DAWN BREAKER weblog~from Dusk till Dawnbreak~

ジャンル不問の音楽にまつわる独白集。
いわば「音楽百物語」。

AMORPHIS「ECLIPSE」

2007-01-15 04:19:37 | CD
AMORPHIS、大好き。
どのアルバムも好き。

とにかく、4th「TOUNELA」以降、メロデスじゃなくなったとか、プログレっぽくなっただとか言われて、人気が落ちた。
ジャンルの(狭い)枠からはみ出ると、とたんに興味をなくすのは日本のリスナーの悪いクセだ。

日本のファンの中では地味な存在となっている4th「TOUNELA」も5th「AM UNIVERSUM」も、個人的には大好きなアルバムだ。
いずれもロックの伝統に根差した深みのある作品であり、メロデスじゃないからと言って敬遠しだした人たちの音楽観は理解できない。

6th「FAR FROM THE SUN」では以前のスタイルに戻ったとも言われたが、それでも再ブレイクというわけにはいかなかった。
勿論、トラッド色の強い良質のメロディが炸裂するこのアルバムも私は大好きだ。
一曲目とかすごいやん。
でも、これもメロデスという狭い概念ではくくれないアルバムだろ?

まあ、AMORPHISは当初からメロデスの枠には収まりきらないバンドだったけどね。
スウェーデンのバンドなんかとは明らかにスタイルを異にしていたし、個性的だった。
2nd「TALES OF THE THOUSAND LAKES」を初めて聴いたときの強烈なインパクトと「なんじゃこりゃ?」という妙な違和感はいまだに記憶に鮮明に残っている。
こういうバンドが出てくるのがフィンランドなんだなあ。

で、昨年出た7th「ECLIPSE」。
ゴシックやテクノの要素も導入し、ややモダンなサウンド作りなれど、前作とのギャップはなく、すばらしい作品。
(テクノの要素は3rdにも散見するし目新しい訳ではない。)
相変わらずメロディもいいし、カッコいいロックアルバムだ。
①②⑦は特にすばらしい!
Voが替わったらしいが、この点でも違和感ないし、よく合っているVoだと思うよ。
今もi Podに入っているけど、こういう何回も聴けるアルバムって、最近ホントにないんだよなあ…。

AMORPHISと言えば、3rd「ELEGY」のときの初来日公演が忘れられない。
やや青臭いパフォーマンスだったものの、充実した楽しいライブだった。
私もまだ20代の半ばだった…いい思い出だ。
再び見ることは可能なのか??


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