クリント・イーストウッド監督の映画は
静かに始まり、静かに終る。 が、
考えさせられるテーマが隠されている。
これも重い映画だ。
三つの物語が、三様に語られながら、
最終的には繋がっている。
メディアの第一線で活躍中の女性、
取材中、大津波に巻き込まれたが助けられ復活。
以来、彼女の中の何かが違う。
母と双子の貧しい家庭で、
母のお使い中に兄の方は事故死。
弟は兄の死を受け容れられず。
霊能者である弟を引っ張り出して金儲けをしたい兄。
弟は霊能者というレッテルを剥がしたいのに。
いずれも来世との交流がある。・・・・
来世に旅立った身内を思い浮かべながら
そんな交流が出来たら、私はどうするだろうか。