新・片づけ術「断捨離」(やましたひでこ著)という本を読んだ。
断捨離にはまった。「だんしゃり」と読む。
もともと
yoshikooが薦めていた本。
なんとなく響きが気に入って、すぐ読みたくなり、
アマゾンではなく書店で購入。
断捨離とは、もともとはヨガの断捨離行法という言葉からきているらしい。
「ものと自分との関係性を問い直す」片づけ術である。
100本以上あるボールペン、買う時は盛り上がる勉強用ノート、
DSがあるので、もう絶対に使わない新しい単語帳、
もったいない、いつか使える・・・・地価の高い家の中には使わないものが
溢れている。でも、それは主語が全部「もの」。
これは、使えるか、使えないかではなく、主語を「自分」にして、
私は、これを使うか、使わないか?で考えようと提唱している。
そして、時間軸にも注目。
自分が過去使った懐かしきもの(勿論それを見てパワーが貰えるなら持ち続けるべきだ)、
自分が未来に使うかもしれない、まだ使えるものは、「捨」である。
フォーカスするのは、「今」。
今の自分が使うか使わないかが基準である。
そこまで行くとものを「断」という事をしたくなる。
モノは自分が望まなくても、おまけだ3個で○○円だと増えて行くから、
ここで「断」を意識するのは非常に重要なのだ。
最終的に、入ってくるものを断つ事ができる。
モノが主体の生活から「離」できる事ができる。
そうやって自分と物との関係性を見直すと、自分の周りがすっきりして、
気が流れて人生も好転するというのが、少々乱暴なこの断捨離の要約である。
読んでいきなり、自分の部屋と子供部屋のクローゼットを断捨離して、
24Lゴミ袋6袋を捨てた。
翌日仕事関連の書類やデスク周りのもので2袋。
クローゼットの中からは、昨年買った新しいコートの一世代前の
カシミヤのロングコート(高かったけど、袖口の毛が全部こすれて抜けている)
や水産営業部時代の会社名と名前の入ったマイナス対応のジャンパー(
勿論きていない)などが大量にでてきた。
その他、10年間一度も使っていないシーツ類。(折り目が変色)
上の段からは、IYでたしか1000円だった巨大な鉄鍋。(結局うちでは、
ダッチオーブンしか使わなかった)
子供の低学年の時のピアニカ、繋ぐの音の出る子供のミニオルガン。
結婚した時に、だんなと私の共通の取引先だった人から貰ったミッキーの壁掛け時計。
そのだんなの取引先には一度訪問した時、ローゼンタールの花瓶2万円を
お土産に持って行ったのに、結婚のお祝いがビックカメラで1000円ぐらいで
売っているものだったのに激怒した記憶がある。
いや~すごいすごい。
嫌な想いでを封印し、懐かしいものは、突っ込み、
クローゼットがいっぱいなので、そこらへんにものを出しっぱなしに
して、私は生活していたのだ。
ミッキーの壁掛け時計を捨てた時、本当に呪いから解放された気持ちがした。
勿論、まだまだ部屋の中には、仕事のパンフレットを入れた段ボールが
(クローゼットの中の大きなつづら2箱も研修テキストや資料なのに)
置きっぱなしで、あるから完璧とは言えないが、クローゼットを開けると
さわやかな空気の流れを感じるようになった。
この勢いで、自分の周りの空気の流れを変える事ができたら
幸せである。
尚、私は幼稚園のころから、お気に入りのタオルケットがないとよく眠れず、
ベットにはタオルケットが常時2枚置いてあった。
(普通小学生ぐらいでお気に入りのタオルケットなんかなくても眠れるようになる
らしいが・・・・40才の時、子育て番組でタオルを離さない子供の相談をするお母さん
にカウンセラーが「大丈夫ですよ、お母さん。20歳になってタオル持って歩く子
いないでしょう!」というのを聞いて、嘘だ!いるはずだ!と思ったことがある。)
その2枚のうちの1枚ゴミ袋に入れたら、
子供がすぐ発見して「お母さん、バンバン(タオルケットの名前)捨てちゃうの!!!」
と大騒ぎして引きずり出し、自分で使うと言ってくれた。
早速洗濯して柔軟仕上げ剤でフカフカにした。
昨夜ベッドをのぞいたら、首の周りに暖かそうに蒔かれていた。
ちょっと嬉しかったりした。
ちなみに本は、このやましたひでこの教えを守り断捨離した川畑のぶこの
「断捨離のすすめ」という本もある、両方読んでみが本家本元の方がさすが、
断捨離のセミナーのインストラクターだけあって、具体的事例も面白くお勧め。
なぜ断捨離なのかをきっちり理解する事ができる。