どら猫日記

どらの目を通した気持ちを綴ろうと思います。

昔の悪餓鬼の集い

2010-07-25 10:18:57 | エッセイ
     昔の悪餓鬼の集い
  
     半世紀過ぎて、同級会の温泉旅行。
  
     菊池水源を覗いたり、蓮祭りに立ち寄ったり、
    そして、平山温泉で優雅な交歓会。
  
     中学校が違えば、全く出会わなかった仲間。
    「あれ、誰ね?」・・・
    「俺はいじめはせんだったど。」
    出るは、出るは「武勇伝の数々」
    伝書鳩を失敬して連れ帰ってみると、
    いつの間にか飼い主の元に帰っていた、なんてことも。
  
     しかし、学校が水害の時は一番に駆けつけた仲間でもあった。
  
     昔の悪餓鬼は人情があって、
    悪さをする相手も、悪さの手加減もわきまえていたようだ。
    痛みも知り、人情も持ち合わせ、
    弱いものは守り助け、強い理不尽なことには立ち向かう。
    悪餓鬼道に幅あったように思う。
  
     古き良き時代だったのか。

ロバート・トマの「フレディ」

2010-07-17 20:03:18 | エッセイ
真っ青な青空   ロバート・トマの「フレディ」
   
      テアトル・エコーの公演を見た。
     フレディを団長とするサーカス団のお話、
     地でゆくサーカスを見ながら、
     ちょっと洒落た会話あり、ブラックユーモアあり、
     そして殺人事件の謎解きあり。
     熊倉一雄監修だから面白い。
   
      このサーカス団、財政難で
     団長はセレブマダムに金の無心に出掛ける。
     帰ってきたフレディ、金策出来た、と劇団員を安心させるが
     実は、彼女から金を借りれず。
   
      そこへ、セレブマダムが殺されたと言うニュースが。
     直前に彼女に会ったフレディは第一容疑者に。
     三転四転、最期の結末はあっという間。
     サーカス団の技が素敵だった。
     また、団長の言葉や振る舞いが都会的。
   
      じっとフレディを見ていると
     いつもお話会でお世話になっている保育園の
     園長さんにそっくり。
   
      久し振りに愉快に笑えた出し物だった。
                         

炭鉱を訪ねる旅(3)田川市石炭・歴史博物館

2010-07-14 22:41:42 | 

また   炭鉱を訪ねる旅(3) 田川市石炭・歴史博物館
  
      ぼた山は、もう草に覆われ、
     何処にあるか見つけ難かったが
     博物館界隈に、炭鉱住宅が再現され
     煉瓦の煙突が二本と鋼鉄製の櫓が目に付いた。
     
      坑道のジオラマ、手掘りの道具
     経営者の華やかさに比べて
     地中で坑道を掘る人の悲惨さ、貧富の格差を感じさせる。
   
      昭和の素朴だが、助け合いの活きていた頃
     向こう三軒両隣の時代を
思い出した。

                  被害多し


炭鉱を訪ねる旅(2) 伊藤伝衛門邸

2010-07-13 15:31:03 | 

 大雨   炭鉱を訪ねる旅(2) 伊藤伝衛門邸
   
       本当は一番に訪ねたのは伝衛門邸。
     
       部屋数は尋常ではないし、材質は桁外れ、
     財を凝らした邸宅だが、
     25歳年下の柳原白蓮を妻にする際彼女の希望をいれ、
     水洗便所をつくったとか。
     白蓮は10年間伝衛門と過ごし、
     宮崎滔天の息子、宮崎龍介と再婚する。
   
       東洋英和女学院を出た才媛の彼女には
     文学の分かる夫の方がよかったのかも。
   
       南阿蘇にも白蓮の碑があるが、どんな経緯で
     熊本を歩いたか調べてみようと思う。
   
       本当に綺麗な人だ、昭和42年、81歳で死去。

                       
      


炭鉱を訪ねる旅(1)万田抗

2010-07-12 10:57:47 | 

 時々   炭鉱を訪ねる旅(1) 万田抗
   
      大雨警報がちらつく中、炭鉱めぐりの旅に出た。
     
      最終目的地は世界遺産登録が噂される万田抗。
     この炭鉱の起源が1400年代、室町時代にあるという。
     明治時代始めまでは官営で、その後三井系列で
     経営されていたらしい。
   
      一般人と共に、囚人や女性、
     更には坑内での輸送には馬も使われ
     坑道は300キロに及ぶ。 

      しかし、石油に押され、
     国外炭の安さに押され、結局閉山。 
   
      昭和30年代の三川抗の事故の説明も聞けた。
   
      人を、石炭を上下に運んだ滑車の装置が凄かった。

                     風強し 


シネマ歌舞伎 蜘蛛の拍子舞、身替座禅

2010-07-03 09:50:35 | 映画

      シネマ歌舞伎 蜘蛛の拍子舞、身替座禅
   
      映画と言えども、歌舞伎を見に行った気分。
     二本の演目の間に休憩も入る。
   
      今回は、先ず坂東玉三郎の「蜘蛛の拍子舞」
   
      玉三郎の妖気漂う女郎蜘蛛の精、
     妖艶な白拍子妻菊の舞が見もの。
     蜘蛛が現れる後半は、何とも不気味であった。
   
      また「身替座禅」は浮気な山蔭右近が
     妻をはぐらかして彼女のもとに行けたのはいいが
     いい気分で家に帰ってきてからの
     妻との掛け合いが面白い。
     右近を中村勘三郎、妻が坂東三津五郎
     ひょうきんな勘三郎の目の動きが面白い。
     しかし、坂東三津五郎の姿に時の流れを感じた。
     昔はすらりとした青年だったから。

                            
   


梅雨の花旅(4)さらにアジサイ

2010-07-02 22:48:24 | 

    梅雨の花旅 (4) さらにアジサイ
   
      電車に乗って、いつも思うのはマナーの問題。
    今回も席を譲る人の清清しさを感じた。
    若い人も身についたマナーなんだな、と感心。
    都会のプラットホームにはベンチは少ない。
    だからか、電車に乗ると座席はすぐに満席、
    しかし、老人が近くに居れば誰彼問わず
    近くの人は席を譲る。
   
      地元のバスももっとマナーが善くならないか、
    ・・・といつも思う。

               


梅雨の花旅(3) アジサイ寺で

2010-07-01 22:17:07 | 

   梅雨の花旅(3) アジサイ寺で
   
     「東慶寺」のアジサイをいつか見に行きたいと思っていたが、
    やっと時期に行けた。
   
     北鎌倉駅から、円覚寺を一回りして
    東慶寺まで人の波にのって歩く。
    花の寺とも言われるように
    季節季節に花が楽しめる。
   
            前回は秋の花、今回は梅雨の花、
     いつ来ても、花たちの歓迎を受ける。
   
            今は、アジサイの季節、何種類ものアジサイに会えた。