オリンパス、ソニーと資本提携へ パナソニックは撤退

2012-06-22 15:23:08 | 日記

 オリンパスはソニーとの資本提携に向け最終調整に入る。ソニーとともに資本・業務提携交渉を進めてきたパナソニックが、交渉から撤退する方針を固めたためだ。オリンパスは近くソニーに独占交渉権を与え、詰めの交渉に入るとみられる。
 オリンパス側は20日にあったパナソニックとの交渉で、500億円の出資受け入れと、デジカメ事業での具体的な提携条件などを示した。パナソニックが社内で検討した結果、オリンパスが示す「将来の追加出資を認めない」などの条件を受け入れられないと判断。「出資が十数%に限定されては、期待しただけの提携効果が得られない」という結論に達したという。
 オリンパスは一連の損失隠し問題の影響で2012年3月末の自己資本比率が4.6%まで落ち込んでいる。ソニーは500億円規模の出資で、内視鏡の世界シェア7割のオリンパスの筆頭株主となる見通し。オリンパスはソニーとの協業で内視鏡技術の向上や、赤字のデジカメ事業の収益改善を目指すことになる。


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