3月14日(日)
今週末は、風邪をひいてることもあり、ガチャガチャした番組を見ないで、朝からBSを点けっぱなしで過ごすことに。そして今朝も9時からBSを点け薬を飲む為にパンを無理矢理食べていたら、BS世界のドキュメンタリーが始まり、その番組に釘付けになってしまった。 BS世界のドキュメンタリー「プリズン・ドッグ~僕に生きる力をくれた犬~」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「犬と暮らす刑務所」がアメリカにある。プリズン・ドッグという取り組みで、罪を犯し、心まですさんでしまった受刑者に、犬との交流を通じて更生してほしいという願いから始まった。受刑者は3か月間、犬の世話を任され、しつけをしていく。その体験を通して、次第に失っていた人間らしい感情を取り戻していく受刑者たち。オレゴン州マクラーレン青少年刑務所を舞台に、犬とのふれあいの中で立ち直っていく若者たちの姿を追う。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 捨てられた犬と罪を犯して服役中の青年達… 暴力事件ばかり起こしていた青年が、このプログラムに長年参加し、数頭の犬を育て上げ(送り出し)ていく過程で、穏やかな人格になり、将来の夢を語り始める(母親も息子の変わりぶりに涙)。 過失致死で懲役15年の刑に服してる青年は、それまで明るく人気があったのに、事件後すっかり自信をなくし(家族も苦悩)、人とのコミュニケーションが取れなくなっていたが、犬とのふれ合いで少しずつ周りの人間とも話せるようになり、3ヶ月後にはすっかり明るさを取り戻す。 …と、受刑者(青年)毎の犬とのふれ合い(しつけの様子)をカメラが追い、3ヶ月後に引き取り手に犬を送り出すまでを見せてくれ… 罪を悔い、何か(誰か)の為につくすことに懸命な青年達の… それぞれの日々の心の動きが伝わり、自然に涙が出てきた。
番組の最後に受刑者が全員集められ、引き取られて行った犬達の家族から送られたビデオレターを見るシーンがあり、受刑者達の嬉しそうな笑顔(寂しくもあり誇らしくもあり…)が印象的だった。 犬を引き取った家族達が、皆、受刑者個人の名前を言い感謝の言葉を言っていた。 これが「再犯率ゼロを記録した青少年刑務所」になった理由なんだなぁ... と納得。 この番組は以前後半をちょっと見たことがあったけど、最初から見たのは初めて。 最初から見れてよかった… BS1は、数年前からヤンキースの試合後ずっと点けっぱなしにしてることが多く、よく見てる方だと思う。でもNHKのドキュメンタリー系は、イラク等の紛争地帯とか貧困地域とか、環境・貧困・格差・社会問題等の特集が多くて、そーゆー系はあんま見ないから(見ても"大変そう・かわいそう"ってことで終わる気がするから)、今日のような"泣ける(心温まる)ドキュメンタリー"をどんどん再放送したらいいのに… とちょっと思った。 ※動物と人間モノは鉄板だから、どこでやっても同じかもしれないけど… アンコール放送というのがあるので、興味のある人はリクエストを出してみては…? …というより、実は自分がもう一度見たいからリクエスト出してみようと思う(^-^) |