獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

ハロプロエッグ新人公演6月@横浜BLITZに行った。

2010-06-05 23:59:32 | コンサート舞台
 日帰りで横浜BLITZへ。ハロプロエッグの新人公演のため。今回は公演時間が1時間10分程度どコンパクトで余裕で新幹線で日帰り帰宅できた。ただスタンディングなので7時間立ちっぱなし(途中20分ガストで食事休憩)はしんどい。帰りの新幹線でノートパソコンでレポを書こうとおもったが疲れてうとうと。

 今回はエッグのエースであったスマイレージメンバーが卒業して初めての公演。だからというわけではないだろうけど、目玉企画として本編公演の前に、メンバーが自前の衣装で「なりきり歌合戦」ということでものまね披露。次回の9月の新人公演も「クイズ企画プラスミニライブ」になるとのこと、おまけでミニライブがつくような印象。

 ちょっと新人公演が迷走している感じがあるが・・・どうなるのだろう。

 デスペア的見るポイント。
1、なりきり歌合戦が高校の文化祭のようなチープさ

 よかった点

 ・なりきり歌合戦はあくまで余興と見ると楽しい。ちょっとやりすぎのところもあったと思う。

 この余興でのMVPは今日18歳の誕生日だった古川小夏。古川、佐保、北原の3人で「矢島美容室」の歌を歌う。古川が石橋の真似をしていて、これがうまい。はじめ古川だとは気付かなかった。イカリ肩とアフロと眉間にしわをよせて八の字眉毛と肩で風切る歩き方。

 ・アイドルや女性歌手を茶化すようなものまねが面白かった。パーヒュームの真似をするエッグメンバー、音声合成でなく、洗濯バサミで鼻をつまんでパヒュームのような合成音声っぽい声をだしていた。これは歌手集団であるハロプロからのパヒュームへの皮肉。

 ・いきものがかりの女性歌手のまねをして「ジョイフル」を歌う田辺奈菜美。なんと清水明が研ナオコのまねをするときのように鼻をセロテープでひっぱりあげているななみん。aikoやこのいきものがかりの女性歌手はいわゆる不細工だけどかわいい「ブサカワ」の部類。この二人は鼻の穴が正面を向いているブタ鼻。このものまねはアイドル集団であるハロプロからのブサカワ女性歌手への皮肉。こういうシニカルはなんかいいね。

 ・薬師丸ひろ子のセーラー服と機関銃を歌う新井愛瞳が実にマッチしていた。薬師丸のあの感情が困っていないようなボー読み歌唱を無表情の新井が歌う。唄も上手で聞き入ってしまった。最後のお約束もありよかった。

 悪かった点。
 ・お笑いコンビはんにゃ?が歌うおんならぶりーの「おならははずかしくないよ」(?)っていう曲を歌う。竹内、譜久村聖、佐藤綾乃(?)。この曲をアイドルに歌わせてはだめだろう。客席もどう反応していいかとまどっていたように私には見えた。タケちゃんはこの歌を歌ってもいいが、フクちゃんには歌わせてはだめだろう。

 ・次期ハロプロのエースのななみんにセロテープで鼻をつりあげさせてはだめだろう。


2、友情心のブスにはならねぇ

 1曲目のこの曲。メインは吉川、森、北原。高校3年と2年の3人。年下のスマイレージにデビューをされたこの3人がメインで歌う。涙がでそうになった。

3、宮本佳林が飛びぬけていはいない。

 カリンを今まで絶賛してきた私だが、今回はそれほど目立たなかった。新メンバーがはいって、かりんよりも背が小さいメンバーもいて、ちっちゃくて元気がかりんだけでなくなったためか、それともアイドル本流顔のビジュアルで上をいく、ななみんがクローズアップされたためかもしれない。

 だけど、ピースでの石川セリフを言うかりんは、前田憂佳以上であり、本家の石川よりも上だった。かりんのアイドルっぷりはいいね。ちょっと心配はあと数年するとこのキャラがうざキャラと認識されるんじゃないかということ。

3、その他
・古峰桃香が無表情でWINKのさっちん(?かな)の歌真似。無表情のせいか、ちょっとあごのラインにシャープさがなくなってちょっとぼてっとなっていた(ように私の目では見えた)

・くどぅー(工藤遥)は梨沙子2世ではない。写真では甘いバタ臭い顔で梨沙子2世といわれていたくどぅーだが、MCでしゃべっているところを見て、梨沙子のぽわーんとした雰囲気はまったくない。低音でハスキーな声とハキハキとしたしゃべり方。クラスの中で男子のいたずらを率先して先生に報告するようなそんなタイプのように見えた。

・さゆべぇがタカラヅカの新入生(男役)のような8:2分けの髪形をしていた。なりきり歌合戦でソロで大塚愛のまねをしていて唄もうまいんだが、なんだろうアイドルに必要なぬけているところが彼女からは感じられない。くどぅーにしろさゆべぇにしろ、しっかりしすぎているように感じた。

・岡井明日菜がどこにいるのかわからなかった。おそろくソロパートは一度もなかった。

・歌唱力は北原と竹内が頭ひとつ抜けているように感じた。事務所が竹内を推したがるのもわかる。ショートにしてかわいくなった竹内だが、グループのセンターっていうタイプではないと思う。


 私の記憶のほとんどは余興のなりきり歌合戦が占めている。余興は楽しいんだが、ちょっと複雑な心境な私。男性アイドルはもはや歌手とお笑いの兼業が当たり前になったが、女性アイドルはやっぱりまだ歌手オンリーであってほしい。

 
 P.S.
 網膜色素変性症な私デスペア。エグゼパワーで若い整理番号ではいって客席中ほどで見たが、ステージの照明が明るすぎて、ハレーションぎみでメンバーの輪郭が白くぼやけてよく見えなくっていた。良ポジションだったのに夜公演はほとんど大画面を見ていた。うーーん。
コメント
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