ちょっと二つ目のブログを作ろうとちょっと目論んでるよ。まぁそこまで映画好きなのかっていったら違うんだけど、最近怒涛のように観てるからさw

 まぁそんな話は後々ってことで、アカデミー賞の数々の賞を受賞した『シンドラーのリスト』。恒例のあらすじだが、単純にいえばナチスによるユダヤ人大量虐殺を描いた物語。その中で、オスカー・シンドラーという起業家がユダヤ人をあらゆる手段で救っていく、というのが大まかな話。ちなみに実話です、シンドラーも実在した人物。

 先日ヒトラーの映画を観たりして、少しはこの悲劇については知識を付けていたのだが、それが結果この映画をよく理解できるものとなったかも知れない。つまり全くこの悲劇について知らない人は、ちょっと分からないところが出てくるかな。

 この映画で最も印象的なのは、ほぼ全編がモノクロ(いわゆる白黒)だということ。これについては扱った内容も考えるとかなりアルだったと思う。これがカラーだったらどうだった、というよりかは、モノクロであるがゆえのリアリティや臨場感が出ていた気がする。途中にモノクロの画面にカラーが一部出る場面があるのだが、そこはとても印象に残った。『シン・シティ』はこの手法をパクったともいえるね。

 観る前に「涙が止まらない作品」みたいな感想をネット等で見たりして、正直「そんなかなぁ?」と思いながら観たんだけど、


スマン、正直号泣したw

 特にキタのはラストシーン。これには本当にまいった、泣かない人は感情があまりない人か、映画の途中で寝ててストーリー分からなかった人くらいでしょう。グラディエーター『アメリカンヒストリーX』も結構泣いた俺だが、今回はそれ以上だったかも。あ、別に『より泣ける=良い作品』という考えじゃないよ、でも本当に素直に泣ける作品の一つ。この年齢で観ておいて良かったよ、なんだか。同世代の人にも是非観て欲しい。

 これを『ジュラシックパーク』や『バックトゥザフューチャー』で有名なスピルバーグが撮ったってんだから驚きを隠せない。あの監督、こういう作品も作れるんだね、『ミュンヘン』が楽しみだな、久々に映画館に観に行こうかな。ま、1800円とか法外な値段の映画館は正直行く気しないんだけどね。だってイギリスとかアメリカ(他多数)の映画館の入場料500円くらいだよ?国民なめてんのか、値段決めた奴。

 
 

 

 

第63話 『ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ』(96点)

2006-02-04 03:04:58 | FILM~映画~
 あえて最初に言っておこう、この映画は暫定ではあるかも知れないが自分の人生で1番の映画である、と。何故1番なのかを今から論じていくわけだが、多分その素晴らしさは文章ごときでは伝わらないだろう。ちなみに今日人生で初めて映画のDVDを買った、勿論これをね。それほど俺の中で映画観が変わった映画なのだよ。

 まずはこの映画の監督だが、前にレビューした『スナッチ』の監督、ガイ・リッチーである。この時点で素晴らしい映画だというのはある程度予想できたのだが、まさか『スナッチ』以上の作品になるとは思わなかった。こりゃすげえぞ、マジで。この映画、世間的には多分有名じゃないと思うんだけど、俺は逆に有名でないことが凄く嬉しいね。映画好きはみんな観てる、みたいなさw

 ストーリーは『スナッチ』と同じような感じというか、ギャングが絡んだクロスストーリーコメディ(?)なんだけど、まぁ先は読めないし、とにかくセンスが抜群。映画で爆笑したのは密かな名作『ギャラクシークエスト』以来だ。ハリウッドでなくイギリス映画というのも「そりゃそうだ」とうなずける。ハリウッド映画は普通に好きだが、こういう映画がハリウッドから出てくることはほとんどないだろう。

 俳優も有名どころといったら『トランスポーター』ジェイソン・ステイサムくらい。豪華な俳優がいなくては良い映画はできない、なんてことをもし思ってる人がいるならすぐに俺はこれを投げつけるよ。みんな良い演技してるよ、最高。

 100点にしなかったのは、もうちょっと『スナッチ』ばりに音楽に凝って欲しかったのと、後々これを上回る作品が出てくることを危惧してのことなんで、事実上99点ってとこですかw俺が思う『最高の映画』っていうのは、やっぱり感動モノでもなくミステリーでもなく、『楽しい』作品になると思うんだよね、突き詰めると。という意味ではやっぱりそれに属する『パルプ・フィクション』とかが上位にくるわけよ。ここらへんはホント個人個人で考え方違うし、難しいとこなんだよね。

 えーまぁとにかく、映画好きな人なら勿論だし、このブログを見てる人、




否、見てない人も全員観なさいっ!!
 
 
 本当につまらなかった、時間のムダだった、という人がもしいるなら俺んとこに来てくれ、話を聞いて俺が納得したら観た金返すよw

第54話 アメリカンヒストリーX(87点)

2006-01-21 00:19:31 | FILM~映画~
 前々から言ってたように、エドワード・ノートン繋がりでやっと見れました。いやー期待以上の作品でした、いろんな意味で。

 ストーリーとしては人種差別の問題を扱ってるんだけど、いわゆるネオナチの組織に入ったエドワード・ノートンをめぐる物語。かなり訴えかけてくるメッセージが強い作品だった。ラストでは普通に泣いてしまった、感動の涙というより無常さに泣けた。

 アメリカの人種差別が実際にどういうものなのかアメリカに住んでない自分には分からないが、こういう差別が今でも存在すると思うととても悲しくなってくる。どうか同じ人間同士が分かり合えない虚しさが終わる日がいつか来て欲しい。

 ここではいつも演技だとうだとか構成がどうだとか言うが、あまりそういう話をしたくない映画かな。勿論みんなとてもいい演技してたんだけどね。ちなみにエドワード・ノートンの弟役がターミネーター2に出てた子役のエドワード・ファーロング、こちらも名演技。


憎しみで生きるには人生はあまりに短い


 この映画のサブタイトルといってもいいこの言葉がしばらく胸に残った映画だった、これは本当に観て欲しい。

第49話 -il quarantanovesimo- ビューティフル・マインド(83点)

2006-01-11 21:07:52 | FILM~映画~
 ツタヤを散策してラッセル・クロウが出てたというのが借りた理由のほとんどな映画だけど、これアカデミー賞作品賞取ってたなんて知らなんだ、観終わってから知ったw監督は『アポロ13』『身代金』で有名なロン・ハワード。

 これは完全なヒューマンドラマ物ですわ、めずらしく泣きはしなかったけど。でも泣いたからいい映画だろうとは、実は必ずしも言えないと思うんだなぁ。ちなみにこれは実話のお話、映画の最後で知って何とも言えない気持ちに。実話だと知ってる状態で観たら感想全然変わっただろうなぁ。

 ラッセル・クロウ演じるジョン・F・ナッシュ(これも実在)学生は数学の天才ながら、総合失調症っていう病気にかかってしまい(最初からかな?)、そこからストーリーが急展開を迎えるというような流れ。作品賞は取れたのに何故ラッセル・クロウ自信の主演男優賞が取れなかったのか、と不思議に思う程良い演技してるよ。ラッセル・クロウの俺評価はかなり高く、『グラディエーター』で確固たる地位を築いたよ。

 俺は結構「いかに映画に引き込まれるような状態になるか」を良い映画だと思う判断基準にしてるんだけど、もう引き込まれっぱなしですわな。ハリウッドもアクションはもういいからこういうのバンバン作ってよ。

 ていうのも先日『スパイダーマン』を観まして。まぁ映像とかは良かったんだけど、何せストーリー展開がちゃちくて・・・こういうので「アクションって中身がないなー」って思っちゃうからアクション全然観ないんだよね。

 あ、そうそう、先日言ったようにバイクのカスタムをちょいと施したので、また画像なり感想なりアップしますのでお楽しみに、オフロードバイクファンだけ。

 

 
 

 

 

第48話 -il quarantottesimo- 21グラム(84点)

2006-01-09 17:19:20 | FILM~映画~
 この連休に関しては全くもってヒキコモリンになってましたわ、ええ、例の新種の生物ですわ。宣言した通り怒涛の勢いで映画を観たので、穴埋め的感覚でレビューしてみまっす。本当は3作くらい一気にやりたいんだが、データベース的にあんまり見栄え良くないんで1作ずつ。

 この映画言い過ぎではあるがキャストの割にあまり日本では注目されてないといういわゆるボクシングでいうアマ最強の栗生(あおう)選手のような位置だ。ん?大分違うなwまぁとにかく良い映画っすよ、80点以上は相当の良作と思っていただいてかまわんよ。あくまでも俺の独断と偏見だから批判は勘弁だがね。

 出演してるのは『ミスティック・リバー』ショーン・ペン『マルホランド・ドライブ』やハリウッド版リング主演のナオミ・ワッツ、そして先日レビューしたばかりの『スナッチ』や最近だと『シン・シティ』に出てるベニチオ・デル・トロ

 ストーリーを言っちゃうとネタバレが激しいので(観てもらいたいから内容書けない)書くのが難しいんだけど、ジャンルで表現すると人間ドラマなんでしょうか。人間ドラマといっても、気持ちの良い感動を与える映画ではないと思う、感動はあるんだけどさ。観る人によって違う感情を抱かせる映画かな、それによって感想も様々でしょう。

 全体的に言えるのは、みんな演技が上手いなぁ。特に前に挙げた3人に関しては文句ナシ。ナオミ・ワッツの演技すげーなぁと思ってみれば、ショーン・ペンとベニチオ・デル・トロの渋さもすごいことになっとるぞ、実際問題。この映画でデル・トロのかっこ良さがヤバいということを確信したよ、彼をジョン・トラヴォルタとアル・パチーノの次に渋い男に任命する日も近いようだ。さすが『目で妊娠させる男』、とりあえずデル・トロの出演作全て観るわ。

 あと注意というか言っておきたいことは、出来事の時間の交錯が激しく、後で起こる場面が序盤で唐突もなく出てきたりするのが何回もあるので、考えながら映画を観られない人にはオススメできませんな。逆にいえば頭で整理しながら観られる人にとってはこの手法は面白いと思うよ。『メメント』が面白かった人なら特に。こういうところも「人によって感想が違う」という原因になってます。タイトルの『21グラム』の意味は、映画を観れば解決や!
 
 ちなみにこの映画亀戸で1回借りたのに、3日後くらいに半額になってから新宿で気づかずにもう1回借りてもうたwつまり今家に2つある。俺、
もうだめぽ・・・

第46話 -il quarantasesimo- スナッチ -snatch-(91点)

2006-01-03 04:14:43 | FILM~映画~
 あけおめ、ことよろ、いむにだ。明けてしまったね、年が。俺はまさか明けるとは思わなかったが、今年は明けたみたいね。去年番狂わせで明けたから、今年はいい加減明けないだろと思ってたが、またまた明けるという逆転劇、一体誰が予想しただろうか・・・てことで重度の正月ボケですので気にせず続きを嫁。

 去年の暮れに観た映画だったけど、これを紹介せずしてどうするんだってくらい俺の中で最高傑作になってしまった。ブラピが出てるし、友達が昔絶賛してたのをふと思い出しそれきっかけで観たが、何でもっと早く観なかったのかと思うばかりの出来。

 ストーリーとしては簡潔に言ってしまえば86カラットのダイヤモンドを巡るギャングやマフィアやパイキー(浮浪者)達のドタバタ劇、となるのだろうが、こりゃー観てもらわないと何とも言えんね。ロンドン版『パルプ・フィクション』って言えばいいのかしら、構成や雰囲気は。

 出ている有名な俳優といえばブラピと『シン・シティ』に出てるベニチオ・デル・トロくらいなのだが、キャストの構成が文句ナシ。言い過ぎかも知れないけど、全員が主役というカンジ。ブラピファンオンリーでこれ観ようと思ってる人は観る必要のない作品でっせ、ブラピはパイキー役だしw

 兎に角忙しく人が死ぬんだが、コメディ調で進むのでむしろ死に様で笑える。そしてパルプ・フィクションのような複数のストーリーの同時進行から全く目が離せない。監督のガイ・リッチーには相当期待しとる、がんがれ。こやつの作品『ロックストック&トゥースモーキングバレルズ』が次の標的だ。

 最近映画のレビューばっかしでこのブログが批評コラムみたいになってきてるのが気になる方、今年は多様性に富んだ形でやっていきたいので、特に何もなかった日にだけこういうことしますw

 

第43話 -il quarantatresimo- 映画を観すぎたこの1年

2005-12-27 21:04:28 | FILM~映画~
観すぎた=それだけ暇だったと言わざるを得ないところが自虐的だが、人生の中で一番映画を観た年だったかも知れんな。でも映画館に観に行ったのは恐らく1つもないっすwとりあえず面白かった順に整理してみるわ。

[最高!]

七人の侍
(三船敏郎)

12モンキーズ
(ブラピ&テリー・ギリアム)

グラディエーター
(ラッセル・クロウ)

セブン
(ブラピ&エドワード・ノートン)

ドッグヴィル
(ニコール・キッドマン)


[なかなか良い]

地獄の黙示録
(マーロン・ブランド)

フェイス/オフ
(ジョン・トラボルタ)

マジェスティック
(ジム・キャリー)

リベリオン
(クリスチャン・ベイル)

トゥルーマン・ショー
(ジム・キャリー)

羊たちの沈黙
(アンソニー・ホプキンス)

ハンニバル
(アンソニー・ホプキンス)

レッドドラゴン
(アンソニー・ホプキンス&エドワード・ノートン)

SAW/ソウ

ニュースの天才
(ヘイデン・クリステンセン)

トロイ
(ブラピ)

ロード・オブ・ザ・リング3部作
(イライジャ・ウッド)

モーターサイクル・ダイアリーズ
(ガエル・ガルシア・ベルナル)

スパルタンX
(ジャッキー・サモハン・ユンピョウ)

トルク
(アイス・キューブ)

華氏911
(マイケル・ムーア)


[普通]

ブルース・オールマイティ

フルメタル・ジャケット

ザ・インタープリター

コンスタンティン

メメント

ミスティック・リバー

マトリックス・レボリューションズ

アルマゲドン

パニック・ルーム

ラスト・サムライ

ファイナル・デスティネーション

デッド・コースター

マシニスト

ロスト・イン・ラ・マンチャ

バイオハザード1.2

[微妙]

インビジブル

アザーズ

THE JUON

着信アリ1.2

 リストアップしてみると大した量だな、44個か。ツタヤ半額の時とかうまく利用して怒涛のように借りた記憶があるな、そのせいで内容ほとんど覚えてない映画もいくつか・・・これが映画好きなら普通の量だろうが、特に映画鑑賞を趣味としてるわけでもないからね。なんだか現実逃避したい時間が多かったからかもなぁ、今年はw

 ジャンルでいうとサスペンス系が一番多いかな、恋愛モノは一切なし、興味ない。あと日本映画が七人の侍だけwだって今年の日本映画うんこみたいのばっかでしたやん。まぁ姑舞鳥の夏と逆境ナインは観たいけど。

 最高評価を出した作品について少し触れると、七人の侍が目立つね。唯一観た白黒映画だったし、声を聞き取れない箇所が多々あったけど、これは日本人なら観るべき作品だと思うよ。50年前に、今現在観てパーフェクトに近い映画を作ってた黒澤明、恐るべし・・・

 全作品を見ると一番登場回数が多いのが多分ニコール・キッドマン、普通に一番好きな女優でつ。その中でも前から見ようと思ってたドッグヴィルは凄い作品だった。いろんなメッセージが伝わってきすぎて、見終わった後呆然とするようなカンジ。

 地雷を踏まない選び方をしてたから隠れた名作はあんまし見つけられなかったので、来年は地雷だけに踏み込んで観てみようかな。まずは俺の中でセブンのおかげで株価急上昇のエドワード・ノートンのアメリカン・ヒストリーXじゃけん!!(いきなし安定じゃん!!)

 

 

第42話 -il quarantaduesimo- 12モンキーズ(87点)

2005-12-24 06:28:09 | FILM~映画~
 てことでこれからもこのブログをよろしく。就職するか海外に語学修行に行くまでは続けるつもりなので、まぁ就職しても愚痴とか書きそうだがw

 ところで今日は何やらクリスマス・イヴとかいう
大層Bullshitなイベント
があると、ある筋から聞いたが正直どーでもいいわー。つか何でイヴのほうがメインになってんだよ、実際問題よ。彼女いたってどうせアホほど混んでるし外出せんよ、こんな日に。

 どうせイベントにかこつけて盛り上がりたいだけだろ、こういうところで日本人ってアイデンティティの欠片もねーな。本場の人達が全員純粋にキリストの誕生日祝ってるかっていったらそんなわけないけど、日本は恐らく一番その関心がないかと思われる。ということで俺は映画とゲームで徹夜して夜7時にスタンして一般世間のBullshit雑踏を完全にシャットアウトします。ま、そりゃあ雑踏は気になるんだよw

 んなことはどうでもよく、メインはテリー・ギリアム監督作品、『12モンキーズ』ですわ。テリー・ギリアムといったらモンティ・パイソンや未来世紀ブラジルで有名な良い意味でイカれた監督だ。恥ずかしい話テリー・ギリアム作品は『ロスト・イン・ラ・マンチャ』しか観てないんだわ。これからどんどん観る予定、ブラザーズ・グリム含め。

 この映画は公開当時にビデオで観た記憶があるんだけど、そん時は全然意味わかんなくて印象にも残らなかった。しっかしこの歳になって観てみたら、すげー作品だったんだなぁって。

 まず目を引くのは、まだ超一流スターではなかったブラピのキレた野郎の演技。こりゃあ当時も「すげーな」と思った。てかブラピの役で一番好きなの俺これだからw最近の2枚目キャラもいいが、こっち路線でもやってくれんもんかなぁ・・・

 あとは主演のブルース・ウィリスもベーネ。テリー・ギリアムは『ダイハード』の演技を観て彼に決めたらしい。この作品は時間を何度も行き来するんだが、そこらへんの演技はやはり上手いわ。

 この作品はやっぱし謎解きがすごく凝ってて面白い。パズルのピースが繋がった時の晴れ晴れとした感情は久々に味わったわ。中盤でダレそうだなー、とか一瞬思ってもダレずに引き込まれたという作品だった、俺には。

 謎解き、SF、そして何よりブラピのイカれた演技が観たい方に自信を持ってお勧めできるぅぅ!!ちなみに採点方法を100点満点に変更しますた。

 
 

 

 

第35話 -il trentacinquesimo- セブン(4.5点)

2005-11-21 23:50:32 | FILM~映画~
 なんか映画のレビューってかなり書きやすいので、やっつけ気味に紹介しまっす。あんまし気合入れて書くよりもマイペースでいくのでスマソ。

 今日観たのは95年に公開された『セブン』、俺が12才くらいん時だな。リアルタイムで観た記憶はあるのだが、サスペンス物は当時さっぱりわからなかったのでそういう思いもあってあえて今観てみた。

 いやーよかったな、こりゃあエエ映画じゃ。グロさはあるし、犯人の異常さが半端じゃないので、それ系がダメな人は問答無用でダメ(そもそも観ないだろうが)だが、サスペンス・ミステリー系が好きな人は観なきゃ可愛そうな作品じゃ。

 ブラピの演技も勿論評価できるが、相棒のモーガン・フリーマンがまた良い味出してる。このコンビにしたという構成もベーネ(良し)。中だるみの全くない展開に手に汗握ったよ。

 あらすじとしては、七つの大罪と呼ばれるものになぞらえた殺人を繰り返す犯人をブラピとモーガンの刑事コンビが追い詰めていくというもの。ポイントなのは、この殺人が七人殺した時点で終結するってことがわかっているところ。次もまた殺人が起こるってわかっていながら、どうやって犯人に近づいていくか、ってのが目が離せないストーリー展開になっとるのかな。ラストはびっくりですわ、気になるなら是非ご覧あれ。

 アメリカの俳優でブラピは5本の指に入るな、俺ん中で。後々また観てレビューするけど、テリー・ギリアムの『12モンキーズ』のブラピを観てからだな、あいつがかっこよすぎると感じたのは。二枚目な役よりああいう役のほうがはるかに似合ってると思うのは俺だけ?

 てかこの写真クソかっこいいな、トロイでも長髪だったが、アメリカ白人は何故こんなに長髪が似合うんだ・・・日本人でショボーン(´ω`;)