おもしろコンビ

おもしろくないことを沢山書くので頑張ります。

第87話 ギレン演説ファイナル

2006-06-19 05:21:04 | SPORT~スポーツ~
我が忠勇なる日本国民達よ。今やオーストラリア国民の半数が、我がサムライブルーによって歓喜に酔った。
この現状こそ、我等日本サッカーの発展途上の証である。
決定的な打撃を受けたサムライブルーにいかほどの希望が残っていようと、それはすでに崖っぷちである。
あえて言おう!



ムリであると!



我等軟弱の集団がこのグループFを突破することはできないと私は断言する。
日本国民は選ばれた優良国の中で決勝トーナメントに進んで、初めて喜ぶことができる。
しかしこれ以上期待し続けては、日本サッカーそのものの発展に関わるのだ。
取り敢えずブラジルの安心しきったもの共に思い知らせ、日本サッカーの未来の為に、我がサムライブルーは(ほんの)一泡吹かせねばならん時である!!

ジーク・ニホン!!

第86話 ギレン演説・ワールドカップ編

2006-06-14 02:26:01 | SPORT~スポーツ~
我々は1人の戦犯を発見した。しかしこれは敗北を意味するのか。否、一巻の終わりなのだ。

オーストラリア共和国に比べ我が日本の国力はほぼ同等である。

にもかかわらず今日まで楽観視されてきたのは何故か、諸君。我が日本のマスコミ報道が捏造だからだ。

一握りのエリート選手達が集ってJリーグが開幕して10余年、日本に住む我々が勝利を欲して、何度世界に踏みにじられたかを思い起こすがいい。  

日本が掲げる、絶対に負けられない戦いを神は見捨てたのだ。

私の国、諸君らが応援してくれたJAPANは死んだ。
何故だ!



『ジーコだからさ・・・』



俺はやや落ち着いた。諸君らはこの試合を最も重要な戦いと勘違いしているのではないのか。

しかしそれは全くの正論である。オーストラリアは聖なる強さのブラジルをも倒してトーナメントを勝ちあがろうとしている。我々はそのひたむきさをオーストラリアのエリート選手に持たせてしまったのだ。

JAPANは諸君らの甘い考えを目覚めさせるために死んだ。戦いはほぼ終わったのだ。

我々の守備はますます崩壊しつつある。オーストラリアとて楽に崩壊させた。

諸君の父も兄も、オーストラリアの貪欲な抵抗の前に言葉を失っていったのだ。この悲しみも怒りも忘れてはならない。それをJAPANは死をもって我々に示してくれたのだ。

我々はこの怒りを結集し、クロアチア、オーストラリアに叩きつけて初めて真の勝利を得ることが出来る。

この(奇跡の)勝利こそ日本国民すべてへの最大の慰めとなる。

国民よ、見ろ(残りの試合を)。悲しみを怒りに変えて、見ろよ国民!

日本は諸君らの力を欲しているのだ。ジーク・ニホン!

第85話 ワールドカップに自国が出られるということ。

2006-06-08 03:22:46 | SPORT~スポーツ~
 さて、今週の金曜から遂にワールドカップ・ドイツ大会が始まりますな。サッカー好きでない人も注目しているであろうこの大会、勿論我が日本も出場するので日本でも大変盛り上がることだろう。自分は正直野球のほうが好きだが、サッカーも大変好きということだ。時差もたっぷりあるのでこれからしばらくは寝不足の日々が続くだろう。

 思い返せば4年前、日本で開催されたワールドカップで日本代表はベスト16という十分な成績を残した。トルシエ監督は非常に規律・統率を重んじるサッカーを徹底、戦術に選手をはめ込むタイプの選手起用だったが、結果からしたらうまくいったといって良かっただろう。

 しかし替わった監督はジーコ、トルシエとは逆に選手を見て戦術を変えるタイプといっても過言ではなく、しかも指導方法は伸び伸びタイプだ。正直いきなり180度に近い方向転換で選手は戸惑ったかもしれないが、最後に結果が出ればいいこと。紆余曲折ありながらも見事に3度目のワールドカップ出場を決めた。

 もう日本はワールドカップ出場の常連になりつつあるだろう。世界のサッカー強豪国は、アジアで特に気をつけなければならないのは日本だと思ってるに違いない、特にこの間のドイツ戦は時期的にも効いただろう。しかしそれで満足してはいけないのだ。これからその『気をつける』を『本気でやらなければ負ける』、さらには『負けを覚悟しなくては』に昇華させていくことが重要なのだ。

 出られるだけで満足だったのが1998年、決勝トーナメントに進めて満足だったのが2002年、着実に階段は登ってる。そして2006年、決勝トーナメントに行くのは当然、くらい思って選手には必死で戦って欲しいものだ。

 しかしそこに立ちはだかる相手、今回はそのリーグ戦のクジ運があまり良くなかった。前回の組み合わせが良すぎた、とも言えるかな。

 まず圧倒的に抜き出てるのがブラジル、世界で今1番強いと言われてるし、実際それに反論できるだけの隙もない。正直この国に今勝てと言っても無理な話。可能性は勿論あるし、勝てればこれほど嬉しいことはない。

 次にきついのがクロアチアだ。プルショ、コバチ兄弟、トゥドゥール、クラニツァールなど一流の選手も揃ってるし、守備の統率もしっかりとれてる。ボバンやシュケルといった『超』一流選手はもういないが、勝つのはそう簡単なことではないな、という印象。

 そしてオーストラリア、これもきついんだよ・・・一流の選手はヴィドゥカとキューウェルがいるし、なにしろ監督は前回韓国をうざい国に仕立て上げたヒディンク監督だ。初戦がオーストラリアだが、これに勝てないとなると正直今回は決勝トーナメント進出は諦めたほうがいいかも知れない。

 長くなって申し訳ないが、日本の選手には本当に必死頑張って欲しい。実際問題日本代表は何かをやらかすのが得意なチームのようなので、みんなそれを祈るが如く精一杯応援しようではないか。俺は日本戦は勿論のこと全試合見るが、サッカーに興味ない人も、ワールドカップの熱気は特別なものがあるので見てみてはどうだろうか。自分の国の威信をかけた4年に一度の試合を見ないというのは何とも勿体無い。

 勿論入り口としてベッカム(もう過去の人だね)だサンタクルスだガットゥーゾだ(違うって?)とイケメンに注目していただくのも結構だが、自分が生まれた国が勝ちあがることが何ごとよりも勝る。

 出るからには優勝を目指す、そのくらいに燃える魂で世界へ挑んでくれ、


サムライブルー。