今日は仕事がいつもより早い目に終わったので、ゆっくりとクラシックを聴いている。
というか、普段から自室ではクラシックを流していることが多い。
古楽から現代音楽まで、クラシックに限っても「なんでもこい」状態である。
まあ、私にとっては、クラシックもこの世で最も刺激的な音楽の一つなのですよ。
さて、いま聴いているのは、ロジャー・ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるマーラー・チクルスの三枚目。第5番です。
今回もヴィブラートなしの快速演奏。
マーラーなど本来巨大オーケストラのぶ厚い音響で奏でられる音楽の場合、ビブラートをしないと音の厚みがこれだけ減るのかとなおさら驚く。
スカスカと感じる人も多いだろう。
しかし、それだけ各楽器の音がクリアーに聞こえるので、新しい発見が随所にあるのが刺激的。
それに、分裂症丸出しのようなこの曲が、一本筋の通ったタイトなものとしてまとめ上げられていて、それだけでもすごいことだと思うなあ。
(なお、この音像のクリアーさ加減は、楽器の配置が現在のスタンダードと異なっているのも一因だろう。また、録音も非常によい。)
個人的には、良く言えばゴージャスで悪く言えばぶよぶよとした音響よりも、タイトですっきりとした音響の方が好みなので、そもそもピリオド・アプローチは大好き。
音楽の設計図というかレントゲン図みたいなのが透けて見えるのが好きだし。
だから、当盤も大いに楽しめたクチです。
宣伝のネタになっている、繊細なれど淡々と進む第4楽章「アダージェット」もよかったが、テンポチェンジが激しく推進力に富む第5楽章がやたらにおもしろかった。
でも、耽美的でドロドロしたマーラー、もしくはドラマティックなマーラーにこだわりがある人には苦しいだろうな。
そういう人にとってのマーラーを聴く醍醐味が本当にない演奏と言えるからね。
でも、一つの音楽をある固まったイメージの中に閉じこめてしまうというのには、個人的には反対。
ノリントンのような、既存の音楽に新たな角度から光を当てて、今まで気づかなかった面を提示してくれる音楽家というのは本当に刺激的でいいと思うし、またそういったものがなければ、音楽は進歩しないと思うからだ。
安全パイだけでは新しいものが生まれないのは、ロックもクラシックも同じ。
いや、すべての音楽に共通するのかも。
まあ、意気込みだけで内容が伴わないのは、それはそれでキツいけどね…。
やっと仕事納め…と思ったら、喉の調子が変。
熱が出る前触れのよう。
仕事の休みのときにうまく体調を壊す私はえらい?
まあ、しばしゆっくりするとしよう。
というか、普段から自室ではクラシックを流していることが多い。
古楽から現代音楽まで、クラシックに限っても「なんでもこい」状態である。
まあ、私にとっては、クラシックもこの世で最も刺激的な音楽の一つなのですよ。
さて、いま聴いているのは、ロジャー・ノリントン&シュトゥットガルト放送響によるマーラー・チクルスの三枚目。第5番です。
今回もヴィブラートなしの快速演奏。
マーラーなど本来巨大オーケストラのぶ厚い音響で奏でられる音楽の場合、ビブラートをしないと音の厚みがこれだけ減るのかとなおさら驚く。
スカスカと感じる人も多いだろう。
しかし、それだけ各楽器の音がクリアーに聞こえるので、新しい発見が随所にあるのが刺激的。
それに、分裂症丸出しのようなこの曲が、一本筋の通ったタイトなものとしてまとめ上げられていて、それだけでもすごいことだと思うなあ。
(なお、この音像のクリアーさ加減は、楽器の配置が現在のスタンダードと異なっているのも一因だろう。また、録音も非常によい。)
個人的には、良く言えばゴージャスで悪く言えばぶよぶよとした音響よりも、タイトですっきりとした音響の方が好みなので、そもそもピリオド・アプローチは大好き。
音楽の設計図というかレントゲン図みたいなのが透けて見えるのが好きだし。
だから、当盤も大いに楽しめたクチです。
宣伝のネタになっている、繊細なれど淡々と進む第4楽章「アダージェット」もよかったが、テンポチェンジが激しく推進力に富む第5楽章がやたらにおもしろかった。
でも、耽美的でドロドロしたマーラー、もしくはドラマティックなマーラーにこだわりがある人には苦しいだろうな。
そういう人にとってのマーラーを聴く醍醐味が本当にない演奏と言えるからね。
でも、一つの音楽をある固まったイメージの中に閉じこめてしまうというのには、個人的には反対。
ノリントンのような、既存の音楽に新たな角度から光を当てて、今まで気づかなかった面を提示してくれる音楽家というのは本当に刺激的でいいと思うし、またそういったものがなければ、音楽は進歩しないと思うからだ。
安全パイだけでは新しいものが生まれないのは、ロックもクラシックも同じ。
いや、すべての音楽に共通するのかも。
まあ、意気込みだけで内容が伴わないのは、それはそれでキツいけどね…。
やっと仕事納め…と思ったら、喉の調子が変。
熱が出る前触れのよう。
仕事の休みのときにうまく体調を壊す私はえらい?
まあ、しばしゆっくりするとしよう。