どら猫日記

どらの目を通した気持ちを綴ろうと思います。

「英語化は愚民化」・・のはなし

2016-07-11 09:34:09 | 今読んでいる本

           

   今読んでいる本

   「英語化は愚民化」   施 光恒 著 集英社新書版

   今、小学校で英語が教えられている。 日本語もしっかりと学んでない年代に

   英語か、・・・と思っていたが、これが低学年から体系的に

   成績化されるとなると問題だ。

   かたや、日本語の古典や漢文が疎かにされてはいないか。

   人間の基本を創るのは、「日本語(母語)」ではないかと思う。

   本の中に、日本は明治時代に英語で教育が行われていた、という。

   西欧諸国に追いつくには、公用語を英語にするべきとの議論もなされた。

   文部大臣 森 有礼 が先頭にたっていたようだが

   読み進むにつれ、母語の大切さを感じる。

   以前の教育方針では、「英語は、少なくとも5年生から」と言われていた。

   最近の若者の会話に、情感の籠った大和ことばが少なくなったと思うのは

   私ばかりではあるまい。

   英語は合理的な「ことば」ではあるが、それで「こころ」が育つとは思えない。