どら猫日記

どらの目を通した気持ちを綴ろうと思います。

「この自由な世界で」

2009-06-28 22:16:15 | 映画

 のち     「この自由な世界で」
    
    貧しい人々への就職斡旋業の女性の話である。
  
    イギリスでは、外国人の就労者が言葉の壁を乗り越えて
   出稼ぎに来ている例も多い。そして、就職斡旋業を
   法の目を掻い潜って立ち上げる場合も簡単に出来そうだ。
  
    主人公の女性は、前の会社でも、外国人の就職を世話して
   いたが、上司のセクハラにあって仕事を首になる。
  
    女友だちと二人で、仕事を始めることになる。
   毎朝、職を求めてやってくる外国人たちに、仕事を割り振り、
   車に乗せ、仕事場に送り込む。
   早く言えば、日雇い斡旋業だ。
   日本で言えば、いま話題の派遣業に当たるのかも。
  
    バイクで廻って仕事を見つけ、人を集め、自分の利益を
   天引きしつつ、やっていくのだから簡単ではない。

    時には、雇い主からの不渡り小切手で、給料が払えず
   荒くれ男の襲撃にあったり、不法入国者に同情したり。

    日本でも今、生活保護費を狙う貧困ビジネスが話題になっているが、
   これも一種の貧困ビジネスの話では?
                          

  
  


江津湖を歩く

2009-06-25 23:44:01 | 

 




 

    江津湖を歩く
  
    珍しく、水辺の散歩道を歩くこと三時間。
   
    水辺には、アオサギがのんびり水面の観察。
    声を掛けたら、分かったのかポーズをとってくれた。
  
    木陰には盛りを過ぎたアジサイがいっぱい。
  
    動物園では、最近生まれたシマウマの親子に出会えた。  
  
    広木にある公園でおしゃべり三昧。
  
    帰りは、電車で。楽しい遠足だった。
  
    そこで発見、動物園のビーフカレーは美味しくて安い。

                   

「劔岳 点の記」

2009-06-22 10:03:05 | 映画

      「劔岳 点の記」
 
     何年ぶりかな、北アルプスの雄姿を心ゆくまで堪能できた。 
    いつ見ても山々の岩肌は裏切らない。
    なんてことで、映画を見に行ったのか、
    それとも山に会いに行ったのか?
  
     しかし、東京の山の会に入っていた時は、
    新田次郎の山岳小説に凝っていたので、
    もちろんこの小説も読破。     
    長野の山に、土日を利用して出かけたものだ。
    前日、ピーコックで食料を仕入れて、
    荷物を仲間と等分してリュックに詰め、
    新宿発の夜行に乗り込んだ日々が懐かしい。
  
     映画は、測量士「柴崎」と強力「長次郎」の苦労話。
    日本山岳会の連中の登頂競争にも巻き込まれず、
    坦々と測量をこなす測量隊の真面目さが、心に残る。
    初登頂と思って登った山の上に修行僧の錫杖が残されていた。
    遠い昔に修業した僧の持ち物か。
 
     私はこの山には登る機会がなかったが、
    勤めている頃なら、すぐに出かけたくなったに違いない。
  
     この映画を現地主義で撮った監督に頭が下がる。
    また、挑戦したキャストやスタッフ達にも
    尊敬の念を覚えた映画だった。
  
     以前、奥穂岳に挑戦し、雨のため果たせず
    嵐の斜面を奥穂の小屋から飛ばされないように
    命からがら下りた経験があるからこそ
    その怖さが解るのかも知れない。

                        


阿川さんと久米さんのおしゃべりバトル

2009-06-18 08:54:47 | エッセイ

       阿川さんと久米さんのおしゃべりバトル
  
       
 このところ、「クメピポ」にはまっている。
   水曜の夜は、久米さんとゲストとのおしゃべりが楽しい。
 
        昨日のゲストは阿川佐和子さん、作家阿川弘之の娘。
   久米さんの質問に対してのおしゃべりバトル。
   あの饒舌な久米さんのしゃべる隙がない程に、
   彼女のおしゃべりは弾む。 
      さすが阿川弘之さんの娘だけあって 日本語にもシビアだ。
    
いつ見てもすっきりした話が聞ける。
  
         「たけしのテレビタックル」も定番だが、また当分
  この「クメピポ」にはまりそうだ。・・・・と書いた「定番」も
  簡単には使えないことばだと、彼女はお父さんに教わったそうだ。
  
         この番組の最後に,
久米さんは、
「週刊文春」の対談に
  出ることを彼女に約束させられた。 阿川さんの押しは大したものだ。

                    雨雨降れ降れ
  


私の好きなベルガモット

2009-06-16 23:12:44 | エッセイ
     私の好きなベルガモット
  
    毎年、植木市が始まると「ベルガモット」目当てに
   植木市に行く。 今春も農業公園の市に出かけた。
  
    今年は遅すぎて、ピンクのベルガモットしか見つけ出せなかった。
   しかし、今年も出会って幸せな気分になった。
  
    なぜ好きなのか? 葉がアールグレイの香りがするからだ。
   紅茶好きにはたまらない。 来春は種苗園から苗を買うことにした。
                       

雨の玉名の花菖蒲

2009-06-15 10:34:26 | 

      雨の玉名の花菖蒲 
  
    選りにもよって、「雨」。しかも半端ではない雨をおして
   花菖蒲を見に行った。 

    高瀬川に着く頃は雨も小降り。
   団体さんも一組だけ。 ゆっくりと川面を歩き、花を楽しんだ。
   雨の日も悪くはない。

         昼は花菖蒲御膳に舌鼓、久しぶりにゆっくりと喋れた。

    ところが、帰りのバスでは猛雨。
   また、バスの中でおしゃべりの花が咲く。

    女性族の生気は、 しゃべることで更に更に
   活気づくのかもしれない。
 
                    


天草空港で

2009-06-01 10:57:01 | 

   天草空港で
   
     天草も熊本や福岡から近くなったものだ。
    青い海と南国的な羊歯の茂る島。
    人々は優しくて、食べものも美味しい。
    以前は「独特のアクセントあることば」で苦労したが、
    もう訛りある方言を聞くことも少なくなった。
   
     空港は旧本渡から20分程のところにある。
    高台に広い空間、突然空港ビルが現れる。
    利用者はあるのか心配したが、
    待合室はほぼ満席。
    二階に上がって飛行機の発着を見る。
    一日3往復の福岡便と1往復の熊本便の時刻が
    貼りだしてあった。
   
     ふとふとニュージーランド、ミルフォードに行った時の
    小さな空港を思い出した。
   
     「いるか」の描いてある機体を見ながら、また旅に出たくなった。