Deeps World

自作音楽、CG、その他いろいろな話題♪
日記と関係ない画像を掲載する事もあります^^;
*更新は不定期です*

祟られ村(たたられ村)第十五話

2008-03-18 18:35:08 | 祟られ村(たたられ村)自作小説
-------前回の続き-------

静恵は鍵を取ろうと、ベッドに近づいた。しかしその時・・・

(きゃあ~~っ!!!)

ベッドの上あたりに、恐ろしい顔の仮面が現れたのだ!!

(あああっ・・・)

静恵は、恐怖のあまり身体が硬直したように動かなくなり、その仮面を見入ってしまった。
よく見ると、大きく裂けた口の様なものがあり、そこから赤い液体が、静恵に向かって飛び散ってきた。

(ああ、どうにかしなきゃ・・)

幸いにも、ドアまで距離がなかったので、なんとか重くなった身体を動かして、ドアの外に逃げのびた。
得体の知れぬものは、廊下までは追いかけてくることはない様で、静恵は救われた。

(あれは何だったの?この館はどうなってるの?ああ、武が心配だわ。
もしあの子がすでにこの館に入っているとしたら、ああ、どうしよう・・・。
でも、あの鍵が大切な物だということは分かったわ。なにしろ、あんな魔物が守っているのだから。
とにかく、あと一部屋残ってるから、根性出して入ってみなきゃ。)

静恵は、恐怖に襲われていたが、それよりも愛する弟「武」の事が気がかりだったのだ。
早く見つけなくては、さっきの魔物などにやられてしまうかも知れない。

恐怖を押し殺して、最後の部屋のドアを開けた。
やはりオートロックは解除されていたが、さっきのこともあり、逆にそれが恐ろしい気がした。

(今度は、何もでてきませんように・・・)

願いがかなったのか、部屋に入っても先ほどの様な魔物は出てこなかった。

(いまのうちに、色々探してみなくちゃ。)

この部屋は、キッチンのようだ。
流し台、ガス台、レンジなどがあり、流し台に付いている蛍光灯が、明るく照らしている。
使われていなかった割には、きれいに掃除が行き届いている方だ。
昔は、これほどの設備は無かったはずなので、近年に揃えたのだろうか・・・。

静恵は、ガス台の下に付いている、開き戸を開けてみた。

(あっ、これは・・・)

そこから出てきたのは、古くはあるが、缶切りに違いはない。

(これで、二階部屋にあったカンを、開けてみることが出来るわ。)

静恵は嬉しさのあまり、さっきの恐怖など吹き飛んでしまった。やっといつもの静恵に戻ったようだ。

(さあ、二階へ戻って、カンの中身を確かめなきゃ。)

また、得体の知れない魔物が出ると困るので、静恵は走って二階部屋に向かった。

-------次回へ続く-------

セカンドライフ、Linden Xploder を思う。

2008-03-16 12:34:57 | ネットゲーム、セカンドライフのお話♪
昨日と今日は少し暇な時間があったので、
久しぶりにセカンドライフへログインしてみました。

以前から、利用者の数人といろいろな話をしているのですが、
最近は、Linden Xploderをまるで賭け事のように考えている人が多くなり、
かなり多くの分配をもらっても、全く寄付をしない人もいるらしいです。

セカンドライフはゲームでしょうから、誰がどうしようと、他人が言うことではないと思いますが、
それにしても、みんなで楽しくやろうという気持ちが薄れている気がしてなりません。
特に、良いキャンプ場が見つからない場合など、
Linden Xploderの分配に助けられている人もいるかと思いますから、
自分がかなり多く分配されたら、少しは他の人のために寄付をしてあげるのが優しさと思います。

それと、Linden Xploderは、たまにバグって、分配が支払われないことがありますけど、
それに関して寄付者にクレームするのもやめた方がいいと思います。
もしクレームするなら、そこのオーナーさんにして欲しいです。
(かなり前から利用してる人は、バグがあることも判っていて、あまりクレームしないのですが、
最近始めた人はその事を知らず、クレームする場合があるようです)

人それぞれ色々な考えがあると思いますし、私の話が正しい訳ではないでしょうから、
単に個人的な思いとしてお読み下されば幸いです。m(_ _)m

yahooアドレスのスパムメール。

2008-03-16 12:09:34 | Weblog
最近、yahooアドレスのアダルトサイトメールが多いですね。
繰り返し何度も送ってくるし、かなりしつこいです^^;

現在は、メーラーのスパムフォルダに溜まっているのを削除しているので、
それほど面倒な作業ではないのですが、
できればプロバイダーに送られた時点で受け取り拒否したいため、プロバイダーサイトのメール設定を変えようと思ったら、
なんと! 拒否設定などは別料金を取られると書いてありました。

私が利用しているプロバイダーは、yahooと同系列のプロバイダーなんですよ。
現状、yahooアドレスのスパムメールが非常に多いというのに、
そのスパムメールを拒否するのに有料とは...^^;
まったく困ったものです。

祟られ村(たたられ村)第十四話

2008-03-15 14:47:19 | 祟られ村(たたられ村)自作小説
-------前回の続き-------

(たぶん、下の階のドアだわ。 遠いから、開いた音が聞こえないんだわ。この部屋には他に探す所もなさそうだから、もう一度下に降りてみましょう。)

静恵はそう思うと、すぐさま一階へ向かった。

カンヅメのことなど忘れてしまったようで、テーブルの上に置きっぱなしにしていた。
もし缶切りが見つかったら、ここまで戻って来なければならないのだ。
でも、そこまで考える余裕は、今の静恵には無かったようだ。

とにかく一階へ降りてみようと、また階段に戻って一階へ向かった静恵だが、
なぜか気持ちのどこかに不安が残っていた。
一階の廊下は、先ほどと全く変わったところはないが、
本当にオートロックなどが開いたのかは、開けてみないことには分からないからだ。

静恵は、とりあえず一番近くにある、左手前のドアの前に立った。
そして、恐る恐るノブを回すと、ドアはすんなりと開いたではないか。

(やはり、二階のスイッチで解除出来たんだわ。)

少しずつドアを開いていく静恵だったが、あまりにあっけなく開いてしまったので、それが逆に少し気になるが。

部屋の中には、古ぼけたステレオと小さなイスがあり、
他にはこれといって、あまり気になるような物はなかった。
ただ一つ気づいたのは、日めくりカレンダーが少しななめになっている事くらいであった。

(几帳面な私は、こういうのはいやだわ。)

静恵はそう思うと、カレンダーの傾きを直そうと、そっとふれてみた。

(あら?何かしらこれは・・・)

なんと、カレンダーの後ろの壁には穴が開いていて、その穴の奥には、鍵穴のようなものがある。

(鍵っていっても、さっき書斎で使った鍵は、その場で折れてしまって使えなくなったし、それに、書斎に戻ろうと思っても、たしかロックが掛かっていて戻れないし、きっと他に鍵があるんだわ。もっと探してみなくちゃ。)

静恵はそう考え、部屋の中をくまなく探したが、鍵などどこにもなかった。

(仕方がないから、他の部屋を探してみようかしら。)

そう考えて、カレンダーのある部屋から出た。

(今度はどこの部屋に行ってみようかしら。あっ、あそこがいいわ。)

静恵は、はす向かいの部屋に向かった。
そしてドアのノブを回してみると、またまたあっけなく開いてしまったので、
なんとなく気が抜けてしまったようだ。

(なんだ、どこもかしこも開いちゃって、これじゃ、探し放題ね。)

中に入ると、そこにはベッドがあり、部屋の奥の角においてあるスタンドから、薄暗いあかりが灯されている。

(あ、ベッドの上に、鍵が置いてあるわ。)

静恵は鍵を取ろうと、ベッドに近づいた。しかしその時・・・

(きゃあ~~っ!!!)

-------次回へ続く-------