-------前回の続き-------
(さあ、二階へ戻って、カンの中身を確かめなきゃ。)
また、得体の知れない魔物が出ると困るので、静恵は走って二階部屋に向かった。
階段を駆け上がり、二階のドアを開け、テーブルの上に置いてあるカンを取った。
そして、古いために錆び付いている缶切りを上手く使って、なんとか開けることが出来た。
(わあ、これ、ピストルじゃないの。)
そうなのだ。カンから出てきたのは、小さいピストルだった。
たぶん、ここに住んでいた学者が、護身用に使っていたのだろう。
しかし、それほどまでに、この館は危険なのだろうか。静恵は、そこまでは考える余裕はなかった。
(とにかく、持っておこうかな。使った事なんて一度もないけど、無いよりは安心だから・・・。 それと、もう一度この部屋を、くまなく探してみなきゃ。)
静恵は、もう一度部屋の隅まで探し回ったが、やはり気になる様な物は出てこなかった。
(仕方ないわ。やっぱり、あの寝室のベッドにあった鍵が、何かに関係してそうだから、もう一度行ってみるしかないようね。そうだ、このピストルは、あの魔物に効果はあるのかしら? よ~し、いちかばちか、やってみよう。)
人間というのは、武器を持つと気が大きくなるようで、この静恵も例外ではなかった。
この状態では、武器の一つでもなければ、行動は無理であろう。
(さあ、あの部屋に行くわ。がんばるのよ静恵!!)
自分に気合いを入れ、一階へ向かう静恵だったが、果たして、ピストルは使い物になるのか。
また、あの鍵は重要なアイテムなのか、それはこれから、静恵が答えを出してくれるだろう。
-------次回へ続く-------
(さあ、二階へ戻って、カンの中身を確かめなきゃ。)
また、得体の知れない魔物が出ると困るので、静恵は走って二階部屋に向かった。
階段を駆け上がり、二階のドアを開け、テーブルの上に置いてあるカンを取った。
そして、古いために錆び付いている缶切りを上手く使って、なんとか開けることが出来た。
(わあ、これ、ピストルじゃないの。)
そうなのだ。カンから出てきたのは、小さいピストルだった。
たぶん、ここに住んでいた学者が、護身用に使っていたのだろう。
しかし、それほどまでに、この館は危険なのだろうか。静恵は、そこまでは考える余裕はなかった。
(とにかく、持っておこうかな。使った事なんて一度もないけど、無いよりは安心だから・・・。 それと、もう一度この部屋を、くまなく探してみなきゃ。)
静恵は、もう一度部屋の隅まで探し回ったが、やはり気になる様な物は出てこなかった。
(仕方ないわ。やっぱり、あの寝室のベッドにあった鍵が、何かに関係してそうだから、もう一度行ってみるしかないようね。そうだ、このピストルは、あの魔物に効果はあるのかしら? よ~し、いちかばちか、やってみよう。)
人間というのは、武器を持つと気が大きくなるようで、この静恵も例外ではなかった。
この状態では、武器の一つでもなければ、行動は無理であろう。
(さあ、あの部屋に行くわ。がんばるのよ静恵!!)
自分に気合いを入れ、一階へ向かう静恵だったが、果たして、ピストルは使い物になるのか。
また、あの鍵は重要なアイテムなのか、それはこれから、静恵が答えを出してくれるだろう。
-------次回へ続く-------