◆ブログ開設 8年目突入!【身辺雑記】 2005年の9月25日にこのブログを開設してから、丸7年経ちました!毎度のことですが、丸7年と書くより、8年目突入と書くほうが景気いい。というわけで、ブログを開設してから、8年目突入です!節目ですので、今回は少し大きな話をします。日本はもう、製品を輸出して外貨を稼ぐ貿易立国ではないのかもしれません。しかし、日本のものづくりやデザインの能力をこのまま失ってしまうのはもったいない。愛国心だけいうのではなく、三十年近く工業デザインに係って、いろいろな製品デザインを見てきて、日本のようにデザインの優れた製品を陸続と生み出し続ける能力を持った国はそんなに多くないと感じています。ならば . . . 本文を読む
<SONY XPERIA SX を購入しました>◆スマートホン購入顛末記(デザインがわかる簡単な方法 その3)88:【デザイン相談室】第88発 前回「デザインがわかる」簡単な方法として、自分で購入した製品のデザインについて語ることをお勧めしました。前回は30年近く前に購入した思い出の一眼レフカメラの話をしましたが、今回はつい最近の事例を紹介しておこうと思います。9月13日iPhone5が発表されたちょうどその日に、携帯電話が故障しました。フリップ機構のヒンジ部分で断線が起きているらしく、画面が表示されません。電話の受信しかできない状態です。デザインが気に入っていても、これでは使えない。。。。やはり、デザインより性能が大事です(笑)新幹線の中でカタログとにらめっこしていましたが、これと思えるものが見当たらない。さて . . . 本文を読む
<思い出のオリンパスOM2>◆「デザインがわかる」簡単な方法(その2)87:【デザイン相談室】第87発 前々回、「デザインがわかる」簡単な方法として、ときどき家電量販店に通うことをお勧めしました。今回はもっと簡単な方法をお知らせします。それは、自分で購入した製品のデザインについて語ることです。たとえば、筆者の場合。。。少し恥ずかしいですが、筆者が購入したカメラとそれにまつわる思い出をご紹介しようと思います。学生時代に初めて自分の意志で購入したカメラが . . . 本文を読む
◆「デザインがわかる」簡単な方法86:【デザイン相談室】第86発 現在、工業デザインの本を書いています。これならわかるかな?どういう言い方をすれば伝わるかな、と思いながら書いているのですが、自分には「デザインがわからない」という感覚がないことがわかってきました。自分にとってデザインについて好き嫌いはあるけれど、わかるとかわからんとか、そういう対象ではないのです。ということで、今回は「デザインがわからない」と人がいうときの「デザイン」って何?という話題です。 . . . 本文を読む
<新しい本では、花柄家電も楽しみます 象印炊飯ジャー 1970年>◆新しい本を書き始めました【拙書の紹介】 6冊目(中国語翻訳版を含めると7冊目)の執筆にとりかかっています。2008年に編集の方とお会いしてから5年越しの企画です。今まではどちらかというと、メーカー系中小企業に向けた本を書いてきたのですが、今回はユーザーをターゲットにした本です。まだ、書き始めたばかりですが、仮題は「デザインを楽しむ本」。次のような前書きで書き始めています。「この本でお伝えしたいことは「工業デザインをもっともっと面白がって、楽しんでほしい」この一言に尽きます。。。 . . . 本文を読む
<中小企業のシンプルな製品「フォトラ」>◆製品の「きれいさ」とは?(その3)85:【デザイン相談室】第85発 6月から製品の「きれいさ」について書いています。これまでの議論で、「きれい」は、外面的な清潔さ・鮮やかさの意味が強く、商品外観に係わる仕事である工業デザインにとって、「きれい」が、商品に求められている外観形状の基準だと話してきました。そして、その評価軸は「基本形と装飾の二項対立」であり、「秩序・単純・整然・軽快・規則性・明るい・普遍性」に近いほうが「きれい」になると考えられます。つまり、中小企業の製品デザインは . . . 本文を読む
<ル・コルビュジェ設計のサヴォア邸>◆製品の「きれいさ」とは?(その2)84:【デザイン相談室】第84発 画家の安野光雅の著書「絵のある人生」の中に、画家岸田劉生の以下の発言が引用されています。『美しいときれいは違う』『「きれい」は「汚い」の反対語に過ぎないが、美術で言うところの「美しい」は美醜の両面性を持ち、人の心を打つものだ』パブロ・ピカソの「ゲルニカ」は、きれいな絵画ではありませんが、見る人の心を揺さぶるものがあります。美はそれを見る人の感性の中にあり、「きれいきれいな絵は心に響くけれど、すぐに飽きる」と安野は書いています。工業デザイナーのパパネックは「地球のためのデザイン」の中で、以下のように書いています。『一見して、精神的価値のあるインダストリアル・デザイン製品であるといえるようなものはない。』 . . . 本文を読む
<“ちいさな企業”未来会議ロゴ>◆“ちいさな企業”未来会議第2回総会の取りまとめ案を読んで【デザインコンサルタント木全の実績】 今年3月から中小企業庁主催の「”ちいさな企業”未来会議」サポーターに就任しました。「ブログ等を通じ、本会議の活動状況について広く周知すること」がサポーターの主な役割の一つですので、今回は「“ちいさな企業”未来会議第2回総会の取りまとめ案」の感想を書きます。A4で50ページを超える報告書ですが、読んでガッカリです。以前、拙ブログでサポータ意見書の自由意見欄を「教育においてもビジネスにおいても、日本の行政はデザイナーの育成や権利保護に全く関心を払ってきていませんでしたので、仕方のないことだとあきらめていますが、一言書かせていただきます。」という出だしで書きはじめましたが、この取りまとめ案は、上記意見を強力に裏付けてくれるものでした。 . . . 本文を読む
<平成24年墨田区商工相談デザインセミナーチラシ>◆7月12日に墨田区でセミナーします【セミナー】 2012年7月12日(木)に、地元墨田区で木全がセミナーを行います。主催のすみだ中小企業センター様とは、独立した2006年以来のお付き合いです。デザインセミナーも毎年させていただいております。「アイデアがあふれ出す!楽しいアイデア会議の進め方」は好評企画で今年3回目になります。今回は、木全が講師を務める「墨田区商工相談デザインセミナーのご案内」です。
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<「harman kardon GLA-55」 このスピーカーは、きれいか美しいのか?>◆製品の「きれいさ」とは?(その1)83:【デザイン相談室】第83発 中小企業さんとお付き合いをさせていただいて、よく言われるのが、次のような言葉です。「うちの製品、もうちょっとかっこよくしてください。」「もっとかわいくしてください。」「もう少し美しい形にしたいんです。」「きれいな製品にできませんか。」これらのご依頼にお答えするのはなかなか難しいです。(笑)これから少し、製品の「きれいさ」と「美しさ」について考えてみようと思います。(念のため、このあとの議論は、あくまで製品に関するものです、とおことわりして) . . . 本文を読む