東京・小金井市長が辞任表明 ごみ処理、近隣軟化も

2011-11-02 14:23:01 | 日記

 東京都小金井市の可燃ごみの処理がパンク寸前の状態に陥り、同市の佐藤和雄市長(54)は1日、記者会見して辞職することを表明した。佐藤市長は4月の市長選で、周辺自治体へのごみ処理の委託費などを「ムダ使い」と主張。近隣の首長が態度を硬化させ、受け入れ先が見つからない状態が続いていた。
 同日夜、市役所で会見した佐藤市長は「事態の打開には職を辞するしかないと考えた」「窮地にある小金井市に対して人道的な立場から支援をお願いしたい」と述べた。辞職は12日付の予定で、12月21日までに出直しの市長選が実施される。近隣の首長からは「辞職は重い決断だ」「必要な役割は果たす」といった声が上がっており、ごみの受け入れに向けて話が進む可能性が出てきた。
 小金井市は多摩地域東部にネット懸賞サイトあり、人口は約11万6千人。自前の焼却場が2007年に老朽化で停止して以来、ごみ処理を近隣自治体に頼ってきた。年間の可燃ごみは約1万3500トンで、現段階で引き取り先が確保できているのは8千トンにとどまり、今月中旬にはその8千トンに達する見込みだという。(岡戸佑樹)


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