久々の更新なのに、音楽の話ではありません。
今年の「このミス」や「本ミス」が刊行されました。
それにあやかって(?)、私のベスト6を書かせていただきます。
①東野圭吾『赤い指』
うますぎるし、あこぎすぎるが、でも感動してしまう。
個人的には、『容疑者X』よりも好み。
②今邑彩『いつもの朝に』
いつものような端正なトリックはないが、代わりに感動が端正な文章で綴られる。
今邑彩、大好き。なんでもっと評価されないのだろう?
③三津田信三「厭魅の如き憑くもの」
ホラーと本格ミステリの融合ということだが、どちらの要素についても一級品。
全編にわたる恐怖表現とその緊張感、最終章での推理の波状攻撃には脱帽。
④伊坂幸太郎『終末のフール』
正直、『ラッシュライフ』以外はイマイチ好きになれなかったが、これはよかった。
大きな仕掛けないが、この題材を扱う小説の中では際だって内容が充実している。
⑤広川純『一応の推定』
新人作品の中ではベスト(おっさんらしいが)。
地味なテーマを手堅くまとめているが、グイグイ引き込まれる。
⑥貫井徳郎『愚行録』
恩田陸『Q&A』に似た趣向だが、こちらにはオチがある。
読むとゲンナリする人もいるかも知れないが、個人的には純粋に楽しめた。
海外作(あまり読んでないから一作だけ)
・カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
静謐な文章を読み進めるにつれて、不思議な世界の恐ろしい正体が見えてくる。
非常にうまい訳文だったが、原文でも読みたくなった。
今年の「このミス」や「本ミス」が刊行されました。
それにあやかって(?)、私のベスト6を書かせていただきます。
①東野圭吾『赤い指』
うますぎるし、あこぎすぎるが、でも感動してしまう。
個人的には、『容疑者X』よりも好み。
②今邑彩『いつもの朝に』
いつものような端正なトリックはないが、代わりに感動が端正な文章で綴られる。
今邑彩、大好き。なんでもっと評価されないのだろう?
③三津田信三「厭魅の如き憑くもの」
ホラーと本格ミステリの融合ということだが、どちらの要素についても一級品。
全編にわたる恐怖表現とその緊張感、最終章での推理の波状攻撃には脱帽。
④伊坂幸太郎『終末のフール』
正直、『ラッシュライフ』以外はイマイチ好きになれなかったが、これはよかった。
大きな仕掛けないが、この題材を扱う小説の中では際だって内容が充実している。
⑤広川純『一応の推定』
新人作品の中ではベスト(おっさんらしいが)。
地味なテーマを手堅くまとめているが、グイグイ引き込まれる。
⑥貫井徳郎『愚行録』
恩田陸『Q&A』に似た趣向だが、こちらにはオチがある。
読むとゲンナリする人もいるかも知れないが、個人的には純粋に楽しめた。
海外作(あまり読んでないから一作だけ)
・カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
静謐な文章を読み進めるにつれて、不思議な世界の恐ろしい正体が見えてくる。
非常にうまい訳文だったが、原文でも読みたくなった。