Harold Melvin and The Blue Notes

今回のアフロソウルな話はハロルド・メルヴィン＆ザ・ブルーノーツです。
このアーティストをご存知の方は、アーティスト名を聞いた瞬間に、「 IF YOU DON'T KNOW ME BY NOW～」の歌いだしに続きネーヴァ、ネヴァネヴァてフレーズが頭の中を駆け巡りますよね！！
この曲「IF YOU DON'T KNOW ME BY NOW(邦題・二人の絆)」はTVCMなどで、何度も使われ、恐らく２０代より上では、聞いた事がないって人はいないぐらいの、超有名曲です。
しかしその割に、日本人にアーティスト名が知れわたっていないように思います。

この曲はフィラデルフィア・インターナショナル・レコーズと７２年に契約し、そこで生まれたＨＩＴなんですが、このレーベルはGamble & Huffケニー・ギャンブル＆レオン・ハフのプロデュースチームが設立し、この二人がつくりだすサウンドをフィリー・ソウル、フィラデルフィア・サウンドなどよばれていました。
ちなみにフィリーを代表するグループには「オージェイズ」がいます。

私は個人的に、６０年代はソウル、７０年代はファンク、８０年代はディスコのイメージが強いのです。しかしこのフェリー・サウンドも７０年代を代表するサウンドになりますね。

このサウンドはストリングスが入るのが特徴的なんです。どちらかといえば上品なサウンドに、太くけれどきれいめなコーラスにのって、出てくるリードボーカルのテディ・ペンダーグラスの声は、しゃがれた声で、歌いかたもネットリとしています。普通相性が悪そうにおもうのですが、にも関わらず、さわやかに上品にまとまっています。
そして、なぜかこれが涙腺が緩むような歌なんですよ

７５年のWake Up Everybodyも私は大好きな曲なんです。ソウルミュージックをマービン・ゲイやスティービー・ワンダーなどモータウンのアーティスト位しか聞かないリスナーの人に是非１度は聞いてみて欲しい作品ですよきっとそれをきっかけに更にいろいろなソウルのアーティストに興味が湧くんじゃないですかね？

ちなみにリーダーのハロルドメルヴィンは９７年に亡くなられて、現在Harold　Melvin's Blue Notesとして活動中。昨年も来日公演をされてます

最後ですが、グループ名の頭にメインボーカルじゃなく、リーダーが来るコーラスグループて、「内山田洋とクール・ファイブ」を連想しますよね？
ちなみにクールファイブの方がＨＩＴしたのは先です。
Harold Melvin's Blue Notes Official Web Site.
Harold Melvin & The Blue Notes　ＨＭＶ
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