傳鐘亭 blog

IdoとEgoの赴くままに……

情報漏洩と婚姻の自由

2007-04-01 02:11:28 | 雑感
海自の秘密情報持ち出し(47NEWS)

あぁーあ。
これでF-22A導入が大幅に遠のいたよ……。(泪目
F-18E/Fやユーロファイターは厳しいよなぁー。
相当妥協してもF-15FX程度に落ち着くと見るべきか。

この問題は自衛官(二等海曹)氏の問題というより以前から指摘されていた自衛隊内に於ける機密情報軽視及び管理体制が杜撰のままで改善されていない事を露呈したことになる。
解りやすく言うと、民間のプライバシーマークやISMS以下だと推定される情報管理で国家・軍事機密を扱っていたと思われるのだから隊員の情報教育レベルの質の低さに驚きを隠せない。
当事者に関しては、幾ら婚姻の自由があるとは言え、仮にも軍人たる者が(潜在的)敵性国家出身者を配偶者にするという不見識には驚かされる。
諸般の事情があるにせよ、上官もこれあることを予想して翻意を促す等の適切な指導をしなかったのか?出来ないなりに中国人配偶者への徹底的身辺調査を実施出来る体制になかったのか不思議ではある。
起きたことは仕方ないので、原因を徹底追求し同様の問題が再発しない体制・法律・内規を構築しつつ被疑者は容疑が固まり次第、現行法の範囲内で可能な限り最も重い処罰を加え自衛官全体に大きな教訓となるように処理して欲しい。

今回特に問題なのは、当事者がアクセスできない機密情報を保持していたことであり自衛隊内に敵国に通じている者が相当数いると考えるべきだろう。
そして、本件は確実に外交問題になりFX導入に関して相当な悪影響が懸念される。
中共からすればイージスシステムの情報は手にはいるし、日本がF-22Aを導入することを妨害、阻止できる公算が高まったと言う意味では完全に連中にしてやられた格好。
今日に至るもインテリジェンスを軽視する風潮が治っていないことが原因とする外交三流国家であることに失望を覚える。

それでも、祖国の明日を守る為に今後は此を教訓して即座に対応を起こさねばならない。
民間でも最近のデンソーの情報漏洩問題も記憶に新しいが、厳密に守られるべき知的財産や軍事・国家機密が経済・軍事的に明確な又は潜在的敵性国家に筒抜け状態であることを再認識し国家機密保持に関する厳格な規定と死刑・終身刑を含む厳格な処罰を実行できる軍法を含む法制化が急がれる。
加えて早々に、国外に対するインテリジェンスを強化する国家保安組織(日本版CIA)を立ち上げ今回のような自体を事前に防ぎ敵国情報を入手できる体制を築くべきだろう。
国内は、公安外事課の陣容を強化(日本版FBI化)し双方の組織が部所横断的な組織として一体化した活動により国民・国家防衛をインテリジェンス方面から担えれば理想である。

そして、全公務員に対しては職員の身辺調査を徹底し国益に反する思想、信条を持つ者、敵性国家出身者を近親者又は配偶者に持つ者を分類し情報アクセス権や指示権限について厳格に分類・制限することによりリスク低減のための事前警戒を怠ってはならない。
本来なら、この辺はカウンターインテリジェンスの基本中の基本なのだが……。

これらの動きに対しては敵性国家から工作資金を受けている民主党・社民党・共産党の様なイデオロギー政党や与党内に浸透している政教分離原則に於ける憲法違反な存在である某宗教政党からの大きな抵抗が予想される。
しかし、彼らは人権や自由を振りかざし、祖国を敵国に売り国民の安全を脅かし財産・資源を搾取しようとする存在がある事が明確であり。
彼らに対しても無制限に自由や権利認めることは国家・民族的自殺行為であると心得よ。
そして本当の敵である彼らは何時もにやけた顔をして味方面してやってくる。
特に協調すべきは、組織・団体・政党・国家名に「民主」「肛冥(隠語)」を冠する連中が最も悪質であり彼らの政策・行動は常に民主主義を冒涜する自由の敵であり、隙あらば我々の財産を搾取し、生命害する存在であり彼らとの党争に勝利しない限り祖国に明るい未来は来ないと覚悟すべし。


今年は選挙の多い年である。
民主主義国家に於いて国家が疲弊、堕落するときは各種議員や自治体首長を選挙で投票で択できる有権者自らの選択が集約された結果であることを自覚して投票してください。
その結果については、有権者の選択が政治に反映されていると心得、投票した(投票棄権を選択をした人も)自らの選択に結果責任があることを自覚して欲しい。


民主主義を生かし育てるのも残虐な方法で殺すのも、我々国民一人一人の選択と自覚である。