どら猫日記

どらの目を通した気持ちを綴ろうと思います。

城のさくら

2008-03-25 23:48:03 | エッセイ
城のさくら 
 
   日に日にさくら模様が変わる。
  
   今朝、歩いた時は少なかった花が
  帰りには昼の気温の上昇に
  かなり開いていた。
  この分では、今度の日曜日
  満開を迎えるかもわからない。
 
   花見を計画している私にとって
  天気になればよいが。
 

映画の思い出あれこれ(4)ゲーリー・クーパー

2008-03-23 23:35:48 | 映画
 映画の思い出あれこれ(4)ゲーリー・クーパー

     ひと頃のぼせていたのが、クーパーさん
   
     ヘップバーンと共演した「昼下がりの情事
   ゲーリー・クーパーのクールな眼差しが
   ひと際魅力的だった。
     まだ西部劇全盛の頃で、彼の銃さばきも
   惹きつける要素だった。
   
     母も洋画好きで、アルバムの中に
   昭和初期の映画館「世界館」を見つけたので
   この記事に取り込んだ。
   
     大正生まれの母に
   誰が好きか聞いたことがある。
   彼女もクーパーが好みだったらしい。
   なんとなく趣味を共有出来て嬉しかった。
            
           

校歌「なでしこの歌」

2008-03-21 20:50:07 | エッセイ

 校歌「なでしこの歌」

    いつ聞いても懐かしく、誇らしい歌である。
   戦後の混乱の中で、先生方が苦労して
   作られた校歌だ。
   母校に出かける度に校歌の合唱が聞けて嬉しい。

    今年も卒業式に参加して、この歌を始め、
   全校生のドラマのような卒業式歌、
   五、六年生による記念合唱を聞いた。
   コンサートに来ているようで、
   とても癒された気分で帰途についた。
   
    なでしこは つつましき花
    みちのべに おそるるごとく
    においさく けだかき姿 けだかき姿
    
    なでしこは ゆたかなる花
    まいあそぶ ちょうのやどりに
    みちあふる やさしきかおり やさしきかおり
    
    なでしこは たくましき花
    あらしふけ ひでりもつづけ
    またかおる たゆまぬ力 たゆまぬ力
    
    なでしこは 碩台の花
    なでしこを わがまごころの
    あらわれと 咲きほこらせん 咲きほこらせん
                 


映画「明日への遺言」を見て

2008-03-20 15:11:26 | 映画

  映画「明日への遺言を見て
 
   久しぶりに映画を見に行った。
  
話題作「明日への遺言」だ。
 
   主人公岡田の役が藤田まこと、
  
追求する検事役がマクイーン二世。
  まことのとつとつと語る語り口が
  役柄にマッチして、素晴らしい。
 
   また、マクイーンをみると
  往時の 父マクイーンを思い出して
  懐かしかった。横顔はそっくりだ。
 
   静かに流れる法廷のシーン、
  更に巣鴨プイリズンでの日常。
 
   この映画で 当時日本人被告に
  弁護士がつけてあったこと、
  アメリカ人弁護士が、懸命に岡田のために
  弁明していたことを始めて知った。
  さすが民主国家アメリカだったのだ。
  この事実を知って嬉しかった。


さくらんぼの花

2008-03-20 14:39:57 | エッセイ
  さくらんぼの花
 
   今年も満開のさくらんぼの花。
  小さな蜂が受粉に協力してくれたから、
  一ヶ月もすれば実がつくと思う。

   白っぽい花で、花としてはいまいち。
 
   若い頃、天草で下宿していた時、
  さくらんぼの木があってびっくり。
  初夏にはいつも実がびっしりついていたのを
  思い出して、苗を植えたら
  見事に毎年実をつけてくれている。
 
   近所の方が楽しんでくれているのが嬉しい。
           
              

エピソード(9)どら、人の子に圧倒さる

2008-03-17 21:01:34 | ねこのこと
  エピソード(9)どら、人の子に圧倒さる
 
    「ニャーニャーっ子」の成長は速い。
   あっという間にでかくなり、
   猫族を追い越し、
   二本足で立って歩き始めた。
   いやー不思議な輩だ。

    ニャーニャー語が、なんたら皆が聞き分ける言葉に変わった。
   と、ここまでくると猫の悲しさ、
   言いたいことを言っても人間どもには伝わらない。

    俺たちはただ、ニャーニャー、ギャオギャオ。

    癪だから、無視して昼寝をすることにした。

    しかし、ニャーっ子に言えないこともあるらしい。
   父ちゃんの車のことを「父ちゃんブンバ」だと。
   口が適やんのだ。

    猫の俺にもわかるのに、お可哀そう。

シクラメンをみると思い出す

2008-03-17 20:09:43 | エッセイ
   シクラメンの花
 
    やっとシクラメンが咲き始めた。
  今年で三年目の春である。
 
    何かの園芸誌で、夏に日に当てれば次の年も花開くと
  聞いたのでやってみた。
    みごとに成功。
  今年もまた咲いてくれた。
   
    昨年はお菓子屋さんに枯れかけた鉢を貰い受けた。
   これも成功。
   蕾が出てきている。

    シクラメンの花が咲くたびに思い出すこと。
   卒業式のあと、黒い式服を着たまま、
   布施明のコンサートを見に行ったこと。
 
    あの時は「シクラメンのかおり」の歌が身にしみた。
            

卒業式

2008-03-11 23:09:52 | エッセイ
 卒業式
 
   中学校の卒業式に参加した。
  例年のような式と構成詩の構成ではなかった。
 
   おやおや・・・と思っていたら、
 
   卒業生退場の合図で
  彼らは歩き始めた。
  保護者席の前に一列に並んで
  代表のことばと「感謝のありがとう
  
   子供たちからの両親への
  最高のプレゼントだった。
  どのクラスも、どのクラスも
  自分たちのメッセージと感謝のことば。
  なによりの思い出作り。
 
   そして
  自分たちだけで体育館を退場した。
  すこし大人に近い世界へ。
 
   ちょっと心寂しい別れであった。  

歴史をたどる

2008-03-09 00:04:19 | 

   国立博物館へ
 
   久しぶりのバスの旅。 
  大宰府の国立博物館に行った。
  
   山の上の別天地で、珍しくいちいち説明を読み、
  歴史を振り返った。
   
   漢の金印の時代や蒙古襲来の時代が甦った。
  阿弥陀仏に手を合わせ、仏の顔の表情に時代の
  空気を感じた。 やはり歴史は面白い。
   私は、世界史が好きだったが、日本の歴史もまた、
  不思議が一杯だ。 
 
   観覧後、動く歩道とエスカレーターを利用して
  大宰府天満宮に降りた。
  梅は今が真っ盛り。 
  門前町で美味しいコーヒーを飲んで帰途についた。
        
            


岩波新書「本と私」

2008-03-02 16:33:31 | 今読んでいる本
  「本と私」を読んで
  
    鶴見俊輔編の19の作品集である。
   一つ一つに本にまつわる思い出が込められていて
   この本を読んでみようかという気にさせる。
 
    小学時代の担任の先生の読まれた本「ヴァーチャと
   学校友だち」、先生が最期の章を読まれるときの
   涙の結末を私も読んで確かめたくなった。
 
    また、ストーリーテリングをしながら出あった「ホジャ」
   いう主人公に魅せられて、トルコ語を勉強し、トルコに
   留学し、更に伝承文学を本にした人の話。
 
    夢中になり、惚れ込むこと、のめり込むことにより
   新しい出会いがあり、発見がある。 
   本はそんな素晴らしい世界へ連れて行ってくれる。
   
    それが 本読みにとって最高の魅力である。